貴方の側にずっと

麻実

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ラヴィアンローズ

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今にも雨が降りそうな空の下、六本木の交差点で花屋を探す。
二階のカラオケBOXが、今日のクラス会の会場である。
絹子はパーティールームの扉を開けた。



幹事の田中くん、離婚した山下くん、クラスのアイドル菜摘ちゃん…近藤くんはやはり来てない。
皆、楽しそうにお酒を飲んでお喋りして。

絹子が空いている席に座ると
自然に隣の男性と視線が合った。

「綺麗になったね。あの頃よりも…。
それにとっても生き生きしてる」
「ありがとう」
「孝介さんは元気がないわ」
「離婚したんだ」

孝介の未来は変わらなかったようだ。

「絹子。今度一緒に食事に行かないか。平日でも大丈夫?」

孝介の右手の上にそっと手を重ね、微笑みながら見上げる絹子。

「私はずっとひとりなの。だから、いつでも大丈夫よ」



.:*:・'°☆・゜・・゜.:*:・'°☆・゜・



未来に追い付いた絹子達。
絹子と孝介の未来が始まる・・・・。

どうか薔薇色の人生を。



                                                      完


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