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第18話 お迎え
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私と雛子は保健室で目を覚ました。
学園から自宅へ連絡してくれたそうだ。
家族が迎えに来るまで、そのまま待つ。
私の隣には、明くんがいて、手を繋いでくれている。
雛子が私たちをじーっと見ている。
明くんと手を繋ぐ。
いつものことなのに、見られると恥ずかしい。
だんだん顔が赤くなっていくのがわかる。
明くんの手を放そうと指を開くと、ギュッと強く握られる。
意識を失い、倒れてたんだもんね。
心配させてしまったな。
「私たちは倒れているのをみつけてくれたのは、明くん?」
「ううん。如月がみつけて連絡してくれた。」
「そっか。後で彼にお礼言わなきゃ。」
「そうだね。ちなみに桃井さんを運んだのは如月だから。」
「えっ、そうなんですか?如月先輩が私を?」
雛子はなんだか嬉しそうだ。
「あっ、アヤメは僕が運んだよ。」
明くんが得意そうな顔で告げる。
「明くん、ありがとう。」
「うん、どういたしまして。」
ガチャッ
保健室のドアが開き…
「雛子」
「雛子ちゃん、大丈夫なの?」
雛子ちゃんの両親が迎えにきた。
「パパ、ママ、私は大丈夫。」
「よかった。じゃあ帰るか。」
「そうね。ありかとうございました。後日またお礼にうかがいます。」
みんなで頭を下げて帰って行った。
しばらくすると、
ガチリッ
ドアが開いて、私の両親が入ってきた。
「アヤメ~、大丈夫か?心配させないでくれよ。」
「貧血? 低血圧かしら?」
私の脈をとる母。
うちの両親は賑やかだな。
隣で明くんが緊張してる?
「あら?あなたがアヤメを助けてくれたのね。ありかとう。」
「はい。はじめまして。神無月 諦といいます。今、アヤメさんとお付き合いさせていただいています。」
ギュンっと父の首が回り、こちらをキッと睨んだ。
お父さん、こわい、その顔こわいから。
「あなた、なんて顔してるのよ。彼はアヤメを助けてくれたのよ。お礼を言わなきゃ。」
「まぁ、そうだな。君、ありかとう。」
「いいえ… はい。」
明くん、緊張しすぎだから。
「アヤメ、帰るぞ。君も一緒に。送らせてくれ。」
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
明くんと一緒に、我が家の車に乗り込む。
明くんの誘導で、彼の家に着いた。
なに、これ?
雛子の自宅も凄かったけれど…その倍?
近所にこんな豪邸あったのね…
「ありかとうございました。アヤメさん、また明日。」
「うん、明くん、ありかとう。明日ね。」
明くんは自宅の敷地へ入って行った。
「すごい豪邸だわね。」
母が目を見開いている。
「うん、そうだね~。すごっ。」
私もびっくりしたよ。
いつも彼が私を送ってくれていて、彼の家がどこにあるのかさえ知らなかったから。
「じゃ、帰ろう。」
数日ぶりの我が家。
私には、このこじんまりした部屋がいい。
やっぱり落ち着くな。
夕飯は、カレーライス。
市販のルーで作られたカレー。
弟の樹(たつき)が作って待っていてくれた。
食べなれたカレーに、ほっとする。
美味しかった~。
学園から自宅へ連絡してくれたそうだ。
家族が迎えに来るまで、そのまま待つ。
私の隣には、明くんがいて、手を繋いでくれている。
雛子が私たちをじーっと見ている。
明くんと手を繋ぐ。
いつものことなのに、見られると恥ずかしい。
だんだん顔が赤くなっていくのがわかる。
明くんの手を放そうと指を開くと、ギュッと強く握られる。
意識を失い、倒れてたんだもんね。
心配させてしまったな。
「私たちは倒れているのをみつけてくれたのは、明くん?」
「ううん。如月がみつけて連絡してくれた。」
「そっか。後で彼にお礼言わなきゃ。」
「そうだね。ちなみに桃井さんを運んだのは如月だから。」
「えっ、そうなんですか?如月先輩が私を?」
雛子はなんだか嬉しそうだ。
「あっ、アヤメは僕が運んだよ。」
明くんが得意そうな顔で告げる。
「明くん、ありがとう。」
「うん、どういたしまして。」
ガチャッ
保健室のドアが開き…
「雛子」
「雛子ちゃん、大丈夫なの?」
雛子ちゃんの両親が迎えにきた。
「パパ、ママ、私は大丈夫。」
「よかった。じゃあ帰るか。」
「そうね。ありかとうございました。後日またお礼にうかがいます。」
みんなで頭を下げて帰って行った。
しばらくすると、
ガチリッ
ドアが開いて、私の両親が入ってきた。
「アヤメ~、大丈夫か?心配させないでくれよ。」
「貧血? 低血圧かしら?」
私の脈をとる母。
うちの両親は賑やかだな。
隣で明くんが緊張してる?
「あら?あなたがアヤメを助けてくれたのね。ありかとう。」
「はい。はじめまして。神無月 諦といいます。今、アヤメさんとお付き合いさせていただいています。」
ギュンっと父の首が回り、こちらをキッと睨んだ。
お父さん、こわい、その顔こわいから。
「あなた、なんて顔してるのよ。彼はアヤメを助けてくれたのよ。お礼を言わなきゃ。」
「まぁ、そうだな。君、ありかとう。」
「いいえ… はい。」
明くん、緊張しすぎだから。
「アヤメ、帰るぞ。君も一緒に。送らせてくれ。」
「ありがとうございます。よろしくお願いします。」
明くんと一緒に、我が家の車に乗り込む。
明くんの誘導で、彼の家に着いた。
なに、これ?
雛子の自宅も凄かったけれど…その倍?
近所にこんな豪邸あったのね…
「ありかとうございました。アヤメさん、また明日。」
「うん、明くん、ありかとう。明日ね。」
明くんは自宅の敷地へ入って行った。
「すごい豪邸だわね。」
母が目を見開いている。
「うん、そうだね~。すごっ。」
私もびっくりしたよ。
いつも彼が私を送ってくれていて、彼の家がどこにあるのかさえ知らなかったから。
「じゃ、帰ろう。」
数日ぶりの我が家。
私には、このこじんまりした部屋がいい。
やっぱり落ち着くな。
夕飯は、カレーライス。
市販のルーで作られたカレー。
弟の樹(たつき)が作って待っていてくれた。
食べなれたカレーに、ほっとする。
美味しかった~。
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