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悪ゴブリン
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人数は守備隊長を入れて五人、各々の構えから見て、訓練はそれなりに積んでいるらしい。
突進してきた隊員の一人が、マイヤーの首筋目掛けて剣を薙ぎ払った。
だが、薙ぎ払われた剣は虚しく空を斬るだけだった。
「ここだよ、間抜け」
剣を振るった隊員の真横に立っていたマイヤーが、鋼鉄の胸当てごと脇腹を殴りつける。
拳が弩の如く、隊員の身体に食い込んだ。
鋼鉄製のプレートが、拳状にへこむと同時に隊員が吹き飛ぶ。そのまま酒場の壁に激突した。
動きを止めることなく、マイヤーが右側にいた隊員の首筋に手刀を叩き込み、昏倒させる。
残った三人はその早業に唖然とした表情を浮かべるだけだった。
「それであんたら、どうするんだ?まさか五人掛かりで、ゴブリンの一匹すら仕留められねえとなりゃ、
明日からは街の物笑いの種だわな」
マイヤーの言葉に一人が右から、もう一人が左側から剣の刃を走らせた。
連携の取れた動きだ。普段はコンビでも組んでいるのだろう。
これなら、多少手強い相手でも討ち取ることができるはずだ。
だが、このゴブリンには、そんなコンビネーションによる攻撃も通じなかった。
二人の握っていた剣が、根元の辺りからボキッとへし折れたからだ。
マイヤーが手刀を振るい、二本の剣を叩き折ったのだ。
ふたりの膝頭にマイヤーの横蹴りが交互に飛んだ。
木枝のようにへし折れる関節、酒場に轟く絶叫。
あらぬ方向に曲がった足を抱え、隊員コンビが悲鳴を上げながら転がりまわった。
「さて、残りはあんた一人だが……」
マイヤーに視線を向けられたせいで、
背筋に冷水をかぶせられたかのように、守備隊長の身体がゾクッと縮み上がった。
上唇を舐めながら、マイヤーが歯を剥きだして守備隊長に笑ってみせる。
それは、獲物に牙を突き立てる際の飢えた狼を連想させる笑みだった。
「それにしても、あんた、美形だな。顔を傷つけるのも可哀想だし、
酒代出すならこのまま見逃してやってもいいぞ」
一も二もなく守備隊長が、いかにも金貨の詰まってそうな財布を懐から取り出した。
このゴブリンにも命は取らず、金だけ頂いて許してやるくらいの優しさはあった。
5
凶状持ちの流れ者、命知らずのゴロツキが、闇夜に紛れ、追い剥ぎ強盗繰り返す。
見事な馬を先頭に、貴族の立派なホロ馬車が、そこのけ、そこのけと、公道を通り過ぎていく。
たっぷりと酒を食らったゴブリンは、千鳥足で上機嫌。
火酒の詰まった小樽を脇に抱え、マイヤーは廃寺院へと帰っていった。
6
暗雲が夜空を横切った。無数の人影が廃寺院の中へと駆け込んでいく。人影の正体は盗賊の一団だった。
人影の数は全部で十三人。それほど大勢の人間が、遠慮もなく廃寺院の中に入ってきたのだから、埃が舞って仕方がない。
ベンチ椅子に寝ていたマイヤーは、素早く跳躍すると、相手に悟られぬように、礼拝堂の天井の暗がりに身を潜めた。
剥がれかけた礼拝堂の土壁から、欠片がぱらぱらと落ちては静かに音を立てた。
礼拝堂に松明の火が灯る。
「さらってきた娘を連れてこい」
礼拝堂の中央にふんぞり返り、盗賊一味の頭目であるケインが横柄な口調で手下に命ずる。
手下のひとりが手足を縛りつけられ、猿轡を噛まされた娘をケインの前に引きずり出す。
娘の赤髪を引っ掴み、粘つく視線を向けるケイン──さらわれてきた少女は美しい顔立ちをしていた。
「やはり領主の娘だけあって、美形だな。どれだけ身代金を弾んでもらえるか、愉しみだ」
「ついでに連れてきた召使の獣人もかなりの上玉ですぜ、お頭。あれなら好き者の金持ちに高く売れるでやしょうね」
でっぷりと太った身体つきの男が、横から口を挟んでくる。
赤髪の娘を横目で眺めながら、太った男が、いかにも好色そうに舌舐めずりをした。
