18 / 20
原因
「レオンーー!!!どこにいるんだぁーーー!!!」
「うちの屋敷がどれだけ広いと思ってるんだ。叫んだところで見つからないよ。」
レオンという、連れてきた獣人の子が居なくなったと気づいた瞬間にバーヴェルは窓の外へ向かって叫び出した。それが本当にうるさい。
「しかし!!迷子になっているかもしれないだろう!!?レオンはああ見えて寂しがり屋なんだ!!!」
「どう見えてか知らないけど、少し声の大きさを抑えてくれないか。」
「しかしだな!!!」
「公爵様。」
使用人にその獣人を探しに行かせようとしたところで、いつの間にか居なくなっていたウェーゲルが部屋に戻ってきた。
「ああ、どうかした?」
「ルノ様と、レオン様が庭でお会いしたようです。」
「本当か!?!?」
「それで、二人は?」
「仲良く手を繋がれて、白虎様の元へ行かれました。」
どうやらバーヴェルとはぐれた獣人はルノと会って、仲良くなったらしい。今は能力をオフにしていたから気づかなかった。
まあ知らない大男よりは知らない獣人の方がルノも警戒を解きやすいだろう。
「手を繋いだだと!?私もまだ繋いだことがないのにか!?」
「それはお前が嫌われてるからだろう。」
「嫌われてるのか!?」
「知らない。じゃあ私達も白虎のところへ行こうか。お前の声量にはうんざりだ。」
仕事をする手を一旦止めて、席を立つ。
そしてバーヴェルと共に庭にある小屋を目指していると、楽しそうな声が聞こえ始めた。
“れおん!とらさんのせなか、ふたりでのっていいって!”
“虎の背中に...?大丈夫なのか?”
“うん!とらさんはちからもちなの!”
“分かった。でも危ないから虎くんは俺が持つ。ルノは俺の前に乗れ。”
“ほんと!?とらくん、れおんがだっこしてくれるって!よかったねえ!“
「へぇ、レオンは面倒見が良いんだね。友達というより兄弟みたいだ。」
「ジルグンド!!レオンはどっちだ!?」
「あの小屋だよ。おや、ちょうど出てきたみたいだね。」
小屋の入り口から、白い体躯が姿を現す。そしてその背中には赤い髪と耳をしたルノと、ルノより頭ひとつ分よりちょっと大きいレオンらしき子が乗っていた。
そしてレオンは、私と一緒にいたバーヴェルをその金色の目で捉えると、眉間に皺を寄せる。
バーヴェルはそんなレオンの表情に気づいていないのか、袖のないむき出しの腕を大きく振って嬉しそうに呼びかけようとした。
「レオ、んぐっ!!」
「ルノが驚くから大きい声は出さないで。」
咄嗟にバーヴェルの口を塞ぐ。
まだバーヴェルのような体が大きくて豪快な人間にルノは出会ったことがない。
現に、バーヴェルを視界に入れたルノは今のバーヴェルの一声で蛇に睨まれた蛙のように動かなくなっている。後ろのレオンの呼びかけも聞こえていないようだ。
ルノの小さい心臓が早鐘を打つのが聞こえた。
ルノが怯えた事でバーヴェルを敵認定した白虎が今にもバーヴェルに飛びかかろうとするが、背中に二人を乗せているため低く唸って威嚇するだけにとどめている。
「はぁ。バーヴェルはここで待ってるんだ。」
「っ!?なぜ「いいから、黙って、ここで、待て。」...分かった。」
一旦バーヴェルは置いて、私だけでルノに近づく。ルノを心配していたレオンは困ったように私を見上げたため、笑顔で「ありがとう。」と伝えて、ルノを抱き上げる。するとルノは、やっと現実に意識が戻ってきたようだった。
「じる...さま...?あれ、いま、なんかくまさんが、にわに...。」
「公爵家に熊は居ないよ。」
「で、でもおおきくて、おおきなこえで、とらさんよりおおきくて...あ、あれ、とらくんは?あれっ?さっきまでいっしょで、っぁ...と、とらくん!とらくん!!ま、また...!!!」
「落ち着いて。レオンが持ってる。ほら。」
ルノの視界にレオンと虎くんが入るように体を傾ければ、ルノは安心したように手を伸ばした。その手が届くように私がしゃがめば、近づいたルノの手に向かってレオンが虎くんを渡す。
「ぁ、ありがと。れおん。」
