男嫌いな魔女ですが、養い子に夜ごと(こっそり)溺愛されてました 追い出したはずなのに再会して全力で迫られています

西條六花

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     ③*

 自身が保有する魔力を隠すためには、高度な技術が必要だ。
 それを六歳のとき以来魔法を使っていない状態でこなしていたのなら、今のジークはかなりの力を持つ魔術師ということになる。
 目まぐるしく考えていたエーデルミラだったが、身を屈めた彼に胸のふくらみをつかまれ、先端を舐められて、すぐにそれは難しくなった。ざらつく舌の表面で尖りを押し潰され、唾液でぬるぬるにしたあとに吸い上げられると、じんとした愉悦がこみ上げる。
 思わず漏れそうになる声をぐっとこらえ、ジークに視線を向けた瞬間、これ見よがしに胸の尖りに舌を這わされて、その淫らさに頭が煮えそうになった。
 秀麗な顔立ちの彼が胸のふくらみをつかんでいるのは視覚的に刺激が強く、意図せずに体内にある昂りをきゅうっと締めつけてしまう。
 するとジークが熱い息を吐き、もう片方の胸にも舌を這わせながら笑って言った。
「たまらないな、あなたの身体は。殺しそうな目でこっちを見るくせに、俺のを咥え込んで離そうとしない。こんな淫らな反応をされると、もっと啼かせたくなる……」
「ひぁっ!」
 身体を密着させ、深い律動を送り込まれて、エーデルミラは高い声を上げる。
 太く硬い剛直を奥まで挿れられるのは苦しいのに、愛液でぬかるんだ隘路は苦もなくそれを受け入れ、動かれるたびに接合部が淫らな音を立てていた。
 内壁がビクビクとわななき、柔襞が蠢きながら幹に絡みつくのが心地いいのか、ジークの呼吸が乱れる。その息遣いが壮絶に色っぽく、エーデルミラは彼の身体のみっしりとした重みを感じつつ必死に訴える。
「……ぁっ、……苦しいから、動かないで……っ」
「こんなに濡れてるのに? 最初こそ狭かったけど、あなたの中はもう俺の大きさや形を覚えてますよ。でもエーデルミラさまにとっては、俺とするのはこれが初めてですもんね。だったら丁寧にしたほうがいいか」
 独り言のようにつぶやいて身体を起こしたジークが、おもむろに自身を引き抜く。
 息を乱したエーデルミラは、緩慢なしぐさで彼を見上げた。途中でやめてくれたのが心底意外だったものの、そもそもこの行為自体が不本意だったのだから、異論はまったくない。
 しかしジークがこちらの脚を大きく広げてきて、エーデルミラは自分の予想が外れたのを悟った。愛液で濡れる秘所に彼が顔を埋め、熱い舌で花弁を舐め上げられて、慌てて脚を閉じようとする。
「や……っ」
「暴れないでください。ああ、ここは真っ赤で柘榴ざくろみたいですね。いやらしくて可愛い」
「ぁっ……!」
 手で花弁を押し拡げ、透明な愛液を零す蜜口に舌をこじ入れられて、エーデルミラの肌が粟立つ。
 溢れ出た蜜を舐め取ったあと、花弁の上部にある花芽を舌で押し潰されて、思わず腰が跳ねた。形をなぞりながら舐め回されたり、強く吸い上げられると剥き出しの神経を嬲られているような感覚に陥り、声を我慢することができない。
「んっ……はぁっ……ぁっ……」
「声、出てきましたね。養い子に舌で啼かされるのって、一体どんな気分ですか」
 ――最悪だ。視線だけで射殺せるなら、既にジークは十回以上死んでいるに違いない。