黄色く濁った眼だ。梅毒で脳がやられてるのかもしれない。
「どっちも金にする前にちょいとばかり味見がしてえですね、お頭」
「そうだな、それも悪くない。ただし、傷をつけるような真似はするなよ。大事な商品なんだからな」
「わかっておりやすって、へへへ」
下卑た笑みを浮かべ、揉み手をしていた太った盗賊が、お頭のお許しが出たぞと、周りの男たちに向かって言い放った。
途端に手下の盗賊どもが少女に群がり、誰が最初にやるか、サイコロを振って決め始める。
その光景に恐怖を感じた娘が、猿轡の間からくぐもった悲鳴を漏らす。
少女と盗賊のやりとりを天井から眺めていたマイヤーは、娘を助けるべく、動いた。
だからと言って娘を助けるのは、何も善意からではない。
このゴブリンが、娘を盗賊の手から救い出そうと考えたのは、単純に褒美が目当てだったからである。
領主の娘を救い出せば、謝礼がたっぷりと出るはずだ。金はいくらあっても困ることはない。
マイヤーは金が好きだ。何故ならば、金は平等だからだ。
王様が使おうがゴブリンが使おうが、一枚の金貨から贖える品物は一緒だ。
マイヤーが静かに移動し、ケインの背後に降り立つと、手刀で相手の胴体を薙ぎ払う。
横に真っ二つに裂かれたケインの身体が、床の上に左右に転がった。
マイヤーに切り裂かれたケインの血と腸が辺りにぶちまかれた。
盗賊達は呆然としたまま、動けずにいた。最初に口を開いたのはマイヤーだ。
「おい、お前ら、その娘と金目の物を置いていくなら命だけは助けてやるぜ」
先ほどの太った男が顔を強張らせたまま後ろへと下がる。そしてありったけの力を振り絞り、怒声を飛ばした。
「オメエらっ、一斉にかかれえええっ!」
何人かの盗賊が本能的に動いた。
マイヤー目掛けて次々にボウガンの矢やファイアーボールを浴びせる。
飛来する矢や魔法を潜り抜け、マイヤーは盗賊達へと迫った。
右にいた盗賊の顔を粉砕する。そして素早く跳躍すると居並ぶ盗賊達の首を瞬時に刎ね飛ばした。
断ち切られた盗賊達の首から、一拍子置いて鮮血が噴き出す。
瞬く間の始末されていく盗賊の一味。辺りには、切り離された手足や胴体が転がっていった。
最後の一人の脳天を叩き潰すと、マイヤーは恐怖に戦き震える赤髪の娘へと近づいた。
「お嬢様、もう安心しておくんなさいな。盗賊はご覧のとおり、あっしが始末しましたんで」
くだけた調子で喋りながら、マイヤーが領主の娘の猿轡をはずし、縄を切ってやる。
自由になった娘が安堵感にふうっとため息をついた。
そのままくたくたと、腰砕けになって地面に座り込んでしまう。そのまま水音とともに股間にシミが出来上がっていった。
恐怖から解放され、緊張の糸が切れたせいで、尿道が緩んだのだ。
マイヤーが娘に手を貸すと礼拝堂の長椅子に座らせる。
「それじゃあ、あっしはちょいと野暮用がありますんで、終わるまでお嬢様はここで休んでくださいな」
娘は何も言わず、マイヤーの言葉に頷くだけだ。聞いているのか、聞いていないのか、少々、上の空である。
そんな事はかまわぬとばかりに、さっそくマイヤーが盗賊連中の懐を漁りはじめた。
盗賊から失敬しようが、真面目に稼ごうが、金は金である。
亡骸から衣類を剥ぎ取り、金目の物はないかとマイヤーが物色していると、
最初に殺した盗賊の親玉の懐から、何かを包んだ小さな紙切れが出てきた。
紙切れを広げると、出てきたのは五芒星を象った小さなサファイアのペンダントだった。
ドーマンセーマンである。
(魔除けのお守りにでも持っていたのか。だが、この国なら邪教徒扱いされて下手すりゃ、火炙りだぜ……)
訝しみながら、マイヤーはペンダントを紙に包み直すと腰袋にしまった。
死体の懐漁りを終えてから、マイヤーが娘の近づくと耳元で囁き始める。
「衛兵に知らせるのも良いが、それじゃあ対面も悪(わる)うございましょう。
賊に慰み者にでもされたなんて噂が立ちゃ、困るのは領主様とお嬢様だ。