「いや、お前こそ大丈夫か?隊長...バーヴェルって名前のあの熊は、ああ見えてちゃんと理性のある奴だから安心しろ。」
レオンがルノの目尻にたまる涙を拭った。それにされるがままのルノは「ば、ゔぇる?」と首を傾げた。
「そう。私の友人だ。」
「じるさまの、おともだち?...くまさんと、おともだち?」
「ちゃんと人間だよ。じゃあバーヴェルの紹介がてら皆で少しお茶にしようか。レオンもぜひ。」
「あ、はい。」
バーヴェルと違って、この獣人は随分礼儀が正しいようだった。白虎から飛び降りると、「ありがとうございます。」といって丁寧に頭を下げてくれた。
▼
という事で、テラス席に用意されたティーセットを囲んでお茶会が開かれた。
私の正面にはバーヴェルが座り、その横にレオンが居る。
そして、ルノは虎くんを抱いたまま、座っている白虎の背後に隠れて出てこない。
周りに待機している使用人もおろおろとしたようにその様子を見つめている。何人かはバーヴェルに冷たい視線を送っていた。
「...私は、嫌われたか?」
「好き嫌い以前に、怖いんだと思うよ。」
「どこら辺がだ?」
「大きさ。」
「顔。」
「声量。」
「言葉遣い。」
「眼帯。」
「筋肉。」
「勢い。」
「全部。」
「レオンっ...それを言ったら私はどうする事もできないぞ...?」
レオンと交互にバーヴェルの怖い箇所を上げていけば結局「全て」に落ち着いた。それをレオンに言われたバーヴェルは大きな体を丸めて落ち込んでいる。
この会話の間もずっとルノは白虎の後ろから片目だけでバーヴェルを観察している。ご丁寧にその腕にいる虎くんも片目だけが見えていた。
ルノの耳は出会ったばかりの頃のようにピンと横に張り、尻尾の毛も逆立って太くなっている。
全神経を使ってバーヴェルを警戒している事は明らかだ。
「ルノ、大丈夫だからこっちにおいで。」
私が声をかけても、ルノは動かなかった。むしろ警戒心がむき出しのまま見つめられてしまう。
...もしかしたら、私がバーヴェルの仲間だと思われて、一緒に警戒され始めてるのかもしれない。
「それはいけない。」
すぐに席を立って、ルノのそばで膝をつくとルノは体を大袈裟に揺らして、体の全てを白虎の後ろに隠してしまった。
やはり私まで怯えられてしまっている。
「ルノ。」
私があげた名前で呼びかけても、答えてはもらえなかった。
仕方ないから今日の所はバーヴェルに一度帰ってもらって、ルノの信用回復に努めよう。
そう思って立ちあがろうとしたが、背後からレオンが近づいてきていた。
いったい何をするのかと思えば、レオンは躊躇う事なくルノに近寄って行って、その頭を強引に撫でた。頭の毛がボサボサになりながら、突然のことにルノ本人も驚いてレオンをポカンとした顔で見上げる。その顔が可愛かったから、手櫛でルノの髪を整えながら、どさくさに紛れて撫でる。
そこにレオンは真剣な顔を寄せてこう話した。
「ルノ、人間はたくさんの種類がいる。」
「...しゅ、るい......?」
「そうだ。俺の尻尾がふわふわで、ルノの尻尾がすべすべなようにな。俺が今まで出会った人間には、獣人を家畜同然に飼う奴もいた。丁度いいストレス発散の道具として使う奴もいた。俺たちの命に価値を見出す人間は少ない。世界のほとんどはそうだ。...でも、逆もいる。」
「...ぎゃく...。」
ルノの小さい声に、「ああ。」と言ってレオンは明るい笑みを返した。
「一生食うのに困らないぐらいの宝より俺を優先して、衣食住に困らないようにして、常に俺のことを考えてくれる、そんな人間もいる。...ルノも、心当たりがあるだろ?」
「...じるさま。」
「そうだ。そして、俺にとっての“ジル様”が、あの熊だ。」
「れおんの...?......そっ、か...。」
「大丈夫そうか?」
「うぅ......。れおんの、たいせつなひとなのはわかったけど......。で、でも、えっと、...まえ、とらくんに、ひどいことしたひとも...その...。」
ルノの大きな目が迷うように、右へ左へ動く。
「なんだ?言ってみろ。」
「えっとね......そ、そのひとも、こえがおおきくて、ちからがつよそうで...
