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2 4回目
9 お出掛け
しおりを挟む今日、初めて異性と二人でお出掛けをする。
同じ洋菓子屋で働く先輩に誘われて、街へ行く。
お昼前に、店の前に待ち合わせをした。
二人で、お菓子の事を話した。
私も少しづつではあるが、お菓子作りに参加できようになった。
しかし、事務仕事と売り子が8割を占めていた。
事務仕事は、始め補佐的だったのがいつのまにか、事務員となっていた。
売り子は、家で店にたっていたので、接客が得意だった。
このままではいけないと、上司に相談し、やっと入れてもらえた。
私の面倒を見てくれたのが、先輩である。
先輩は、3年ほど働いており、仕上げなんかも担当し始めていた。
「作るのは、大分慣れた?」
「はい、クリームを作るコツもわかって、早く出きるようになりました。」
先輩と話していると楽しい。お菓子の事や街の事、私の知らない事を教えてくる。
「市場に出ている屋台で、なにか食べようと思うんだけど、どうかな?」
「ハイ。市場楽しみです。」
市場の入り口で、お花を売っている女性が頬を染め、男性と話をしている。
私は、足を止めその様子を見ていた。
手を握り会う二人の初々しさがよかった。
そろそろ、休憩するために彼が迎えに来たのだろうか。
「どうした?横見たらいないから…。」
「いや、ごめんなさい。」
「さぁ、行こう。」
「はい。」
私は、彼女達を見ていたかった。
仕方ない事だけど…。
「わっ!」
思わず、手を振った。
「ごめん。またはぐれては…けないと思って。」
「あっ、ごめんなさい。びっくりしてしまって。」
「いやだった?」
「びっくりしただけです。」
彼が手を、差し出すので手を乗せた。
彼の手は、しなやかな手だった。
手を繋ぎ、市場を歩いた。
サンドイッチやチキン、飲み物を買い市場の中にいくつかある休憩する場所で、買ったものをいただた。
サンドイッチは、野菜やチーズが挟んであり、チキンをそこへまた挟み込んで、食べた。
先輩と話ながら、思ったのはイベントを最後まで見られなかった事だ。
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