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~【NEW・緊急事態宣言】発動下の日々(39)~
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「あれって、Doラエモンじゃないのか?」
倉橋は、(肖像権に配慮して)言った。
倉橋が、馬乗りになったまま【犬吉】のメタリックなボディを、ピシピシと平手で叩きながら「頑張れ、頑張れ、もっとスピードを上げろっ」と励ましている状況である。
『そうそう、あれは国民的人気キャラクター、Doラエモンだ、ワン』
犬吉も、(肖像権に配慮して)吠えた。
犬吉のスピードが上がる毎に、Doラエモンが近づいてくる。
倉橋は、Noびたくんや、Jaイアンなんかが、楽しそうに笑っている場面を思い出して、涙が出そうになった。
(ああ、少年の頃の思い出って、懐かしくていいなぁ。でも、どうして当時は、小中高と学校超嫌いだったのに、大人になると美化するみたいに、学校の校舎とか校歌や、学園ドラマに惹かれてしまうのだろう? 特に、女子校の制服マニアってわけでもないのに……)
倉橋は、様々な思いを巡らせた。
その時、想像を絶するほど【奇怪なこと】が起こった。
嘘だろ。いや、嘘じゃないみたい。
「ダ、ダ、ダ、ダ、ダ」
発砲音が聞こえた。
――電子銃を撃っているのは、みんな大好きなはずの【Doラエモン】である。あの、かわいくてツルツルした丸っこい手に、5G次元ポケットから出した電子銃をくっつけて、倉橋の頭部を執拗に狙い撃ちしているのだ。
「どういうことだ?」
倉橋が声を上げた。
倉橋は頭部を下げて、犬吉の背中に【ヤモリ】みたいにへばりついている。
『あれ、兄弟だ』
「兄弟?」
『うん。D・ナミックス社で、作られたらしいが、さっきの【カワウソロボット】と一緒で、殺人プログラミングされているみたいだ』
「本当か?」
『超リアルだ、ワン』
「逃げろ、逃げろ、逃げろっ!」
倉橋は、反撃する気も失せて怒鳴った。
ここで、Doラエモンに殺害されたら、一生後悔するに決まっているもの――嫌だよ、そんな人生なんて
倉橋らは、走り続けていた、ルルップ、ルルルップ、ルルルル
そのうち、
『倉橋氏、最近、文章の文字数が増えたね、無駄な模写も多いし』
犬吉が嫌味を言ってくる。
犬吉は、倉橋を乗せたまま、Doラエモンを捲こうと全力疾走で【第一ターミナル】のロビーを移動している。
「うん。この前も言ったけど、【HHKB】のキーボード使い始めたからね。キーボードを、そのままスマホに繋いで文章を書いているんだ。マイッたな、犬吉くん。ははは……相変わらず、なまら率直な意見を言うなぁ、めんこいなぁ(←北海道弁で)」
倉橋は笑った。
(うるせーな、犬のクセに)
早く餓死しろ。
―――そろそろ、電池切れだったはずだろ、イヌ。
倉橋は、(肖像権に配慮して)言った。
倉橋が、馬乗りになったまま【犬吉】のメタリックなボディを、ピシピシと平手で叩きながら「頑張れ、頑張れ、もっとスピードを上げろっ」と励ましている状況である。
『そうそう、あれは国民的人気キャラクター、Doラエモンだ、ワン』
犬吉も、(肖像権に配慮して)吠えた。
犬吉のスピードが上がる毎に、Doラエモンが近づいてくる。
倉橋は、Noびたくんや、Jaイアンなんかが、楽しそうに笑っている場面を思い出して、涙が出そうになった。
(ああ、少年の頃の思い出って、懐かしくていいなぁ。でも、どうして当時は、小中高と学校超嫌いだったのに、大人になると美化するみたいに、学校の校舎とか校歌や、学園ドラマに惹かれてしまうのだろう? 特に、女子校の制服マニアってわけでもないのに……)
倉橋は、様々な思いを巡らせた。
その時、想像を絶するほど【奇怪なこと】が起こった。
嘘だろ。いや、嘘じゃないみたい。
「ダ、ダ、ダ、ダ、ダ」
発砲音が聞こえた。
――電子銃を撃っているのは、みんな大好きなはずの【Doラエモン】である。あの、かわいくてツルツルした丸っこい手に、5G次元ポケットから出した電子銃をくっつけて、倉橋の頭部を執拗に狙い撃ちしているのだ。
「どういうことだ?」
倉橋が声を上げた。
倉橋は頭部を下げて、犬吉の背中に【ヤモリ】みたいにへばりついている。
『あれ、兄弟だ』
「兄弟?」
『うん。D・ナミックス社で、作られたらしいが、さっきの【カワウソロボット】と一緒で、殺人プログラミングされているみたいだ』
「本当か?」
『超リアルだ、ワン』
「逃げろ、逃げろ、逃げろっ!」
倉橋は、反撃する気も失せて怒鳴った。
ここで、Doラエモンに殺害されたら、一生後悔するに決まっているもの――嫌だよ、そんな人生なんて
倉橋らは、走り続けていた、ルルップ、ルルルップ、ルルルル
そのうち、
『倉橋氏、最近、文章の文字数が増えたね、無駄な模写も多いし』
犬吉が嫌味を言ってくる。
犬吉は、倉橋を乗せたまま、Doラエモンを捲こうと全力疾走で【第一ターミナル】のロビーを移動している。
「うん。この前も言ったけど、【HHKB】のキーボード使い始めたからね。キーボードを、そのままスマホに繋いで文章を書いているんだ。マイッたな、犬吉くん。ははは……相変わらず、なまら率直な意見を言うなぁ、めんこいなぁ(←北海道弁で)」
倉橋は笑った。
(うるせーな、犬のクセに)
早く餓死しろ。
―――そろそろ、電池切れだったはずだろ、イヌ。
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