_______そでが、なかった...。」
「おい隊長。今すぐに上着を借りろ。」
「ウェーゲル。」
「はいこちらに。バーヴェル様、失礼します。」
「ん?なんだ?...は?おい!私は長袖を着ないぞ!?おい!!!」
「うちの屋敷がどれだけ広いと思ってるんだ。叫んだところで見つからないよ。」
レオンという、連れてきた獣人の子が居なくなったと気づいた瞬間にバーヴェルは窓の外へ向かって叫び出した。それが本当にうるさい。
「しかし!!迷子になっているかもしれないだろう!!?レオンはああ見えて寂しがり屋なんだ!!!」
「どう見えてか知らないけど、少し声の大きさを抑えてくれないか。」
「しかしだな!!!」
「公爵様。」
使用人にその獣人を探しに行かせようとしたところで、いつの間にか居なくなっていたウェーゲルが部屋に戻ってきた。
「ああ、どうかした?」
「ルノ様と、レオン様が庭でお会いしたようです。」
「本当か!?!?」
「それで、二人は?」
「仲良く手を繋がれて、白虎様の元へ行かれました。」
どうやらバーヴェルとはぐれた獣人はルノと会って、仲良くなったらしい。今は能力をオフにしていたから気づかなかった。
まあ知らない大男よりは知らない獣人の方がルノも警戒を解きやすいだろう。
「手を繋いだだと!?私もまだ繋いだことがないのにか!?」
「それはお前が嫌われてるからだろう。」
「嫌われてるのか!?」
「知らない。じゃあ私達も白虎のところへ行こうか。お前の声量にはうんざりだ。」
仕事をする手を一旦止めて、席を立つ。
そしてバーヴェルと共に庭にある小屋を目指していると、楽しそうな声が聞こえ始めた。
“れおん!とらさんのせなか、ふたりでのっていいって!”
“虎の背中に...?大丈夫なのか?”
“うん!とらさんはちからもちなの!”
“分かった。でも危ないから虎くんは俺が持つ。ルノは俺の前に乗れ。”
“ほんと!?とらくん、れおんがだっこしてくれるって!よかったねえ!“
「へぇ、レオンは面倒見が良いんだね。友達というより兄弟みたいだ。」
「ジルグンド!!レオンはどっちだ!?」
「あの小屋だよ。おや、ちょうど出てきたみたいだね。」
小屋の入り口から、白い体躯が姿を現す。そしてその背中には赤い髪と耳をしたルノと、ルノより頭ひとつ分よりちょっと大きいレオンらしき子が乗っていた。
そしてレオンは、私と一緒にいたバーヴェルをその金色の目で捉えると、眉間に皺を寄せる。
バーヴェルはそんなレオンの表情に気づいていないのか、袖のないむき出しの腕を大きく振って嬉しそうに呼びかけようとした。
「レオ、んぐっ!!」
「ルノが驚くから大きい声は出さないで。」
咄嗟にバーヴェルの口を塞ぐ。
まだバーヴェルのような体が大きくて豪快な人間にルノは出会ったことがない。
現に、バーヴェルを視界に入れたルノは今のバーヴェルの一声で蛇に睨まれた蛙のように動かなくなっている。後ろのレオンの呼びかけも聞こえていないようだ。
ルノの小さい心臓が早鐘を打つのが聞こえた。
ルノが怯えた事でバーヴェルを敵認定した白虎が今にもバーヴェルに飛びかかろうとするが、背中に二人を乗せているため低く唸って威嚇するだけにとどめている。
「はぁ。バーヴェルはここで待ってるんだ。」
「っ!?なぜ「いいから、黙って、ここで、待て。」...分かった。」
一旦バーヴェルは置いて、私だけでルノに近づく。ルノを心配していたレオンは困ったように私を見上げたため、笑顔で「ありがとう。」と伝えて、ルノを抱き上げる。するとルノは、やっと現実に意識が戻ってきたようだった。
「じる...さま...?あれ、いま、なんかくまさんが、にわに...。」
「公爵家に熊は居ないよ。」
「で、でもおおきくて、おおきなこえで、とらさんよりおおきくて...あ、あれ、とらくんは?あれっ?さっきまでいっしょで、っぁ...と、とらくん!とらくん!!ま、また...!!!」
「落ち着いて。レオンが持ってる。ほら。」
ルノの視界にレオンと虎くんが入るように体を傾ければ、ルノは安心したように手を伸ばした。その手が届くように私がしゃがめば、近づいたルノの手に向かってレオンが虎くんを渡す。
「ぁ、ありがと。れおん。」
