やる気が出る3つの DADA

Jack Seisex

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~【緊急事態宣言】解除後の超・長閑(のどか)じゃない日常(4)~

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『ダ、ダ、ダ、ダ、ダ、ダ』
 また銃声よ。
【カワウソ】ロボットの勢いは、増しているようだ。
 最初は【デタラメ】に撃っている印象だった彼らの【電子銃】の腕も徐々に精度が上がってきているようだ。
(さすが、犬吉と同じ【D・ナミックス社】製で、性能が良いなあ)

 おいおい。褒めてる場合じゃない。殺されるゾ。
 
 それに、
『キュウ、キュウ、ゲコ、ゲコ』
『キュウ、キュウ、ゲコ、ゲコ』
『キュウ、キュウ、ゲコ、ゲコ』
 もはや、展望デッキは、【オオカワウソ】たちの溜まり場のようになってしまっている。
 集まってきた【カワウソ】たちは、数十体に及んでいる。もう、ちゃんと数えられないほど増えてるんだ。

 すると、
『……く、倉橋氏イイ、バタンキューゥ、グルルゥ……』
 犬吉は明らかに、衰えてきている。
(やべーよ、やべーよ)
 倉橋は、キョロキョロとターミナルを見回した。 
(いくら【HHKB】のキーボード使っても、この窮地を脱するストーリー展開なんて無理だ)

「パン、パン、パン、パン」
 倉橋が応戦する。
 ガラス張りのエレベーターを背に、勝ち目のない【撃ち合い】を続けている始末だった。
(やれやれ)
 倉橋の電子銃も、さらに【アナログ感】が抜けなかった。全く頼りにならない。
 プロレスラーのジャーイアントゥ・バーバでも、苦戦しそうな2メートル近くある巨体の【ドーブツ】の集団を前にして、成すすべもなかった。

(冗談はやめろよ。カラダが魚臭いだけでも、もう勘弁って感じなんだからさ)
 倉橋は、下の階を覗いた。 
 ガラス越しの一つ下の階に【ドゥラエモン】が、いた。ドゥラエモンは、よりによって、電子銃で倉橋に【狙い】を定めているのだった。

「おい、犬吉」
 倉橋は呼び掛けた。
『バタンキューゥ、グルルゥ』
 犬吉は弱々しい。 
「D・ナミックス社ってドゥラエモン作る時、オリジナルと設定変えるのか?」
『いや。設定は同じだワン。ただ、凶暴な【殺人プログラミング】がされているだけだよ、グルル。だから、【タケコゥプター】を人殺しのために使ったりするんだ、ワン。持ってるアイテムも基本的に同じだよ』 

「タ、タ、タケコゥプターで人を殺すのかっ?」
 倉橋は叫んでいた。
 
 こえーよ。
 倉橋は、血まみれのタケコゥプターを想像した。ドゥラエモンは、相変わらず一つ下の階から、【こっち】を狙っている。
「あ!」
 倉橋は呟いた。
 その時、倉橋の脳裏に、すんごい【アイデア】が生まれていたんだ。

 このアイデアで、生き残れるかもしれないぞ、いぬ。
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