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【緊急事態(15)】アベノ(×4)・ウイルス⇔化け物×モンスター妖怪⇔超・かわいい?
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「やめろ。やめてくれ」
倉橋が言った。
目の前で、それなりに好感度が高かった少女が、あっさり、【化け物】に変わってしまう気がして、怖くて、ぶるぶる震えていた。ぶるぶる。
(ホラーは、小説や漫画なら好きだが、現実の世界で本当に怖いのはダメ)
倉橋は周囲を見回した。
非常灯がついているため、倉橋の周囲が、明瞭に見えていた。見えすぎるくらいだった。見え見えである。
その時、
「おーい、でてこーい」
下の方から、声が聞こえた。
「おーい、でてこーい」「おーいでてこーい」
別の声が、それに続く。
声は、どんどん増えていくようだ。どんどん、どんどん、どんどこどん。
「あれは?」
倉橋が聞いた。
また、見たことも聞いたことも無い【新たな恐怖のドラマ】の種子が、どんどん増殖して行く気がして、怖くて、ぶるぶる震えていた。ぶるぶる。
「アレ、環境保護団体のメンバー。仲間たち」
少女が答えた。
少女は、まだ、ガスマスクを外していない。
「もしかして、君は? あの気が強くって、若さだけで世界中の首脳らに、平気で喧嘩を売っている……」
倉橋が、声を上げる。
それ以上、言葉が続かなかった。
「正解」
少女がゲラゲラと笑った。
「わたしは、日本を変える為に来たの。ここから、世界を変える為に……」
少女は流ちょうな日本語で言った。
――案の定、少女は、環境保護団体のリーダー「G」らしい。少女は、世界を変える為に、自分のルックスも声も、ましてや国籍までも変えてしまったのだろうか? 何のメリットがあるのだろう?
倉橋が言った。
目の前で、それなりに好感度が高かった少女が、あっさり、【化け物】に変わってしまう気がして、怖くて、ぶるぶる震えていた。ぶるぶる。
(ホラーは、小説や漫画なら好きだが、現実の世界で本当に怖いのはダメ)
倉橋は周囲を見回した。
非常灯がついているため、倉橋の周囲が、明瞭に見えていた。見えすぎるくらいだった。見え見えである。
その時、
「おーい、でてこーい」
下の方から、声が聞こえた。
「おーい、でてこーい」「おーいでてこーい」
別の声が、それに続く。
声は、どんどん増えていくようだ。どんどん、どんどん、どんどこどん。
「あれは?」
倉橋が聞いた。
また、見たことも聞いたことも無い【新たな恐怖のドラマ】の種子が、どんどん増殖して行く気がして、怖くて、ぶるぶる震えていた。ぶるぶる。
「アレ、環境保護団体のメンバー。仲間たち」
少女が答えた。
少女は、まだ、ガスマスクを外していない。
「もしかして、君は? あの気が強くって、若さだけで世界中の首脳らに、平気で喧嘩を売っている……」
倉橋が、声を上げる。
それ以上、言葉が続かなかった。
「正解」
少女がゲラゲラと笑った。
「わたしは、日本を変える為に来たの。ここから、世界を変える為に……」
少女は流ちょうな日本語で言った。
――案の定、少女は、環境保護団体のリーダー「G」らしい。少女は、世界を変える為に、自分のルックスも声も、ましてや国籍までも変えてしまったのだろうか? 何のメリットがあるのだろう?
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