「いや、お前こそ大丈夫か?隊長...バーヴェルって名前のあの熊は、ああ見えてちゃんと理性のある奴だから安心しろ。」
レオンがルノの目尻にたまる涙を拭った。それにされるがままのルノは「ば、ゔぇる?」と首を傾げた。
「そう。私の友人だ。」
「じるさまの、おともだち?...くまさんと、おともだち?」
「ちゃんと人間だよ。じゃあバーヴェルの紹介がてら皆で少しお茶にしようか。レオンもぜひ。」
「あ、はい。」
バーヴェルと違って、この獣人は随分礼儀が正しいようだった。白虎から飛び降りると、「ありがとうございます。」といって丁寧に頭を下げてくれた。
▼
という事で、テラス席に用意されたティーセットを囲んでお茶会が開かれた。
私の正面にはバーヴェルが座り、その横にレオンが居る。
そして、ルノは虎くんを抱いたまま、座っている白虎の背後に隠れて出てこない。
周りに待機している使用人もおろおろとしたようにその様子を見つめている。何人かはバーヴェルに冷たい視線を送っていた。
「...私は、嫌われたか?」
「好き嫌い以前に、怖いんだと思うよ。」
「どこら辺がだ?」
「大きさ。」
「顔。」
「声量。」
「言葉遣い。」
「眼帯。」
「筋肉。」
「勢い。」
「全部。」
「レオンっ...それを言ったら私はどうする事もできないぞ...?」
レオンと交互にバーヴェルの怖い箇所を上げていけば結局「全て」に落ち着いた。それをレオンに言われたバーヴェルは大きな体を丸めて落ち込んでいる。
この会話の間もずっとルノは白虎の後ろから片目だけでバーヴェルを観察している。ご丁寧にその腕にいる虎くんも片目だけが見えていた。
ルノの耳は出会ったばかりの頃のようにピンと横に張り、尻尾の毛も逆立って太くなっている。
全神経を使ってバーヴェルを警戒している事は明らかだ。
「ルノ、大丈夫だからこっちにおいで。」
私が声をかけても、ルノは動かなかった。むしろ警戒心がむき出しのまま見つめられてしまう。
...もしかしたら、私がバーヴェルの仲間だと思われて、一緒に警戒され始めてるのかもしれない。
「それはいけない。」
すぐに席を立って、ルノのそばで膝をつくとルノは体を大袈裟に揺らして、体の全てを白虎の後ろに隠してしまった。
やはり私まで怯えられてしまっている。
「ルノ。」
私があげた名前で呼びかけても、答えてはもらえなかった。
仕方ないから今日の所はバーヴェルに一度帰ってもらって、ルノの信用回復に努めよう。
そう思って立ちあがろうとしたが、背後からレオンが近づいてきていた。
いったい何をするのかと思えば、レオンは躊躇う事なくルノに近寄って行って、その頭を強引に撫でた。頭の毛がボサボサになりながら、突然のことにルノ本人も驚いてレオンをポカンとした顔で見上げる。その顔が可愛かったから、手櫛でルノの髪を整えながら、どさくさに紛れて撫でる。
そこにレオンは真剣な顔を寄せてこう話した。
「ルノ、人間はたくさんの種類がいる。」
「...しゅ、るい......?」
「そうだ。俺の尻尾がふわふわで、ルノの尻尾がすべすべなようにな。俺が今まで出会った人間には、獣人を家畜同然に飼う奴もいた。丁度いいストレス発散の道具として使う奴もいた。俺たちの命に価値を見出す人間は少ない。世界のほとんどはそうだ。...でも、逆もいる。」
「...ぎゃく...。」
ルノの小さい声に、「ああ。」と言ってレオンは明るい笑みを返した。
「一生食うのに困らないぐらいの宝より俺を優先して、衣食住に困らないようにして、常に俺のことを考えてくれる、そんな人間もいる。...ルノも、心当たりがあるだろ?」
「...じるさま。」
「そうだ。そして、俺にとっての“ジル様”が、あの熊だ。」
「れおんの...?......そっ、か...。」
「大丈夫そうか?」
「うぅ......。れおんの、たいせつなひとなのはわかったけど......。で、でも、えっと、...まえ、とらくんに、ひどいことしたひとも...その...。」
ルノの大きな目が迷うように、右へ左へ動く。
「なんだ?言ってみろ。」
「えっとね......そ、そのひとも、こえがおおきくて、ちからがつよそうで...
