37 / 79
そして悲しき少女の魂は解放される
しおりを挟む
王国の地下へと続く階段は闇に埋め尽くされている。
その闇を切り裂く様に、雷撃が階下に向けて光を通した。
「今のうちです!」
レイバンの言葉を合図に、蒼き刃へと色を変えた剣を振りかざして俺は階段を駆け降りる。直ぐにヴィクトリア先生とルカ……そして合流したベネット。さらに何故か、セシルが後を付いて下りてくる。
「この先は本体がいる。命の保証は出来ないぞ?」
「お前に出来て、俺に出来ない事なんか無い!」
どうもセシルはムキになっているようだった。
上官である先生にまで、意地を張って付いて行くと言い張ったのだから。
地下に下りると途端に闇が凄い速度で晴れていった。
いや、晴れたのではない。一つに纏まっていくのだ。先生の魔法が、大きな顔の形を見せ始めた闇に向かって放たれたが、それは闇に飲まれ消滅した。
「なに!中位魔法が食われた!?」
「先生、気を付けてください!あぁなると半端な魔法は効きません」
レイチェルの怨念から、黒い波動が俺達全体に向けて放出された。それを目の前で二つに割ったのは、意外にもベネットの水魔法だった。
「彼女の力は『死』そのものです!私の回復系の水魔法が有効です。でも何回も防げないので、早めに何とかしてください」
レイチェルの怨念が威力を増した闇の風を吹き荒らす。
その力は途轍もないモノだった。全員が吹き飛ばされ壁に叩きつけられる。正直、戦うなら生前のレイチェルの方がかなり楽に倒せたと思う。
先生の話では、どうやら闇の魔法と呼ばれる力だろうとの事だ。とにかく、奥に進まないと宝玉の間に行けない。
誰が何の魔法を放っても、魔法剣で切り裂こうと。
その怨念の大きさは通り過ぎる事を許してくれないばかりか、俺達を試す様に少しずつその力を大きくしていく。
悲しげな咆哮をあげ、闇の風を振りかざし続けた。
「ルカ。これを持って宝玉の間へ行け。そして、中の宝玉を割るんだ。俺がコイツを引き付ける。
先生、レイバンさん、ベネット。あと、セシルも!ルカを闇から護って宝玉の間までの道を作ってくれ」
「ちょっと、ルシアン。あなた一人ではムリよ!」
「貴殿の強さは分かっているが、無謀だ!」
「大丈夫だ。ルカが早く水晶を割れば済む話だ。レイバンさん。俺の剣に雷魔法をお願いします。見た所、一番効果がありそうでしたので」
レイバンは覚悟を決めたようで、俺の剣に雷魔法を封じ込めて『直ぐに終わらせる』と一言告げた。
俺は不安そうな顔のルカにウインクをかます。
『大丈夫だ』っという意味を込めて。そしてやってから後悔した。
(あー。ダサい。これ最高にダサいわ)
だが、ルカは微笑んだ。そして宝玉の間へと駆け出した。
先生やレイバンは、その道を切り開く様に闇を払う。
それを見て俺は、直ぐにレイチェルの怨霊に向かって突っ込んでいった。とにかく何度も怨念を切り裂いた。
その度に怨念は四散するだけだが。さらにそれを細かく切り裂く。
その速度は、剣が見えなくなり光の残像だけが大きな円を描いているかの様に見える。
「ルシアン!俺も加勢するぞ!」
それはセシルだった。
何てバカな奴なのだろうか。レイチェルの怨念はその闇全て。俺の相手をしながらでも他を攻撃出来る。
だからこそ、ルカに多くの護衛をつけたというのに。セシル程度の見習い魔法士が自分の身を守れるわけがないのだ。
「バカ!何をしてるんだ、セシル!」
直ぐにセシルは闇の風に囲まれた。
俺は更に剣撃の速度を上げた。自分の闇を振り払いながらセシルの闇も払う。
レイチェルと俺の攻防は長く続いた。
魔法ならば消耗戦でとっくに闇に飲まれていただろう。セシルが正にそれで、微力ながら魔法で援護していたが既に彼の精神力は切れた。
俺は剣。いまだにセシルを守りながら、無限に襲いかかる闇と戦っていた。
だが俺は判断を誤った事に気付く。
セシルの魔力が残ってるうちに、剣に魔法をかけてもらうべきだったのだ。
