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第17話 もう一度
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『神様、頼みましたよ?』
あっ、あの日、雛子が出てきた道を辿って神社をみつけたんだった。
『青芝見神社』
老婆に止められなければ、私は『雛子になりたい』と願っていただろう。
まさか…
老婆は何と言っていた?
確か、この神社は願いを叶える力が強いと言っていた。
雛子が『アヤメになりたい』と願ったの?
それで私たちは入れ替わったの?
だったら、だったら、もう一度。
今度は雛子が元に戻りたいと願えば…
今の雛子は何だか変だ。
何かに取り憑かれているみたい。
雛子もアヤメも、あんな恐ろしい顔、できない。
どうしよう…
でも、やってみるしかないよね。
「雛子、お願いだから、もう一度願って。今度は元に戻りたいと。」
アーハハハッ、アハハ、アーハハハッ
「雛子、どうしちゃったの?」
「彼女は悪いモノに取り憑かれておる。おそらく陰の願いでも願ったのじゃろう。表面に憑いただけで中には入れてないようじゃが時間の問題か。」
以前と同じ老婆が現れた。
「陰の願い?」
「そうじゃ。恨み、妬みなど、暗い嫌な願いでもしたんじゃろ。この神社は特殊での。願いを叶える力が強い。陰の願いをする者もおる。その弱い心に取り憑こうと、悪いモノが集まってくるんじゃ。」
「私はどうしたら…」
「陽の願いなら大丈夫じゃ。明るい良い願い。その代わり、決して弱い心を見せるでない。強い心で願うのじゃ。」
老婆は私を助けてくれるようだ。
アドバイスをくれた。
「ありがとうございます。やってみます。」
私は『絶対に何とかする』と強い気持ちで、会釈した後、鳥居をくぐる。
手と口を清め、お賽銭を入れる。
二拝二拍手一拝
『雛子とアヤメ、元の体に戻れますように。それぞれ自身の力で新しい道を切り開いていきます。どうかお願いします。』
一心に祈る。
参拝を終え、神社を出ると、雛子が暴れていた。
雛子をギュッと抱き締める。
『悪いモノ、雛子から出ていって!』
強く強く願う。
ガリッ
雛子の爪が私の手を引っ掻いた。
私の手のひらに血が滲む。
イタッ
私の声に、雛子が反応。
彼女の肩がビクッと跳ねた。
「雛子、雛子、目を覚まして。悪いモノに負けないで。あなたはモデルになるんでしょ?自由になるんでしょ?」
雛子はプルプル震えた後、意識を失った。
どうしよう…
雛子の小さな体で、アヤメの大きな体は運べない。
しっかり願えたはずだ。大丈夫。
彼女を支えたまま、ヨロヨロと座り込み、意識を失った。
「アヤメ、目を覚ましてくれ。アヤメ。」
明くんの声がする。
夢を見ているの?
目を覚ますと、私は保健室のベッドで明くんに手を握られていた。
自分の体を確認すると、私はアヤメに戻っていた。
隣のベッドには、雛子がいた。
彼女も、目を覚ましたばかりのようで、「アヤメ、私、私に戻ってる。」
ボロポロ涙を流している。
雛子をギュッと抱き締める。
私の左の手のひらにできた引っ掻きキズは、手当されていた。
そして雛子の左手にも、私と同じバツ印のキズができていた。
あっ、あの日、雛子が出てきた道を辿って神社をみつけたんだった。
『青芝見神社』
老婆に止められなければ、私は『雛子になりたい』と願っていただろう。
まさか…
老婆は何と言っていた?
確か、この神社は願いを叶える力が強いと言っていた。
雛子が『アヤメになりたい』と願ったの?
それで私たちは入れ替わったの?
だったら、だったら、もう一度。
今度は雛子が元に戻りたいと願えば…
今の雛子は何だか変だ。
何かに取り憑かれているみたい。
雛子もアヤメも、あんな恐ろしい顔、できない。
どうしよう…
でも、やってみるしかないよね。
「雛子、お願いだから、もう一度願って。今度は元に戻りたいと。」
アーハハハッ、アハハ、アーハハハッ
「雛子、どうしちゃったの?」
「彼女は悪いモノに取り憑かれておる。おそらく陰の願いでも願ったのじゃろう。表面に憑いただけで中には入れてないようじゃが時間の問題か。」
以前と同じ老婆が現れた。
「陰の願い?」
「そうじゃ。恨み、妬みなど、暗い嫌な願いでもしたんじゃろ。この神社は特殊での。願いを叶える力が強い。陰の願いをする者もおる。その弱い心に取り憑こうと、悪いモノが集まってくるんじゃ。」
「私はどうしたら…」
「陽の願いなら大丈夫じゃ。明るい良い願い。その代わり、決して弱い心を見せるでない。強い心で願うのじゃ。」
老婆は私を助けてくれるようだ。
アドバイスをくれた。
「ありがとうございます。やってみます。」
私は『絶対に何とかする』と強い気持ちで、会釈した後、鳥居をくぐる。
手と口を清め、お賽銭を入れる。
二拝二拍手一拝
『雛子とアヤメ、元の体に戻れますように。それぞれ自身の力で新しい道を切り開いていきます。どうかお願いします。』
一心に祈る。
参拝を終え、神社を出ると、雛子が暴れていた。
雛子をギュッと抱き締める。
『悪いモノ、雛子から出ていって!』
強く強く願う。
ガリッ
雛子の爪が私の手を引っ掻いた。
私の手のひらに血が滲む。
イタッ
私の声に、雛子が反応。
彼女の肩がビクッと跳ねた。
「雛子、雛子、目を覚まして。悪いモノに負けないで。あなたはモデルになるんでしょ?自由になるんでしょ?」
雛子はプルプル震えた後、意識を失った。
どうしよう…
雛子の小さな体で、アヤメの大きな体は運べない。
しっかり願えたはずだ。大丈夫。
彼女を支えたまま、ヨロヨロと座り込み、意識を失った。
「アヤメ、目を覚ましてくれ。アヤメ。」
明くんの声がする。
夢を見ているの?
目を覚ますと、私は保健室のベッドで明くんに手を握られていた。
自分の体を確認すると、私はアヤメに戻っていた。
隣のベッドには、雛子がいた。
彼女も、目を覚ましたばかりのようで、「アヤメ、私、私に戻ってる。」
ボロポロ涙を流している。
雛子をギュッと抱き締める。
私の左の手のひらにできた引っ掻きキズは、手当されていた。
そして雛子の左手にも、私と同じバツ印のキズができていた。
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