安心してくださいな。今日のこたァ、あっしの胸にしまっておきやしょう」と、
マイヤーは、さも相手の身を案じるような口ぶりで抜け抜けと言った。
突進してきた隊員の一人が、マイヤーの首筋目掛けて剣を薙ぎ払った。
だが、薙ぎ払われた剣は虚しく空を斬るだけだった。
「ここだよ、間抜け」
剣を振るった隊員の真横に立っていたマイヤーが、鋼鉄の胸当てごと脇腹を殴りつける。
拳が弩の如く、隊員の身体に食い込んだ。
鋼鉄製のプレートが、拳状にへこむと同時に隊員が吹き飛ぶ。そのまま酒場の壁に激突した。
動きを止めることなく、マイヤーが右側にいた隊員の首筋に手刀を叩き込み、昏倒させる。
残った三人はその早業に唖然とした表情を浮かべるだけだった。
「それであんたら、どうするんだ?まさか五人掛かりで、ゴブリンの一匹すら仕留められねえとなりゃ、
明日からは街の物笑いの種だわな」
マイヤーの言葉に一人が右から、もう一人が左側から剣の刃を走らせた。
連携の取れた動きだ。普段はコンビでも組んでいるのだろう。
これなら、多少手強い相手でも討ち取ることができるはずだ。
だが、このゴブリンには、そんなコンビネーションによる攻撃も通じなかった。
二人の握っていた剣が、根元の辺りからボキッとへし折れたからだ。
マイヤーが手刀を振るい、二本の剣を叩き折ったのだ。
ふたりの膝頭にマイヤーの横蹴りが交互に飛んだ。
木枝のようにへし折れる関節、酒場に轟く絶叫。
あらぬ方向に曲がった足を抱え、隊員コンビが悲鳴を上げながら転がりまわった。
「さて、残りはあんた一人だが……」
マイヤーに視線を向けられたせいで、
背筋に冷水をかぶせられたかのように、守備隊長の身体がゾクッと縮み上がった。
上唇を舐めながら、マイヤーが歯を剥きだして守備隊長に笑ってみせる。
それは、獲物に牙を突き立てる際の飢えた狼を連想させる笑みだった。
「それにしても、あんた、美形だな。顔を傷つけるのも可哀想だし、
酒代出すならこのまま見逃してやってもいいぞ」
一も二もなく守備隊長が、いかにも金貨の詰まってそうな財布を懐から取り出した。
このゴブリンにも命は取らず、金だけ頂いて許してやるくらいの優しさはあった。
5
凶状持ちの流れ者、命知らずのゴロツキが、闇夜に紛れ、追い剥ぎ強盗繰り返す。
見事な馬を先頭に、貴族の立派なホロ馬車が、そこのけ、そこのけと、公道を通り過ぎていく。
たっぷりと酒を食らったゴブリンは、千鳥足で上機嫌。
火酒の詰まった小樽を脇に抱え、マイヤーは廃寺院へと帰っていった。
6
暗雲が夜空を横切った。無数の人影が廃寺院の中へと駆け込んでいく。人影の正体は盗賊の一団だった。
人影の数は全部で十三人。それほど大勢の人間が、遠慮もなく廃寺院の中に入ってきたのだから、埃が舞って仕方がない。
ベンチ椅子に寝ていたマイヤーは、素早く跳躍すると、相手に悟られぬように、礼拝堂の天井の暗がりに身を潜めた。
剥がれかけた礼拝堂の土壁から、欠片がぱらぱらと落ちては静かに音を立てた。
礼拝堂に松明の火が灯る。
「さらってきた娘を連れてこい」
礼拝堂の中央にふんぞり返り、盗賊一味の頭目であるケインが横柄な口調で手下に命ずる。
手下のひとりが手足を縛りつけられ、猿轡を噛まされた娘をケインの前に引きずり出す。
娘の赤髪を引っ掴み、粘つく視線を向けるケイン──さらわれてきた少女は美しい顔立ちをしていた。
「やはり領主の娘だけあって、美形だな。どれだけ身代金を弾んでもらえるか、愉しみだ」
「ついでに連れてきた召使の獣人もかなりの上玉ですぜ、お頭。あれなら好き者の金持ちに高く売れるでやしょうね」
でっぷりと太った身体つきの男が、横から口を挟んでくる。
赤髪の娘を横目で眺めながら、太った男が、いかにも好色そうに舌舐めずりをした。
黄色く濁った眼だ。梅毒で脳がやられてるのかもしれない。
「どっちも金にする前にちょいとばかり味見がしてえですね、お頭」