俺の魔鉱石の剣は徐々にその光を失ってきた。
「クソッ!これまでか……」
今まで簡単に払えていた闇が、剣に纏わり付くように感じる。
重い――――
まるで土を斬っているかの様な感覚だった。
やがて闇の風が俺やセシルの身体を切り刻み出した。
まるでミキサーで粉々に砕かれる果物の様に、少しずつ闇に自分の血液を吸いとられていく感覚が襲う。
貧血を起こしているのか、意識は薄れていった。
しかし、その風は突然収まった――――
闇は少しずつ光のシャボン玉の様に変化し、浮かんでは消えていく。
その幻想的な光の中に俺はレイチェルの姿を見た。
それは、穏やかな笑顔だった。
(ルカ…………よくやった)
◇◇◇
俺は、そこそこ豪華なベットの上で目を覚ました。
どうやら助かったようだ。全身に傷は無いし、貧血のようなクラクラする感覚も無い。
唯一、右腕に痺れるような感覚があり首を少し回して見てみると。手首の上にルカの頭が乗っている。
その為、血流が悪くなっているのだろう。コイツのせいで俺は悪夢を見ていたのか……と、そんな風に考えた。
「ルシアン!目が覚めたのね、良かったぁぁ!あのまま闇に飲まれて死んだかと思ったよ!」
ビクッと突然起き上がったルカが、大騒ぎする。
どうやら夢ではなかったようだ。
「助かって直ぐ、お前に血を止められて殺されたらシャレになんねーよ」
「はぁ!?バカなの?ここは、そういう言葉言う場面じゃないでしょ。心配してずっと側にいた女の子に感謝の場面よ!」
(目覚めていきなり怒られるって……俺の存在は何なんだよ)
ルカの言いたい事は分かるが、今までそんな場面に遭遇した事のない俺は感謝の言葉すら出なかった。
ドラマやらアニメの主人公ってスゴいなぁ……と思うのだ。いざこうなると、何が起きていたのかすら分からなくなる。
今さらになって、ルカが俺の心配をしてくれた事が凄く嬉しかった。だが、照れ臭くてやはり感謝の言葉は出ない。
「起きましたか、ルシアン殿。国王陛下が玉座の間にてお待ちです。落ち着いたらでよいので顔を出してください」
(国王陛下……あぁ。そう言えばここは城だった)
俺は、急に胃が痛くなってきた。
その闇を切り裂く様に、雷撃が階下に向けて光を通した。
「今のうちです!」
レイバンの言葉を合図に、蒼き刃へと色を変えた剣を振りかざして俺は階段を駆け降りる。直ぐにヴィクトリア先生とルカ……そして合流したベネット。さらに何故か、セシルが後を付いて下りてくる。
「この先は本体がいる。命の保証は出来ないぞ?」
「お前に出来て、俺に出来ない事なんか無い!」
どうもセシルはムキになっているようだった。
上官である先生にまで、意地を張って付いて行くと言い張ったのだから。
地下に下りると途端に闇が凄い速度で晴れていった。
いや、晴れたのではない。一つに纏まっていくのだ。先生の魔法が、大きな顔の形を見せ始めた闇に向かって放たれたが、それは闇に飲まれ消滅した。
「なに!中位魔法が食われた!?」
「先生、気を付けてください!あぁなると半端な魔法は効きません」
レイチェルの怨念から、黒い波動が俺達全体に向けて放出された。それを目の前で二つに割ったのは、意外にもベネットの水魔法だった。
「彼女の力は『死』そのものです!私の回復系の水魔法が有効です。でも何回も防げないので、早めに何とかしてください」
レイチェルの怨念が威力を増した闇の風を吹き荒らす。
その力は途轍もないモノだった。全員が吹き飛ばされ壁に叩きつけられる。正直、戦うなら生前のレイチェルの方がかなり楽に倒せたと思う。
先生の話では、どうやら闇の魔法と呼ばれる力だろうとの事だ。とにかく、奥に進まないと宝玉の間に行けない。
誰が何の魔法を放っても、魔法剣で切り裂こうと。
その怨念の大きさは通り過ぎる事を許してくれないばかりか、俺達を試す様に少しずつその力を大きくしていく。
