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偽りの五夜目
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しおりを挟む「ほら、ちゃんと受け入れろ。お前が誘ったんだろう?」
散々もてあそばれた末に、解放される。ランドルフ様は衣服をまとうのもいとわしいようで、乱雑に整えて部屋を去って行く。
そのとき、刺激臭が消えて、私は声をひそめて泣いた。
今が不運なわけじゃない。これまで幸運すぎたのだ。
ひりひりと痛む身体を引きずって、ウィリエール様の元に向かう。
どんな事情があれ、私はウィリエール様の無実を晴らすために動かなければいけない。
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