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第2話 想定外
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神無月先輩と付き合うようになったアヤメ。
確かに、学園内で告白されることは、急激に減った。
というが、一切なくなった。
神無月パワー凄すぎ。
彼が相手では、競う気にもならないらしい。
その分、雛子ちゃんは凄いことになっているようだ。
彼女の取り巻きは3倍に増え、男子学生に囲まれてしまい、小柄な彼女は、ほとんど見えない。
大変そうだな…と思う。
ただ私にも想定外のことが起きている。
男性が近寄ってこないのは喜ばしいが、女性からも今まで以上に距離をおかれるようになったのだ。
こんなはずじゃなかった。
学園で話をするのは、幼馴染みの美桜ちゃん(みお)と、彼氏の明くんのみ。
明くんは学年が違うし、美桜ちゃんは隣のクラス。
私は、一人ぼっちになってしまった。
掃除当番の時には、最後にゴミを焼却場へ運ぶのだが、私がゴミ箱を持っても誰も反応しない。
ゴミを焼却場へ運ぶ係は、女性に人気なのに。
なぜ人気なのか。
ゴミ箱は小さくて軽く、女性一人でも軽々持てる。
焼却場までの道のりに生徒会室があり、容姿端麗な様々なタイプの生徒会の面々を窓から見ることができる。
それも私はゴミを運んでますよ~とさりげなく観察可能。
運がよければ話しかけてもらえたりする。
そう、私のように…
明くんに「彼女にならない?」と声をかけられたのは、ちょうどこの辺り。
生徒会室から焼却場へ向かう道だった。
いつもは女友達と一緒に行っていた。
たまたまその日、友達がトイレに行きたくなり、途中で引き返してしまった。
まぁいいかと私一人で焼却場へ向かったのだ。
まさか明くんに声をかけられるなんて、誰が想像できるだろうか。
それから私が掃除当番になると、ゴミを運ぶのはなぜか私一人に任されるように。
なぜ?と思わなくもないが、イジメというほどのことでもない。
ただ私が一人でゴミを運ぶだけ。
生徒会室から明くんが出てきた。
「アヤメ、今日は少し遅くなりそうだ。図書館で待ってて。」
「うん、わかった。」
明くんと別れ、焼却場へ向かうと、焼却場裏に広がる森から雛子ちゃんが出てくるのが見えた。
彼女が一人でいるなんて珍しい。
咄嗟に校舎の陰に身を隠す。
なぜ私は隠れてるんだろう…
雛子ちゃんは、ニヤリと不気味な笑みを浮かべ、森の方へ振り返り、ポツリとつぶやいた。
「神様、頼みましたよ。」
そして、元気よく頭を下げた。
頭をあげた彼女の柔らかそうな髪が、一瞬ボワボワッと広がったように見えた。
周りの空気が一気に冷えた感覚があり、私の肌にブワッと鳥肌がたつ。
なに? 神様?
ええっ、今のなに?
いつも明るく朗らかな彼女。
彼女でもあんな笑い方をするんだ。
クルリと森から校舎へ向きを変えた彼女の顔は… 目尻がつりあがり、真っ赤な唇は薄く横に広がり、大きな弧を描いていた。
えっ、だれ?
やだ、鳥肌がおさまらない。
体がブルブル震えてきた。
確かに、学園内で告白されることは、急激に減った。
というが、一切なくなった。
神無月パワー凄すぎ。
彼が相手では、競う気にもならないらしい。
その分、雛子ちゃんは凄いことになっているようだ。
彼女の取り巻きは3倍に増え、男子学生に囲まれてしまい、小柄な彼女は、ほとんど見えない。
大変そうだな…と思う。
ただ私にも想定外のことが起きている。
男性が近寄ってこないのは喜ばしいが、女性からも今まで以上に距離をおかれるようになったのだ。
こんなはずじゃなかった。
学園で話をするのは、幼馴染みの美桜ちゃん(みお)と、彼氏の明くんのみ。
明くんは学年が違うし、美桜ちゃんは隣のクラス。
私は、一人ぼっちになってしまった。
掃除当番の時には、最後にゴミを焼却場へ運ぶのだが、私がゴミ箱を持っても誰も反応しない。
ゴミを焼却場へ運ぶ係は、女性に人気なのに。
なぜ人気なのか。
ゴミ箱は小さくて軽く、女性一人でも軽々持てる。
焼却場までの道のりに生徒会室があり、容姿端麗な様々なタイプの生徒会の面々を窓から見ることができる。
それも私はゴミを運んでますよ~とさりげなく観察可能。
運がよければ話しかけてもらえたりする。
そう、私のように…
明くんに「彼女にならない?」と声をかけられたのは、ちょうどこの辺り。
生徒会室から焼却場へ向かう道だった。
いつもは女友達と一緒に行っていた。
たまたまその日、友達がトイレに行きたくなり、途中で引き返してしまった。
まぁいいかと私一人で焼却場へ向かったのだ。
まさか明くんに声をかけられるなんて、誰が想像できるだろうか。
それから私が掃除当番になると、ゴミを運ぶのはなぜか私一人に任されるように。
なぜ?と思わなくもないが、イジメというほどのことでもない。
ただ私が一人でゴミを運ぶだけ。
生徒会室から明くんが出てきた。
「アヤメ、今日は少し遅くなりそうだ。図書館で待ってて。」
「うん、わかった。」
明くんと別れ、焼却場へ向かうと、焼却場裏に広がる森から雛子ちゃんが出てくるのが見えた。
彼女が一人でいるなんて珍しい。
咄嗟に校舎の陰に身を隠す。
なぜ私は隠れてるんだろう…
雛子ちゃんは、ニヤリと不気味な笑みを浮かべ、森の方へ振り返り、ポツリとつぶやいた。
「神様、頼みましたよ。」
そして、元気よく頭を下げた。
頭をあげた彼女の柔らかそうな髪が、一瞬ボワボワッと広がったように見えた。
周りの空気が一気に冷えた感覚があり、私の肌にブワッと鳥肌がたつ。
なに? 神様?
ええっ、今のなに?
いつも明るく朗らかな彼女。
彼女でもあんな笑い方をするんだ。
クルリと森から校舎へ向きを変えた彼女の顔は… 目尻がつりあがり、真っ赤な唇は薄く横に広がり、大きな弧を描いていた。
えっ、だれ?
やだ、鳥肌がおさまらない。
体がブルブル震えてきた。
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