悲しげな咆哮をあげ、闇の風を振りかざし続けた。
「ルカ。これを持って宝玉の間へ行け。そして、中の宝玉を割るんだ。俺がコイツを引き付ける。
先生、レイバンさん、ベネット。あと、セシルも!ルカを闇から護って宝玉の間までの道を作ってくれ」
「ちょっと、ルシアン。あなた一人ではムリよ!」
「貴殿の強さは分かっているが、無謀だ!」
「大丈夫だ。ルカが早く水晶を割れば済む話だ。レイバンさん。俺の剣に雷魔法をお願いします。見た所、一番効果がありそうでしたので」
レイバンは覚悟を決めたようで、俺の剣に雷魔法を封じ込めて『直ぐに終わらせる』と一言告げた。
俺は不安そうな顔のルカにウインクをかます。
『大丈夫だ』っという意味を込めて。そしてやってから後悔した。
(あー。ダサい。これ最高にダサいわ)
だが、ルカは微笑んだ。そして宝玉の間へと駆け出した。
先生やレイバンは、その道を切り開く様に闇を払う。
それを見て俺は、直ぐにレイチェルの怨霊に向かって突っ込んでいった。とにかく何度も怨念を切り裂いた。
その度に怨念は四散するだけだが。さらにそれを細かく切り裂く。
その速度は、剣が見えなくなり光の残像だけが大きな円を描いているかの様に見える。
「ルシアン!俺も加勢するぞ!」
それはセシルだった。
何てバカな奴なのだろうか。レイチェルの怨念はその闇全て。俺の相手をしながらでも他を攻撃出来る。
だからこそ、ルカに多くの護衛をつけたというのに。セシル程度の見習い魔法士が自分の身を守れるわけがないのだ。
「バカ!何をしてるんだ、セシル!」
直ぐにセシルは闇の風に囲まれた。
俺は更に剣撃の速度を上げた。自分の闇を振り払いながらセシルの闇も払う。
レイチェルと俺の攻防は長く続いた。
魔法ならば消耗戦でとっくに闇に飲まれていただろう。セシルが正にそれで、微力ながら魔法で援護していたが既に彼の精神力は切れた。
俺は剣。いまだにセシルを守りながら、無限に襲いかかる闇と戦っていた。
だが俺は判断を誤った事に気付く。
セシルの魔力が残ってるうちに、剣に魔法をかけてもらうべきだったのだ。
俺の魔鉱石の剣は徐々にその光を失ってきた。
「クソッ!これまでか……」
今まで簡単に払えていた闇が、剣に纏わり付くように感じる。
重い――――
まるで土を斬っているかの様な感覚だった。
やがて闇の風が俺やセシルの身体を切り刻み出した。
まるでミキサーで粉々に砕かれる果物の様に、少しずつ闇に自分の血液を吸いとられていく感覚が襲う。
貧血を起こしているのか、意識は薄れていった。
しかし、その風は突然収まった――――
闇は少しずつ光のシャボン玉の様に変化し、浮かんでは消えていく。
その幻想的な光の中に俺はレイチェルの姿を見た。
それは、穏やかな笑顔だった。
(ルカ…………よくやった)
◇◇◇
俺は、そこそこ豪華なベットの上で目を覚ました。
どうやら助かったようだ。全身に傷は無いし、貧血のようなクラクラする感覚も無い。
唯一、右腕に痺れるような感覚があり首を少し回して見てみると。手首の上にルカの頭が乗っている。
その為、血流が悪くなっているのだろう。コイツのせいで俺は悪夢を見ていたのか……と、そんな風に考えた。
「ルシアン!目が覚めたのね、良かったぁぁ!あのまま闇に飲まれて死んだかと思ったよ!」
ビクッと突然起き上がったルカが、大騒ぎする。
どうやら夢ではなかったようだ。
「助かって直ぐ、お前に血を止められて殺されたらシャレになんねーよ」
「はぁ!?バカなの?ここは、そういう言葉言う場面じゃないでしょ。心配してずっと側にいた女の子に感謝の場面よ!」
(目覚めていきなり怒られるって……俺の存在は何なんだよ)
ルカの言いたい事は分かるが、今までそんな場面に遭遇した事のない俺は感謝の言葉すら出なかった。
ドラマやらアニメの主人公ってスゴいなぁ……と思うのだ。いざこうなると、何が起きていたのかすら分からなくなる。