_______そでが、なかった...。」
「おい隊長。今すぐに上着を借りろ。」
「ウェーゲル。」
「はいこちらに。バーヴェル様、失礼します。」
「ん?なんだ?...は?おい!私は長袖を着ないぞ!?おい!!!」
あなたにおすすめの小説
繋ぎの婚約を契約通り解消しようとしたら、王宮に溺愛軟禁されました
こたま
BL
エレンは子爵家のオメガ令息として産まれた。年上のアルファの王子殿下と年齢が釣り合うオメガ令息が少なく、他国との縁組も纏まらないため家格は低いが繋ぎとして一応婚約をしている。王子のことは兄のように慕っており、初恋の人ではあるけれど、契約終了時期か王子に想い人が現れた時には解消されるものと考えていた。ところが婚約解消時期の直前に王子宮に軟禁された。結婚を承諾するまでここから出さないと王子から溢れるほどの愛を与えられる。ハッピーエンドオメガバースBLです。
俺は夜、社長の猫になる
衣草 薫
BL
冤罪で職を追われた葵は、若き社長・鷹宮に拾われる。
ただし条件は――夜は“猫”として過ごすこと。
言葉を話さず、ただ撫でられるだけの奇妙な同居生活。
タワマン高層階の部屋で、葵は距離を崩さない鷹宮に少しずつ惹かれていく。
けれど葵はまだ知らない。自分が拾われた本当の理由を。
【完結】我が兄は生徒会長である!
tomoe97
BL
冷徹•無表情•無愛想だけど眉目秀麗、成績優秀、運動神経まで抜群(噂)の学園一の美男子こと生徒会長・葉山凌。
名門私立、全寮制男子校の生徒会長というだけあって色んな意味で生徒から一目も二目も置かれる存在。
そんな彼には「推し」がいる。
それは風紀委員長の神城修哉。彼は誰にでも人当たりがよく、仕事も早い。喧嘩の現場を抑えることもあるので腕っぷしもつよい。
実は生徒会長・葉山凌はコミュ症でビジュアルと家柄、風格だけでここまで上り詰めた、エセカリスマ。実際はメソメソ泣いてばかりなので、本物のカリスマに憧れている。
終始彼の弟である生徒会補佐の観察記録調で語る、推し活と片思いの間で揺れる青春恋模様。
本編完結。番外編(after story)でその後の話や過去話などを描いてます。
(番外編、after storyで生徒会補佐✖️転校生有。可愛い美少年✖️高身長爽やか男子の話です)
BL世界に転生したけど主人公の弟で悪役だったのでほっといてください
わさび
BL
前世、妹から聞いていたBL世界に転生してしまった主人公。
まだ転生したのはいいとして、何故よりにもよって悪役である弟に転生してしまったのか…!?
悪役の弟が抱えていたであろう嫉妬に抗いつつ転生生活を過ごす物語。
麗しの眠り姫は義兄の腕で惰眠を貪る
黒木 鳴
BL
妖精のように愛らしく、深窓の姫君のように美しいセレナードのあだ名は「眠り姫」。学園祭で主役を演じたことが由来だが……皮肉にもそのあだ名はぴったりだった。公爵家の出と学年一位の学力、そしてなによりその美貌に周囲はいいように勘違いしているが、セレナードの中身はアホの子……もとい睡眠欲求高めの不思議ちゃん系(自由人なお子さま)。惰眠とおかしを貪りたいセレナードと、そんなセレナードが可愛くて仕方がない義兄のギルバート、なんやかんやで振り回される従兄のエリオットたちのお話し。完結しました!
【完結】兄の事を皆が期待していたので僕は離れます
まりぃべる
ファンタジー
一つ年上の兄は、国の為にと言われて意気揚々と村を離れた。お伽話にある、奇跡の聖人だと幼き頃より誰からも言われていた為、それは必然だと。
貧しい村で育った弟は、小さな頃より家の事を兄の分までせねばならず、兄は素晴らしい人物で対して自分は凡人であると思い込まされ、自分は必要ないのだからと弟は村を離れる事にした。
そんな弟が、自分を必要としてくれる人に会い、幸せを掴むお話。
☆まりぃべるの世界観です。緩い設定で、現実世界とは違う部分も多々ありますがそこをあえて楽しんでいただけると幸いです。
☆現実世界にも同じような名前、地名、言葉などがありますが、関係ありません。
伝説のS級おじさん、俺の「匂い」がないと発狂して国を滅ぼすらしいい
マンスーン
BL
ギルドの事務職員・三上薫は、ある日、ギルドロビーで発作を起こしかけていた英雄ガルド・ベルンシュタインから抱きしめられ、首筋を猛烈に吸引。「見つけた……俺の酸素……!」と叫び、離れなくなってしまう。
最強おじさん(変態)×ギルドの事務職員(平凡)
世界観が現代日本、異世界ごちゃ混ぜ設定になっております。