 そんな気持ちを込めてエーデルミラが彼を睨みつけると、その眼差しを面白がるように受け止めたジークが、ことさら大きな音を立ててじゅっと陰核を吸い上げる。
「……っ」
 途端にじんとした快感が身体の奥からこみ上げ、蜜口がヒクリと蠢く。
 感じたくないのにジークの舌技は巧みで、舌先で尖りを弾くようにしたり、隘路の内側を舐めたりと翻弄してくる。ゾクゾクした感覚が背すじを駆け上がり、肌がじんわりと汗ばんで、エーデルミラは息を乱した。
 やがてどのくらいの時間が経ったのか、ようやく顔を上げた彼がこちらの身体を抱き込みつつ身を横たえる。そして濡れそぼった秘所をなぞり、ぬかるみに浅く指を埋めると、音を立てながら抽送を始めた。
「ぁっ……」
「ああ、もうトロトロだ。うんと濡れてますから、いやらしい音がしますよ。ほら」
 ぬちゅぬちゅと入り口辺りを攪拌され、溢れ出た愛液がトロリとシーツに滴っていく感触に、エーデルミラは唇を噛む。
 長いことこうした行為をしてこなかったにもかかわらず、たやすく感じてしまうのは、おそらく知らないうちに何度も抱かれていたからに違いない。
 子どもの頃から知っているジークに喘がされている今のこの状況は、エーデルミラの矜持を深く傷つけていた。心は屈したつもりはないのに、敏感に反応してしまう身体が我ながら忌々しい。
 そんなことを考えていると、ふいに彼の指がぐぐっと隘路に埋められる。ゴツゴツした硬い感触が内襞をなぞる感触に、エーデルミラは目を見開いた。
「あ……っ!」
「中、やっぱり狭いですね。でも柔らかくてぬるぬるしてて、指なのにすごく気持ちいいですよ」
「あっ、あっ」
 二本の指を根元まで埋められ、ゆっくりと抽送されて、エーデルミラは声を上げる。
 ジークの腕は筋張っていて男らしく、手も大きい。それを動かしながら体内を繰り返し深く穿たれて、じりじりと快感に追い詰められる。
「……っ……指、抜いて……っ」
「でもエーデルミラさまの中は、ビクビク震えながら俺の指を締めつけてますけど。気持ちいいなら、素直にそう言えばいいのに」
 そんなことを言えるはずもなく、ぐっと唇を引き結んで声を抑え込むと、ふいに彼がこちらの顔を引き寄せて唇を塞いでくる。
「ん……っ」
 熱い舌が押し入り、ぬるりと絡められて、エーデルミラは喉奥からくぐもった声を漏らした。
 蒸れた吐息を交ぜ、口腔をいっぱいにされる感触は官能的で、じわりと体温が上がる。顔を背けて抗おうにも、ジークはこちらの頭を腕で抱え込んで離そうとせず、ますます深く貪られて苦しさに目が潤んだ。
 一度唇を離したかと思うと角度を変えて口づけられ、吐息すら奪い尽くされる感覚に指を受け入れたところがビクビクとわななく。
 耐えられなくなったエーデルミラはかすかに顔を歪め、押し入ってきた彼の舌を強く噛んだ。
「……っ」
 すると驚いた顔で唇を離したジークが眉を上げ、血がにじんだ舌先をわずかに見せながら笑う。
「ひどいな」
「……っ、どっちが……っ」
「俺はあなたの身体を傷つけないよう、細心の注意を払ってるのに。でもそんな気の強いところも、エーデルミラさまらしくて可愛い」
 そう言ってこちらの体内から指を引き抜いた彼が、愛液で濡れた手のひらを舐める。
 そのしぐさと眼差しは壮絶に色めいていて、それを見たエーデルミラは思わずドキリとした。やがてジークが股間にそびえ立つ自らのたかぶりをつかみ、初めて彼の性器の全容を目の当たりにして、内心慄く。
(嘘。こんなに大きなものを、わたしの中に挿れる気……?)