今さらになって、ルカが俺の心配をしてくれた事が凄く嬉しかった。だが、照れ臭くてやはり感謝の言葉は出ない。
「起きましたか、ルシアン殿。国王陛下が玉座の間にてお待ちです。落ち着いたらでよいので顔を出してください」
(国王陛下……あぁ。そう言えばここは城だった)
俺は、急に胃が痛くなってきた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
ファンタジー
宮本 英二(みやもと えいじ)高校生3年生。
実家は江戸時代から続く剣道の道場をしている。そこの次男に生まれ、優秀な兄に道場の跡取りを任せて英二は剣術、槍術、柔道、空手など様々な武道をやってきた。
そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
『異世界ガチャでユニークスキル全部乗せ!? ポンコツ神と俺の無自覚最強スローライフ』
チャチャ
ファンタジー
> 仕事帰りにファンタジー小説を買った帰り道、不運にも事故死した38歳の男。
気がつくと、目の前には“ポンコツ”と噂される神様がいた——。
「君、うっかり死んじゃったから、異世界に転生させてあげるよ♪」
「スキル? ステータス? もちろんガチャで決めるから!」
最初はブチギレ寸前だったが、引いたスキルはなんと全部ユニーク!
本人は気づいていないが、【超幸運】の持ち主だった!
「冒険? 魔王? いや、俺は村でのんびり暮らしたいんだけど……」
そんな願いとは裏腹に、次々とトラブルに巻き込まれ、無自覚に“最強伝説”を打ち立てていく!
神様のミスで始まった異世界生活。目指すはスローライフ、されど周囲は大騒ぎ!
◆ガチャ転生×最強×スローライフ!
無自覚チートな元おっさんが、今日も異世界でのんびり無双中!
RPGのストーリー開始前に殺されるモブに転生した俺、死亡フラグを回避してラスボス助けたら女主人公が現れてなぜか修羅場になった。
白波 鷹(しらなみ たか)【白波文庫】
ファンタジー
――死亡フラグのあるモブに転生した。なぜか男主人公の姿で。
王国に孤児院の子供達を殺された少女ミュライトがラスボスのRPG『プリテスタファンタジー』。
物語後半でミュライトと主人公は互いに孤児院出身であることが分かり、彼女を倒した主人公がその死を悲しむ絶望的なエンディングからいわゆる「鬱ゲー」と呼ばれているゲームでもある。
そして、そんなゲームの物語開始前にミュライトと同じ孤児院に住んでいた子供に転生したが…その見た目はなぜか男主人公シュウだった。
原作との違いに疑問を抱くものの、このままストーリー通りに進めば、ミュライトと主人公が戦って悲惨なエンディングを迎えてしまう。
彼女が闇落ちしてラスボスになるのを防ぐため、彼女が姉のように慕っていたエリシルの命を救ったり、王国の陰謀から孤児達を守ろうと鍛えていると、やがて男主人公を選んだ場合は登場しないはずの女主人公マフィが現れる。
マフィとミュライトが仲良くなれば戦わずに済む、そう考えて二人と交流していくが―
「―あれ? 君たち、なんか原作と違くない?」
なぜか鉢合わせた二人は彼を取り合って修羅場に。
こうして、モブキャラであるはずのシュウは主人公やラスボス達、果ては原作死亡キャラも助けながらまだ見ぬハッピーエンドを目指していく。
※他小説投稿サイトにも投稿中
最上級のパーティで最底辺の扱いを受けていたDランク錬金術師は新パーティで成り上がるようです(完)
みかん畑
ファンタジー
最上級のパーティで『荷物持ち』と嘲笑されていた僕は、パーティからクビを宣告されて抜けることにした。
在籍中は僕が色々肩代わりしてたけど、僕を荷物持ち扱いするくらい優秀な仲間たちなので、抜けても問題はないと思ってます。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる