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第一章 婚約破棄からの逃亡
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私の名前は、エリシア・ヴァルテス。ヴァルテス公爵家の長女です。かくかくしかじかで、婚約者だった王子に婚約破棄されまして・・・・・・。学園から抜け出して旅に出ようと思い、手取り早くここ、迷いの森にやって来ました。歳は14。趣味は読書。どうぞよろしくお願いします。
++++++
「・・・・・・ヴァルテス公爵家の、ちょうじょ・・・・・・」
と、いうわけで。私の自己紹介をしました。その後のレイン様の反応。
私がヴァルテス家の娘ってことにすごく驚いてる。
うん、森でイノシシに襲われて死にそうになってたところを助け、その後弟子にした女の子が、まさか、公爵家の、しかも、ヴァルテス家の子だとは思わないよね。というか、そもそも貴族の子が森にいるとは思はないよね。
「・・・とりあえずわかった。」
「はい!聞きたいことがあれば後で聞きますので、レイン様の自己紹介をしてほしいです。」
「うん、ちょっと待ってね。頭の中、整理するから。」
そういって、ぶつぶつつぶやきだしたレイン様。・・・・・・髪切るの忘れてた。レイン様、貞〇みたいになってるよ、髪が白いからホワイト貞〇。
「・・・・・・じゃ、僕の自己紹介をするよ。僕の名前は、レイン・クライシス。クライシス公爵家次男。この森に住んでるのは、修行のため。この家は父が用意してくれたんだ。時々、僕の家族がこの家に来るよ。歳は、君と同じ14だから敬語じゃなくていいよ。様も外してほしい。君に教えられることはがんばって教えるよ。よろしく。」
へぇ~、レイン・クライシスっていうんだ。
ん?
レイン・クライシス?
「あぁーーーーー!!」
「っ!?な、何?」
そうだ、思い出した!!
レイン様の顔、どっかで見たことあると思ったら・・・・・・。
乙女ゲームの隠しキャラ、賢者レイン・クライシス!!
そうだ、そうだよ!
私、最萌な賢者様に出会うためにこの森に来たのに、それを忘れてレイン様に弟子入りしてた!!
・・・・・・ま、まぁ、その賢者がレイン様だったんだし、結果オーライだよね!
「・・・・・・なんでもありま・・・何でもないよ。」
「そう?何か聞きたいことがあれば聞いてね?」
「・・・・・・レイン様。」
「様は外してほしいんだけど、なぁに?」
「とりあえず、髪、切らせて。」
++++++
「髪切ったの、いつぶりかな。すごくさっぱりした。」
そう言って鏡に映る自分をまじまじと見るレイン様。床には、大量の髪が散らばっていて、背後には鋏を手に持つ私。
やり切った。正直に言おう、大変だった。
自分で言い出したことだから最後までやったけど。
現在のレイン様はあの天使なお顔ときれいな赤眼がばっちり見える状態。肩につかない程度の長さに切って、前髪は少し長めにしてやぼったく見えないようにすいて、おかっぱに見えないように髪を整えて。
そして生まれ変わった今のレイン様。
尊い。
「エリシア、ありがと。」
ふにゃっとした感じの笑みを浮かべてレイン様が私にお礼を言う。
かっ、か~わ~い~い~!
み、皆さん。天使がっ!天使が私の目の前に!!
そんな狂喜乱舞な内心を押し隠し私はレイン様に「どういたしまして」とかえした。
その笑顔を見ることができただけで十分幸せです。心のカメラでめっちゃ取りまくって保存します、ハイ。
「僕はちょっと、お風呂入ってくるよ。切った髪が服の中まで入り込んでるから、洗い流してくる。その間、エリシアは好きにしてていいよ。」
「じゃあ、私は、自分の部屋で荷物の整理をしてるよ。」
「部屋までの行き方はわかる?」
「ばっちり覚えてるから大丈夫だよ!」
「そう、じゃあまたあとで。」
では、私も部屋に戻ってすこし、情報の整理でもしましょうか。
++++++
「・・・・・・ヴァルテス公爵家の、ちょうじょ・・・・・・」
と、いうわけで。私の自己紹介をしました。その後のレイン様の反応。
私がヴァルテス家の娘ってことにすごく驚いてる。
うん、森でイノシシに襲われて死にそうになってたところを助け、その後弟子にした女の子が、まさか、公爵家の、しかも、ヴァルテス家の子だとは思わないよね。というか、そもそも貴族の子が森にいるとは思はないよね。
「・・・とりあえずわかった。」
「はい!聞きたいことがあれば後で聞きますので、レイン様の自己紹介をしてほしいです。」
「うん、ちょっと待ってね。頭の中、整理するから。」
そういって、ぶつぶつつぶやきだしたレイン様。・・・・・・髪切るの忘れてた。レイン様、貞〇みたいになってるよ、髪が白いからホワイト貞〇。
「・・・・・・じゃ、僕の自己紹介をするよ。僕の名前は、レイン・クライシス。クライシス公爵家次男。この森に住んでるのは、修行のため。この家は父が用意してくれたんだ。時々、僕の家族がこの家に来るよ。歳は、君と同じ14だから敬語じゃなくていいよ。様も外してほしい。君に教えられることはがんばって教えるよ。よろしく。」
へぇ~、レイン・クライシスっていうんだ。
ん?
レイン・クライシス?
「あぁーーーーー!!」
「っ!?な、何?」
そうだ、思い出した!!
レイン様の顔、どっかで見たことあると思ったら・・・・・・。
乙女ゲームの隠しキャラ、賢者レイン・クライシス!!
そうだ、そうだよ!
私、最萌な賢者様に出会うためにこの森に来たのに、それを忘れてレイン様に弟子入りしてた!!
・・・・・・ま、まぁ、その賢者がレイン様だったんだし、結果オーライだよね!
「・・・・・・なんでもありま・・・何でもないよ。」
「そう?何か聞きたいことがあれば聞いてね?」
「・・・・・・レイン様。」
「様は外してほしいんだけど、なぁに?」
「とりあえず、髪、切らせて。」
++++++
「髪切ったの、いつぶりかな。すごくさっぱりした。」
そう言って鏡に映る自分をまじまじと見るレイン様。床には、大量の髪が散らばっていて、背後には鋏を手に持つ私。
やり切った。正直に言おう、大変だった。
自分で言い出したことだから最後までやったけど。
現在のレイン様はあの天使なお顔ときれいな赤眼がばっちり見える状態。肩につかない程度の長さに切って、前髪は少し長めにしてやぼったく見えないようにすいて、おかっぱに見えないように髪を整えて。
そして生まれ変わった今のレイン様。
尊い。
「エリシア、ありがと。」
ふにゃっとした感じの笑みを浮かべてレイン様が私にお礼を言う。
かっ、か~わ~い~い~!
み、皆さん。天使がっ!天使が私の目の前に!!
そんな狂喜乱舞な内心を押し隠し私はレイン様に「どういたしまして」とかえした。
その笑顔を見ることができただけで十分幸せです。心のカメラでめっちゃ取りまくって保存します、ハイ。
「僕はちょっと、お風呂入ってくるよ。切った髪が服の中まで入り込んでるから、洗い流してくる。その間、エリシアは好きにしてていいよ。」
「じゃあ、私は、自分の部屋で荷物の整理をしてるよ。」
「部屋までの行き方はわかる?」
「ばっちり覚えてるから大丈夫だよ!」
「そう、じゃあまたあとで。」
では、私も部屋に戻ってすこし、情報の整理でもしましょうか。
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