「そうだな、それも悪くない。ただし、傷をつけるような真似はするなよ。大事な商品なんだからな」
「わかっておりやすって、へへへ」
下卑た笑みを浮かべ、揉み手をしていた太った盗賊が、お頭のお許しが出たぞと、周りの男たちに向かって言い放った。
途端に手下の盗賊どもが少女に群がり、誰が最初にやるか、サイコロを振って決め始める。
その光景に恐怖を感じた娘が、猿轡の間からくぐもった悲鳴を漏らす。
少女と盗賊のやりとりを天井から眺めていたマイヤーは、娘を助けるべく、動いた。
だからと言って娘を助けるのは、何も善意からではない。
このゴブリンが、娘を盗賊の手から救い出そうと考えたのは、単純に褒美が目当てだったからである。
領主の娘を救い出せば、謝礼がたっぷりと出るはずだ。金はいくらあっても困ることはない。
マイヤーは金が好きだ。何故ならば、金は平等だからだ。
王様が使おうがゴブリンが使おうが、一枚の金貨から贖える品物は一緒だ。
マイヤーが静かに移動し、ケインの背後に降り立つと、手刀で相手の胴体を薙ぎ払う。
横に真っ二つに裂かれたケインの身体が、床の上に左右に転がった。
マイヤーに切り裂かれたケインの血と腸が辺りにぶちまかれた。
盗賊達は呆然としたまま、動けずにいた。最初に口を開いたのはマイヤーだ。
「おい、お前ら、その娘と金目の物を置いていくなら命だけは助けてやるぜ」
先ほどの太った男が顔を強張らせたまま後ろへと下がる。そしてありったけの力を振り絞り、怒声を飛ばした。
「オメエらっ、一斉にかかれえええっ!」
何人かの盗賊が本能的に動いた。
マイヤー目掛けて次々にボウガンの矢やファイアーボールを浴びせる。
飛来する矢や魔法を潜り抜け、マイヤーは盗賊達へと迫った。
右にいた盗賊の顔を粉砕する。そして素早く跳躍すると居並ぶ盗賊達の首を瞬時に刎ね飛ばした。
断ち切られた盗賊達の首から、一拍子置いて鮮血が噴き出す。
瞬く間の始末されていく盗賊の一味。辺りには、切り離された手足や胴体が転がっていった。
最後の一人の脳天を叩き潰すと、マイヤーは恐怖に戦き震える赤髪の娘へと近づいた。
「お嬢様、もう安心しておくんなさいな。盗賊はご覧のとおり、あっしが始末しましたんで」
くだけた調子で喋りながら、マイヤーが領主の娘の猿轡をはずし、縄を切ってやる。
自由になった娘が安堵感にふうっとため息をついた。
そのままくたくたと、腰砕けになって地面に座り込んでしまう。そのまま水音とともに股間にシミが出来上がっていった。
恐怖から解放され、緊張の糸が切れたせいで、尿道が緩んだのだ。
マイヤーが娘に手を貸すと礼拝堂の長椅子に座らせる。
「それじゃあ、あっしはちょいと野暮用がありますんで、終わるまでお嬢様はここで休んでくださいな」
娘は何も言わず、マイヤーの言葉に頷くだけだ。聞いているのか、聞いていないのか、少々、上の空である。
そんな事はかまわぬとばかりに、さっそくマイヤーが盗賊連中の懐を漁りはじめた。
盗賊から失敬しようが、真面目に稼ごうが、金は金である。
亡骸から衣類を剥ぎ取り、金目の物はないかとマイヤーが物色していると、
最初に殺した盗賊の親玉の懐から、何かを包んだ小さな紙切れが出てきた。
紙切れを広げると、出てきたのは五芒星を象った小さなサファイアのペンダントだった。
ドーマンセーマンである。
(魔除けのお守りにでも持っていたのか。だが、この国なら邪教徒扱いされて下手すりゃ、火炙りだぜ……)
訝しみながら、マイヤーはペンダントを紙に包み直すと腰袋にしまった。
死体の懐漁りを終えてから、マイヤーが娘の近づくと耳元で囁き始める。
「衛兵に知らせるのも良いが、それじゃあ対面も悪(わる)うございましょう。
賊に慰み者にでもされたなんて噂が立ちゃ、困るのは領主様とお嬢様だ。
安心してくださいな。今日のこたァ、あっしの胸にしまっておきやしょう」と、
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