令嬢から成り下がったメイドの分際で、侯爵様と目が合ってしまって

彼はメイドの私に手を差し出した。「私と、踊っていただけませんか?」


かつては伯爵令嬢として、誰もが羨む生活を送っていたエルナ。
しかし、いわれなき罪で家は没落し、今は嫌な貴族の下で働く「身分落ち」のメイド。

二度と表舞台に立つことなどないはずだった。
あの日の豪華絢爛な舞踏会で、彼と目が合うまでは。

アルフォンス・ベルンハルト侯爵。
冷徹な「戦場の英雄」として国中の注目を集める、今もっともホットで、もっとも手が届かない男。

退屈そうに会場を見渡していた彼の視線が、影に徹していた私を捉えて。
彼は真っ直ぐに歩み寄り、埃まみれの私に手を差し出した。

「私と、踊っていただけませんか?」

メイドの分際で、英雄のパートナー!?

前代未聞のスキャンダルから始まる逆転劇。


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