やる気が出る3つの DADA

Jack Seisex

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【緊急事態(20)】アベノ(×8)・ウイルス⇔少女Gの告白♡⇔兄貴、兄貴、どこ行ったののの?

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「環境保護が、悪いと言ってるわけではない」
 倉橋が言い訳をした。
 やはり、この少女は手ごわい。単なる【かわいい】だけの夢見る少女では、あれほどのムーブメントを世界に起こしたり、国籍不明の手下どもを、はるばる【日の丸の国】まで連れてきたりはできないだろう。相当なカリスマ性と、口ゲンカの強さと、異様なほどの行動力が無ければ、ダメだ。
 すると、
「いいの」
 少女が言った。
 少女は少しさみしそうだった。何か告白する時の表情になっている。
「いいって?」
「うん。いまさら、環境保護について、誉めてくれなくても…十分、傷ついたから……アナタのせいで」
 少女は泣き出した。
「ごめんよ」
 倉橋が詫びた。
 倉橋は(泣いているところも、かわいい)と思った。

「実はね。あのムーブメントの発端って……そもそも嘘っぱちなのよ」
 少女の告白が始まった。
「嘘っぱち?」
「うん。私、学校サボっただけなの、本当は」
 少女が小声で言った。
 小声なのは、真下にいる手下どもへの配慮らしい。
「サボっただけって」
「……あの日、ママと喧嘩して、やけになって(学校なんてやめてやる)って言って、私、家を飛び出したの」
「へえ」
「その時、たまたま、背中のリュックに、両親が【動物保護団体】のデモで使ったプラカードが入っていたの」
「動物保護団体に、デモなんてあるの?」
「うん。ビーガンのママとパパが、たまに参加している」
 少女が頷く。
 
「じゃあ、そのプラカード持って、議会の前に座ってたってのは?」
 倉橋が聞く。
 あの有名なエピソードのことだ。
「……家出して歩き疲れて、路肩に座って休んでたの。そこが、たまたま議会の前だった。で、プラカードを黙って眺めてたら。ニュ―ヨークポストの記者が話しかけてきたの。写真まで撮られちゃってさ。私、その記者にやたらと誉められちゃって。それで、私、後戻りできなくなったの、それが真相なの」
 少女が、語リ終えた。
 少女は、ようやく背中の重い荷物を降ろしたという感じだった。

「じゃあ、環境保護活動自体が、フェイクニュースなの? もしかして、有名なりたいだけなのアナタ?」
 倉橋が聞いた。
「いえ。環境保護が重要だと思ってるのは本当。ゴキブリホイホイが嫌いっていうのも本当」
 少女Gが、ゲラゲラ笑った。

 つまるところ、そもそもの発端だけが違っていて、主義主張や押しの強い性格などは全く変わらないということか。
 ――じゃあ、そんなの告白でも何でもないじゃん。
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