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廃墟巡りの相方
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暫く動画を検索していると時間が経ち、壁に掛かった時計を見ると夕方6時近く。祐二は二人に向かって「ちょっとお腹空きませんか?」と訊ねた。
「そうね、ちょっと早いけど夕飯にしましょうか。」
水野が言うと、祐二は「僕が払うんで、ピザとかとりますか?」と提案する。
「うわツ嬉しい。ひとりだと中々頼めないからさ。それに奥村くんの奢りで食べられるなんて」
「今日は佐伯さんに車用意してもらったし、水野さんには宿泊させてもらってるし。せめてもの気持ちですよ」
祐二がちょっと照れながら言うと、「や~、私のせいでなんかすみません。皆さんを巻き込んじゃって」と美乃利が頭を下げた。
「いや、元々僕が美乃利さんを泊められないって言ったからで。水野さんに頼んだのも僕だから」
「そうよ~、美乃利ちゃんは気にしなくていいの。たまには先輩に奢るのもいい事だよ。で、どのピザにする?」
早速携帯でメニューをチェックする水野だった。祐二と美乃利はクスッと笑って水野の携帯を一緒に眺める。
「そういえば、さっき友達に聞いたんですけど、志保先輩が動画配信始めるから登録して欲しいって、友達のお姉さんにメールしてきたって」
ピザを待つ間に、美乃利は携帯のメールを開いて祐二たちに見せると言った。
「どれどれ」と、水野は覗き込んで内容を確認する。
「じゃあ既に配信していたって事?なら、そのチャンネルを観てみれば何かつかめるかも」
水野がパソコンで検索を始めると、確かにそれはあった。チャンネル名は迷宮チャンネルというもの。配信者は顔を出さずに声だけ。しかも、女性と男性の二人の声で会話されている。
三人は画面に釘付けになると、美乃利が「この声、志保先輩です」と小さな声で言った。
画面には、二人が会話しながら歩いて何処かに向かう様子が映されて、足元と懐中電灯に照らされた砂利道が続いていた。しばらくすると、さびれた建物に辿り着く。
「うわっ、ここって廃墟病院?............前にテレビ番組でやってたところだ」
美乃利が言うと、祐二たちは食い入るように見つめる。
中はいたる所にラクガキがあって、他にも色々な人が入っていた形跡があった。そこに岬と男性は入っている。
先に進んで行くと、幽霊でも出そうな部屋が沢山あって、説明しながら踏み入れては怖がったりする内容。よくある話といえばそうだった。
「このチャンネルにコメント入れてみようよ。あ、ダイレクトメールで岬さんの事訊いてみるとか」
水野が言うと、美乃利が「それ、いいですね」と手をパチンと叩く。一同、顔を見合うと少しホッとした表情になり、ほんの少し光が見えた気がした。
「そうね、ちょっと早いけど夕飯にしましょうか。」
水野が言うと、祐二は「僕が払うんで、ピザとかとりますか?」と提案する。
「うわツ嬉しい。ひとりだと中々頼めないからさ。それに奥村くんの奢りで食べられるなんて」
「今日は佐伯さんに車用意してもらったし、水野さんには宿泊させてもらってるし。せめてもの気持ちですよ」
祐二がちょっと照れながら言うと、「や~、私のせいでなんかすみません。皆さんを巻き込んじゃって」と美乃利が頭を下げた。
「いや、元々僕が美乃利さんを泊められないって言ったからで。水野さんに頼んだのも僕だから」
「そうよ~、美乃利ちゃんは気にしなくていいの。たまには先輩に奢るのもいい事だよ。で、どのピザにする?」
早速携帯でメニューをチェックする水野だった。祐二と美乃利はクスッと笑って水野の携帯を一緒に眺める。
「そういえば、さっき友達に聞いたんですけど、志保先輩が動画配信始めるから登録して欲しいって、友達のお姉さんにメールしてきたって」
ピザを待つ間に、美乃利は携帯のメールを開いて祐二たちに見せると言った。
「どれどれ」と、水野は覗き込んで内容を確認する。
「じゃあ既に配信していたって事?なら、そのチャンネルを観てみれば何かつかめるかも」
水野がパソコンで検索を始めると、確かにそれはあった。チャンネル名は迷宮チャンネルというもの。配信者は顔を出さずに声だけ。しかも、女性と男性の二人の声で会話されている。
三人は画面に釘付けになると、美乃利が「この声、志保先輩です」と小さな声で言った。
画面には、二人が会話しながら歩いて何処かに向かう様子が映されて、足元と懐中電灯に照らされた砂利道が続いていた。しばらくすると、さびれた建物に辿り着く。
「うわっ、ここって廃墟病院?............前にテレビ番組でやってたところだ」
美乃利が言うと、祐二たちは食い入るように見つめる。
中はいたる所にラクガキがあって、他にも色々な人が入っていた形跡があった。そこに岬と男性は入っている。
先に進んで行くと、幽霊でも出そうな部屋が沢山あって、説明しながら踏み入れては怖がったりする内容。よくある話といえばそうだった。
「このチャンネルにコメント入れてみようよ。あ、ダイレクトメールで岬さんの事訊いてみるとか」
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