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水野の部屋を見回すと、確かにシンプルに白、グレー、黒で統一されているが、女性にしては色味が少ないと思うだけで、岬の部屋に入った時に感じた異様さとは違う。共同で使うキッチンやリビングがあんなに派手なのに、自分の部屋が黒ばかりとか、祐二にはとても理解出来なかった。
「美乃利ちゃんは彼女の大学時代の友達とか聞いてない?その男の人じゃなくても、高校から一緒の人とかいるんじゃない?」
水野がお茶請けに出したお菓子に手を伸ばしながら訊ねる。
「んー、確かに、いっこ上の先輩で岬先輩と同じ大学に行った人居ました。」
「その人と連絡つく?」
「ちょっと調べてみないと分かりませんが…..。同級生の伝手で聞いてみます」
美乃利は、早速携帯を取り出すと電話帳を眺める。
「僕は動画配信のチャンネルを調べてみます。岬さんもきっと観たりしてたと思うから」
祐二が言うと水野も「そうね」と頷いた。
「ところで、美乃利さんは東京に居る間水野さんの所でお世話になってていいんでしょうか?」
自分の所に泊める訳にはいかず、水野に頼んではみたが、5日間も世話になるのも申し訳ない。一応水野の顔色も窺いつつ、祐二は聞いてみたが、急に思い出したように美乃利はハッとなって水野を見る。
「あ~、それは構わないけど。仕事中はひとりにさせちゃうから、どうしよう」
「私は勝手に先輩の友達探したりしますから。あ、部屋に居ちゃっていいんでしょうか」
「いいわよ。合鍵渡しておくから、自由に使って」
「ありがとうございます」
話がまとまり祐二はホッとした。
「じゃあ、僕は携帯で動画の方をチェックしますから、水野さんもパソコンでチェックしてもらえますか?」
「うん、そうね。...........取り敢えず廃墟とか心霊スポット的なのを検索してみる」
水野はそう云うと、隣の部屋にパソコンを取りに行った。
「私は地元の同級生に連絡してみます」
美乃利もそういって携帯を持つとキッチンに行ってしまう。
祐二は携帯で動画の検索を始めると、意外にそういった関連の作品が多い事に気付いた。世の中には心霊系やオカルトなんかに興味のある人が多いのだと思った。
それを思えば、自分の母の家系もオカルトの部類に入ってしまうのだろうかと、ちょっと複雑な心境。
「結構色々あるわねぇ。.....でも、わざわざこんな場所まで行くなんて、お金がもったいない気がするんだけど。視聴してもらえばお金になるって事?」
水野は半ば呆れながらも次々とチェックしていく。
「今は小学生が将来の夢にあげるくらいですから、こういう配信を仕事にする人は沢山出てくるでしょうね。僕には面倒で無理です」
「私だって。仕事でパソコンに向き合ってる事がストレスなのに、自分で編集とか絶対ムリ」
祐二と水野は、互いの面倒くさがり屋さをアピールしながら画面を検索していく。
「美乃利ちゃんは彼女の大学時代の友達とか聞いてない?その男の人じゃなくても、高校から一緒の人とかいるんじゃない?」
水野がお茶請けに出したお菓子に手を伸ばしながら訊ねる。
「んー、確かに、いっこ上の先輩で岬先輩と同じ大学に行った人居ました。」
「その人と連絡つく?」
「ちょっと調べてみないと分かりませんが…..。同級生の伝手で聞いてみます」
美乃利は、早速携帯を取り出すと電話帳を眺める。
「僕は動画配信のチャンネルを調べてみます。岬さんもきっと観たりしてたと思うから」
祐二が言うと水野も「そうね」と頷いた。
「ところで、美乃利さんは東京に居る間水野さんの所でお世話になってていいんでしょうか?」
自分の所に泊める訳にはいかず、水野に頼んではみたが、5日間も世話になるのも申し訳ない。一応水野の顔色も窺いつつ、祐二は聞いてみたが、急に思い出したように美乃利はハッとなって水野を見る。
「あ~、それは構わないけど。仕事中はひとりにさせちゃうから、どうしよう」
「私は勝手に先輩の友達探したりしますから。あ、部屋に居ちゃっていいんでしょうか」
「いいわよ。合鍵渡しておくから、自由に使って」
「ありがとうございます」
話がまとまり祐二はホッとした。
「じゃあ、僕は携帯で動画の方をチェックしますから、水野さんもパソコンでチェックしてもらえますか?」
「うん、そうね。...........取り敢えず廃墟とか心霊スポット的なのを検索してみる」
水野はそう云うと、隣の部屋にパソコンを取りに行った。
「私は地元の同級生に連絡してみます」
美乃利もそういって携帯を持つとキッチンに行ってしまう。
祐二は携帯で動画の検索を始めると、意外にそういった関連の作品が多い事に気付いた。世の中には心霊系やオカルトなんかに興味のある人が多いのだと思った。
それを思えば、自分の母の家系もオカルトの部類に入ってしまうのだろうかと、ちょっと複雑な心境。
「結構色々あるわねぇ。.....でも、わざわざこんな場所まで行くなんて、お金がもったいない気がするんだけど。視聴してもらえばお金になるって事?」
水野は半ば呆れながらも次々とチェックしていく。
「今は小学生が将来の夢にあげるくらいですから、こういう配信を仕事にする人は沢山出てくるでしょうね。僕には面倒で無理です」
「私だって。仕事でパソコンに向き合ってる事がストレスなのに、自分で編集とか絶対ムリ」
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