異世界でクズ転生者を導けって言われてもな、そんな俺物語

チリノ

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第一話っ、オタクの鈴木と俺っ!ヒャッハー!その11

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 アーレスの住まう宮殿の城壁を静かに登る人影が見えた。

 壁をよじ登る人影の正体は、バーバリアン・コナンをスキンヘッドにしたような筋骨隆々の大男、

 そう、キニアだ!

 キニアが宮殿の窓から内部へと入り込み、アーレスの居る寝室へと向かう。

 キニアはアーレスと話し合うためにこの宮殿に忍び込んだのだ。

 うーん、やっぱり、キニアの方が鈴木よりも主人公向きだよな。ヒロイックファンタジー的に。

 アーレスのいる部屋へと侵入したキニアが、そこで見たものは……鈴木のだらしない寝顔だった。

 キニアが鈴木の頬をペシペシ叩いて起こしにかかる。

 「なんだよ、折角気持ちよく寝てたのに……」

 寝ぼけ眼で鈴木の奴が渋々起き出してくる。すげえ、呑気だな、おい。

 状況わかってんのか?

 そこへキニアがぬっと顔を突き出して、鈴木に挨拶した。

 「やあ、はじめまして、私の名前はキニア、どうぞよろしくお願いします、アーレス」

 いきなり現れた筋肉ダルマに流石の鈴木も驚く。

 つうか、ちょっと驚く反応が遅すぎねえか。

 「お、お前は誰だっ、なんで俺の部屋にいるんだっ」

 「ですから、先ほど申しあげたように私はキニアというもので……」

 「死ねええっ」

 アーレスが筋肉目掛けて殴りかかった。まあ、これは当然の反応だと思うわ。

 だが、キニアはアーレスのパンチを避ける素振りすら見せず、右の頬で受け止めた。

 驚愕の表情を浮かべるアーレス。こいつでもなにか思うところあったか?

 「何故、俺のパンチを受けて死なないんだっ」

 ……おいおい、そっちかよ。

 キニアがアーレスを真っ直ぐに見つめ返し、そして、相手を優しく、熱く、抱きしめた。

 「アーレス、今の貴方に必要なもの、それは愛です」

 そう言うと、キニアはアーレスの唇に己の唇を重ね合わせた。

 それはフラメンコの如き激しさと情熱を伴った接吻──あれ、絶対に舌入れてるな。

 鈴木の目も若干死んでるぜ。

 そしてキニアは、アーレスにのしかかると猛然とレイプしはじめた。

 「こ、こんなもん、愛じゃない、ただのレイプだろうっ」

 キニアにケツを掘られる激痛と屈辱に耐えながら、アーレスが泣き叫ぶ。

 「そうだ、こんなものは愛でも何でもない、ただの強姦なのです。

 そして強姦などに愛はありませんっ。
 
 性愛こそが真実の愛だとのたまう者もこの世にはいますが、

 それならば子供を育てる親に愛はないのでしょうかっ、老人や病人を介護する者に愛はないのでしょうかっ、

 性愛が誠の愛であるならば、我々は家族や友人達とも性交しなければなりませんっ。

 確かに性愛も一つの愛であることは否定はしませんっ。

 しかし、相手を思いやる事、慈しむ事、労わる事はそれ以上の愛ではないのですかっ。

 性愛だけが愛ではないっ、

 ですが、多くの人間はただの肉欲と愛を履き違えているのですっ。

 情熱、そして、それに伴うエゴイズムも同じですっ。

 しかし、世間の人々はやはり、相手を顧みない情熱こそが愛だと思い込んでいるっ。

 ですが、相手の事を考えず、自分の欲求ばかり押し通す情熱に愛などあるのでしょうかっ、

 それはただのエゴイズムに過ぎませんっ、ですが、エゴイストは自分のエゴを愛という言葉で都合よく塗り固めるのですっ」

 キニアが演説しながらも、激しく腰を前後させる。

 「うぎゃああああああああああっ、うぎぎぎぎぎっ、もうやめてくれっ、いでええっ、いでええええよおおっ」

 内部に火箸を突っ込まれ、掻き回されるような苦痛にアーレスが頭を振りかぶり、身悶える。

 「本当の愛があるとすれば、それは相手を顧みて、相手の幸福を願い、自分のエゴを押し殺す事だと私は思うのですっ。

 それこそが誠の愛なのですよっ」

 アーレスはすでに白目を剥いて、泡を吹いている。

 それからアーレスが延々と三日三晩、キニアにケツをレイプされ続けた。

 その光景を奴隷たちがクスクスと楽しそうに笑っている。お前らも普段の溜飲が下がってよかったじゃねえか。

 これで鈴木の奴も一皮剥けるといいんだけどな。鈴木よ、痛みを知ってくれえっ。

 
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