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第一章 婚約破棄からの逃亡
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きらびやかなホールに、美しく着飾った少年少女たち。そんな彼らはホールの中央で起こっているイベントを楽しんでいる。ホールの中央には6人の男性と彼らを侍らすように真ん中に立つ一人の愛らしい少女と・・・・・・今にも泣きだしそうな表情の少女がいた。
+++++
「エリシア・ヴァルテス、貴様との婚約を破棄させてもらう!」
豪奢な金髪と深い青の瞳の少年―――王太子レオンハルト・クレメンスが目の前の少女を指さす。
「・・・・・・へ?」
目の前の少女は目を丸くして驚く。―――そう、この少女こそ、私、エリシア・ヴァルテスである!ここはとある王立学園のホールだよ。現在ここでは卒業記念パーティーが行われておりまーす。今日は卒業式だったんですよ。私も今年で卒業でした。で、この学園では卒業式の後はパーティーがあるんですね。このパーティー、ドレスコート必須なんだけど、なんと、ドレスや装飾品を貸し出してもらえるんですね。エリシア、 感 激 !
え?なぜそんなにハイテンションで実況中継してるのかって?まあ、こうなることはわかっていたからね。
なぜわかっていたか?それはそれ、私が転生者だからだよ!詳しいことは置いといて・・・・・・ここからが私の演技力の見せ所さ☆
「なぜっ・・・・・・何故なのですかレオンハルト様!」
私がそう問いかけると、王子はうっとりとした顔で答えてきました。
「私は真実の愛を見つけたんだ。」
・・・・・・皆さん聞きましたか、 真 実 の 愛 だそうですよ。
笑いをこらえるのが大変なんですけど。誰か、 助 け て 。この王子を止めてくれ。
笑いをこらえるために顔をしかめて唇をかんでいたら、王子は私が泣くのではないかと勘違いしたらしく。
王子は、自分の後ろ……ほかの少年に守られるように囲まれていた少女を紹介しだした。
「彼女はアリス・ヒロイック。私は彼女と結婚する。」
王子がそう言うと周りがざわついた。そりゃそうだ。彼が王太子になることができたのは、私が彼の婚約者となり、わが家が彼の後ろ盾になったからで。
この王子、そのことを分かっていないのかね。まあ、分かってないからこんなこと言いだしたんだよね。おい王子!のろけばなししてるときじゃねえだろ!周りの人たちみんな唖然としてるよ!
まあ、お馬鹿な王子のことは置いといて。
「そう・・・・・・ですか。では、わたくしは失礼させていただきます。」
私はホールから出ていった。私が出ていくのを止める人はいなかった。むしろ私の姿をさりげなく隠して逃がしてくれる人多数。王子と取り巻きとアリス嬢は私の姿に気づいてない。私はイケメンの少年にエスコートされてホールから出ていったんだけど・・・・・・うん、何が何だかさっぱりわからん。とりあえず、このイケメン少年に話を聞いてみた。
話をまとめると・・・・・・
・この学園の生徒たちはもともと王子とその取り巻き達、そしてアリス嬢のことは気に入らなかった
・そこに学園のアイドルだった私に王子が濡れ衣着せて婚約破棄を実行
・結果、王子たちは生徒たちの怒りを買った
・生徒たちは私を逃がすことに成功
・現在に至る
ということらしい。いろいろツッコミたいことがあるけど、とりあえずお礼を言いたい。あの場にいた我が後輩や同級生たちに。イケメン少年は、私に付けられた説明役だったようです。私はここまでエスコートしてくれたイケメン少年にお礼を言って、寮にある自分の部屋に行く。自分が学園のアイドルであったことを考えていたら部屋に到着。置手紙を書いて、比較的動きやすい地味なひざ丈のワンピースに着替えて、あらかじめ用意しておいた荷物を持って出発。うむ、満月がいい具合に光を出してるから道に迷うことはないね。
目指すはわが愛しの賢者様の家!
こうして私は、学園から姿を消したのだった。
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「エリシア・ヴァルテス、貴様との婚約を破棄させてもらう!」
豪奢な金髪と深い青の瞳の少年―――王太子レオンハルト・クレメンスが目の前の少女を指さす。
「・・・・・・へ?」
目の前の少女は目を丸くして驚く。―――そう、この少女こそ、私、エリシア・ヴァルテスである!ここはとある王立学園のホールだよ。現在ここでは卒業記念パーティーが行われておりまーす。今日は卒業式だったんですよ。私も今年で卒業でした。で、この学園では卒業式の後はパーティーがあるんですね。このパーティー、ドレスコート必須なんだけど、なんと、ドレスや装飾品を貸し出してもらえるんですね。エリシア、 感 激 !
え?なぜそんなにハイテンションで実況中継してるのかって?まあ、こうなることはわかっていたからね。
なぜわかっていたか?それはそれ、私が転生者だからだよ!詳しいことは置いといて・・・・・・ここからが私の演技力の見せ所さ☆
「なぜっ・・・・・・何故なのですかレオンハルト様!」
私がそう問いかけると、王子はうっとりとした顔で答えてきました。
「私は真実の愛を見つけたんだ。」
・・・・・・皆さん聞きましたか、 真 実 の 愛 だそうですよ。
笑いをこらえるのが大変なんですけど。誰か、 助 け て 。この王子を止めてくれ。
笑いをこらえるために顔をしかめて唇をかんでいたら、王子は私が泣くのではないかと勘違いしたらしく。
王子は、自分の後ろ……ほかの少年に守られるように囲まれていた少女を紹介しだした。
「彼女はアリス・ヒロイック。私は彼女と結婚する。」
王子がそう言うと周りがざわついた。そりゃそうだ。彼が王太子になることができたのは、私が彼の婚約者となり、わが家が彼の後ろ盾になったからで。
この王子、そのことを分かっていないのかね。まあ、分かってないからこんなこと言いだしたんだよね。おい王子!のろけばなししてるときじゃねえだろ!周りの人たちみんな唖然としてるよ!
まあ、お馬鹿な王子のことは置いといて。
「そう・・・・・・ですか。では、わたくしは失礼させていただきます。」
私はホールから出ていった。私が出ていくのを止める人はいなかった。むしろ私の姿をさりげなく隠して逃がしてくれる人多数。王子と取り巻きとアリス嬢は私の姿に気づいてない。私はイケメンの少年にエスコートされてホールから出ていったんだけど・・・・・・うん、何が何だかさっぱりわからん。とりあえず、このイケメン少年に話を聞いてみた。
話をまとめると・・・・・・
・この学園の生徒たちはもともと王子とその取り巻き達、そしてアリス嬢のことは気に入らなかった
・そこに学園のアイドルだった私に王子が濡れ衣着せて婚約破棄を実行
・結果、王子たちは生徒たちの怒りを買った
・生徒たちは私を逃がすことに成功
・現在に至る
ということらしい。いろいろツッコミたいことがあるけど、とりあえずお礼を言いたい。あの場にいた我が後輩や同級生たちに。イケメン少年は、私に付けられた説明役だったようです。私はここまでエスコートしてくれたイケメン少年にお礼を言って、寮にある自分の部屋に行く。自分が学園のアイドルであったことを考えていたら部屋に到着。置手紙を書いて、比較的動きやすい地味なひざ丈のワンピースに着替えて、あらかじめ用意しておいた荷物を持って出発。うむ、満月がいい具合に光を出してるから道に迷うことはないね。
目指すはわが愛しの賢者様の家!
こうして私は、学園から姿を消したのだった。
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