不安になって打ち明けただけ

suzu

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初めて

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「や、お願い、辞めて」

 俺はそう、真剣にお願いした。なのに千暁が見せたのは光悦な笑顔。身震いがする。

「だーいじょうぶ、傷つかないように念入りに解したから、ね?」

(ぅう、おねだりっ、可愛い)

「で、でも流石に……、あぅっ!?!」

「焦れったいなぁー、もう入っちゃったよ~」

 そうニコニコしながら、自分のモノをズチュンッ、と勢いよくいれてきた。
 頭が回らない。ただ、異物感と、恐怖、そして知りたくなかった快感、それらに襲われた俺は理解が追いつかなかった。

「は、はいって、るぅっ」

「うんうん、そーだねえっ。僕のが可愛い悠の中に入っちゃった」

(だから、、可愛いのはお前だよっっ)

「うぁっ、んんっ!?!や、らめっ!動かさないでっ。壊れるっ!裂けるっ、」

 痛みによってか快楽によってか、何が原因かは分からないが涙が滲んできた。

「可愛いよ、悠。初めてとは思えないね、、まさか、誰かとしたことある?」

「あるわけないだろっ、!んっ、まっ、!とまれっ」

「そう、、。まぁ、信じて上げる。僕に嘘ついたらお仕置だよぉ?それと、止まっちゃっていいの、?こんなに気持ちよさそうなのに」

 そう言って千暁は、鏡で俺の顔を映してきた。

「へ、?」

 そこには、涎を垂らし涙をにじませ快楽に呑まれかけた自分がいた。

(俺、?)

「うそぉっ、いや、やだあっ!んっ、ぁ、抜いってっ」

「、、分かったよ」

(よ、よかった)

 安心して、気を緩めた瞬間抜けかけたそれが、勢いよく奥を突いてきた。

「あ゛ぁっっ、?!な、なんれぇっ?」

「なんでって、抜くわけないじゃんっ。今日はもう我慢出来ないんだって~!」

「ぁ!ひぃ、ぁっん、あぁっ、」

 俺を愛おしそうに見つめ激しく腰を振ってくる。突かれる度に奥のいい所にあたって、気持ちいい。

「ま、っん、止まっ、ほんとにっ!こわれちゃうぅ、」

 快楽に耐えられなくて、いよいよ泣いてしまった。
 しかし、千暁が行為を止める気配はない。

「壊れちゃえばいいじゃん、僕に壊されるなら本望でしょ?」

 可愛い顔でそんなことを言う千暁に、興奮している俺がいることは絶対に認めたくなかった。

(怖い怖い怖い、良すぎて嫌だ、こんなはずじゃなかったのにぃ、!)

「やらぁ、っ、きもちぃっ、いやだっ」

「ッ、悠、矛盾したこと言わないでっ、可愛いすぎてもっと泣かせたくなるから」

「ひぇ、?」

 「ま、いっか!明日は2人で学校休もーよ!だから今日は朝までシよっかっ」

「えぁ、っ、むりぃっ」
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