 ジークの性器は体格に見合って大きく、形が卑猥だ。丸い亀頭と血管の浮いた太い幹が、いかにも硬そうに張り詰めている。
 こちらの視線から考えていることを悟ったのか、彼が事もなげに言った。
「心配しなくても、さっきまでちゃんとあなたの中に挿入ってましたよ。力を抜いててください」
「や……っ」
 抵抗しようにも腕は動かず、脚の間に身体を割り込ませられると、閉じることもままならない。
 丸い亀頭が割れ目をなぞったあと、切っ先が蜜口にめり込み、エーデルミラはぐっと息を詰める。柔襞を掻き分けながら剛直が隘路を進むにつれ、強烈な圧迫感に襲われて、小さく呻いた。
「んん……っ」
(硬い……大きい……っ……)
 覆い被さったジークがゆっくりと腰を押しつけてきて、太くずっしりとした質量のある楔が体内に埋められていく。
 途中で何度か抽送し、体重をかけて根元まで挿入されて、エーデルミラは声を上げた。
「んぁ……っ」
「……狭い……でも、ちゃんと全部のみ込んでますよ。奥まで咥え込みながらビクビク締めつけて、いやらしいですね」
 こちらが落ち着くのを待っていた様子の彼が、律動を開始する。
 何度も腰を押しつけて奥深くを穿たれ、エーデルミラは身も世もなく喘いだ。やがて身体を起こした彼が腰をつかんで深い律動を送り込んできて、切っ先で子宮口を抉られる感触に涙目になる。
「はぁっ……ぁ、待って……っ……」
「すごく濡れているので、ぬるっと奥まで挿入ります。ほら」
「うぅ……っ」
 剛直が柔襞を擦りながら奥まで入り込み、エーデルミラはその硬さと大きさに喘ぐ。
 ジークもかすかに息を乱しており、普段の柔和さとは真逆の滴るような色気を目の当たりして、何ともいえない気持ちになった。
 こんな彼は、知らない。いつもニコニコとして柔和だったジークは、本当は偽りだったということなのだろうか。そんなふうに考えるエーデルミラに覆い被さり、彼が汗で額に貼りつく髪を唇で払ってくる。
 そのしぐさは優しく、まるで恋人にするかのように親密で、むず痒さがこみ上げた。片方の腕でこちらの身体を深く抱き込み、耳元に唇を寄せたジークが、吐息交じりの声でささやいた。
「あなたが好きです。――ずっとこうしたかった」
「……っ」
「エーデルミラさまにとっての俺は、きっといまだに小さな子どものような感覚なんでしょうね。でも今の俺はこうしてあなたを抱くことができるし、魔法も使えます。卑怯な手段で先に身体を手に入れて、いつかはバレるだろうと思っていたけど、俺はまったく後悔していません。なぜならエーデルミラさまは、自分にこんなことをした人間を絶対に忘れないだろうから」
 確かにそうだ。
 これまでの信頼関係を反故ほごにし、こちらの気持ちを無視して誇りを傷つけた人間を、自分は決して忘れないだろう。
 そんなふうに考えるエーデルミラを見つめ、紺青色の瞳にどこか自嘲的な色を浮かべたジークが、すぐにそれを払拭する。
 彼はニッコリ笑い、言葉を続けた。
「でもこうなってしまった以上、開き直って好きにさせていただきます。今夜は俺が満足するまでつきあってください」
「あっ……!」
 ずんと深く突き上げられ、エーデルミラは背をしならせてその衝撃に耐える。
 内臓がせり上がりそうなほどの圧迫感に、一瞬息が詰まった。小刻みに深い律動を送り込まれて、そのリズムで声が出る。
 ジークを受け入れた隘路は潤沢な愛液でぬかるんでおり、接合部がぬるぬるになっていて、淫らな水音を立てていた。
「ぅっ……はぁっ……あ……っ……」
「……っ、一回出しますよ」
「やぁっ……!」
 彼が強く腰を押しつけ、最奥でドクリと射精されて、エーデルミラはなすすべもなくそれを受け入れる。
 熱い飛沫が内壁を叩き、隘路を満たしていくのを感じながら、息を乱した。ジークが自身を引き抜くと蜜口から白濁した精液がトロリと溢れ、シーツに滴っていく。
「……ぁ……」
 ふいに身体をうつ伏せにされ、エーデルミラは両腕を拘束されたまま枕に顔を埋める形になった。
 背後から首筋に口づけ、彼がため息のような声でささやく。
「――まだですよ。エーデルミラさまのここ、俺の精液でいっぱいですね。どんどん溢れてくる……」
「は……っ」
 後ろから蜜口に指を挿れられ、ぐちゅりと音を立てる。
 首筋に唇を這わせながら抽送する動きに、肌が粟立った。精液にまみれた柔襞を捏ね、敏感になっている内壁を擦られて、中がビクビクとわななく。
 やがて硬く張り詰めた肉杭を後ろから挿入され、エーデルミラは息を詰めた。先ほどよりも奥まで楔が入り込み、圧迫感がすごい。ジークがこちらの腕に触れて言った。
「腕、このままじゃつらいかな。後ろにしましょうか」
「あ……」
 一旦拘束を解かれ、両腕を後ろに回されて、後ろ手に再び《鉄環拘束アイゼンリング》をかけられる。
 そして腰を高く上げ、勢いよく突き上げられて、その衝撃に目を見開いた。
「んぁっ……!」
「……っ……すごい、吸いついてくる。後ろからだと、あなたのきれいな肩甲骨や細い腰、尻の丸みがよくわかっていいですね」
「あっ、あっ」
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