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第三章 世界樹の守護者
第34話 カフェの二人
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「そう言えばセレスさんはどうしてますか?今日は書架でダラダラしてたりするんでしょうか?」
と、コレットが言って来たので、グレアラシルは首をかしげながら、
「あれ?聞いて無いんですか?実は姐さん、今朝からクレモストナカに行ってて書架には居ないんすよ。ミカゲに乗って行ったので、書架は今俺が預かっている様な状態なんすよね。」
そう言って溜息をついた。
その様子を見ながらコレットは、
「それは結構大変そうですね~、書架の店番をする事になるんでしょうか?」
と聞くと、
「いや、店番までは頼まれていないな。とりあえず一週間位留守にするけど、その間は書架は臨時休業って事にするらしい。」
昨夜のうちにミカゲから聞かされた店の休業の話を、グレアラシルは思い出す様に答えた。
「ええ~!?一週間も居ないんですか!ミカゲも!?何かサミシイですね~。今日実はこの後書架に遊びに行こうかと思っていたのに、残念です~。何か、一気にヒマになった気がします。」
そう言うとコレットは、肩をガクンと落として落胆した。
よっぽど書架に遊びに行きたかったんだろうな~?と言う様子がうかがい知れて、グレアラシルは少し笑ってしまった。
「あ!今笑いましたよね?そんなにオカシいですか?!ヒドイです~!」
グレアラシルの笑みに傷ついたのか、コレットはぷんすかと怒り始める。
しかしまた、いつもの通りのコレットに戻って、今度はグレアラシルに質問してきた。
「でも何でこんな所に?何か役所で重要な手続きでも?」
「実は先月仕事中に怪我したんだが、いやもう治ったんだが、その時に病院で結構な大掛かりな手当てを受けてな、その時の医療費も結構かかっちまったんだが、その時に医療費が払い過ぎだった事に気付いた保険屋が、還付で戻ってくるお金があるから役所で貰って来る様に~って言われて。」
と、詳細な理由をグレアラシルは話した。
コレットは、「ふんふん、なるほど~」などと相槌を打ちながら聞いて、最終的にはちゃんとグレアラシルがこの場所に居る理由を理解した。
「実は私、セレスさんと言うかグレアラシルさんにお話ししたいことがあるんですよ。なので、グレアラシルさんの用事が済むまで、あちらのカフェでヒマを潰していますので、終わったらあの外の席に来てください!」
行政府の建物の市民課のある部屋の前の廊下の窓の外をコレットが指さした方向に、赤い屋根と白いテラスのあるカフェが見えたグレアラシルは、
「分かりました、今日は何か人が多いから少し待たせるかも知れないっすけど、行きますよ。」
グレアラシルはコレットの提案を承諾して、とりあえず自分の用事を済ませることにした。
グレアラシルの用事は、意外と結構アッサリ終わった。
過払い分を貰う申請書類は予め書いて持って行ったお陰だったかも知れないが、書類を渡して10分程で過払い金が返還されてきたので、グレアラシルはそのお金を財布に入れると行政府を出て、向かいのカフェに急いだ。
カフェに着くと、テラスの席でコレットがコーヒーか何かと一緒にパフェを食べていたのを見つける。
「コレットさん、終わりましたよ!」
グレアラシルがコレットに声をかけた。
「あ!グレアラシルさん、早かったですね~。私は今、このジャンボパフェに挑戦中です!このパフェ本当に美味しいんですよ~!」
コレットはパフェを食べながら、グレアラシルにパフェの事を話した。
「本当は、もう一段階大きいパフェに挑戦して1時間以内で食べきると賞金が貰えるんですけどね、私今日はあんまりお腹の調子が良くなくて、挑戦しないで小さい方のパフェを食べているのです~。ジャンボパフェの大食いはまた次回にする事に。」
と、自身が実はパフェの大食いにハマっている事を告げる。
グレアラシルは、こんな細身のお嬢さんなのに、めちゃくちゃ食べる人なんだな~と痛く感心していた。
「それはそうと、何ですか?俺に話があるって言うのは?」
急に、思い出したようにグレアラシルはコレットに問いかけた。
コレットも、そう言えば!と言った様相でパフェを食べるのを止める。
「そうそう、そうでした!私の方がグレアラシルさんを呼び止めたと言うのに、駄目ですね私。」
左手で頭をコツンと小突きながら、コレットは反省した。
「とりあえずグレアラシルさんも座って、何か注文してください。私がおごりますよ?」
と、コレットが言って来たが、グレアラシルは、
「いえ、今の俺、過払い金が戻って来たので少し懐が温かいんで大丈夫っすよ!」
と言って、コレットの提案をやんわりと断った。
「それは幸運でしたね。では、各々がお支払いをすると言う事で。あ、これメニューです。」
コレットは自分の手元に置いてあったメニューをグレアラシルに渡した。
グレアラシルはと言うと、普段はあまりこんなオシャレ系のカフェに来る事は全く無かったので、何を食べようかしきりに迷っていた。
迷っているグレアラシルを見ながらコレットは、ジャンボなパフェを食べ進めて行った。
と、コレットが言って来たので、グレアラシルは首をかしげながら、
「あれ?聞いて無いんですか?実は姐さん、今朝からクレモストナカに行ってて書架には居ないんすよ。ミカゲに乗って行ったので、書架は今俺が預かっている様な状態なんすよね。」
そう言って溜息をついた。
その様子を見ながらコレットは、
「それは結構大変そうですね~、書架の店番をする事になるんでしょうか?」
と聞くと、
「いや、店番までは頼まれていないな。とりあえず一週間位留守にするけど、その間は書架は臨時休業って事にするらしい。」
昨夜のうちにミカゲから聞かされた店の休業の話を、グレアラシルは思い出す様に答えた。
「ええ~!?一週間も居ないんですか!ミカゲも!?何かサミシイですね~。今日実はこの後書架に遊びに行こうかと思っていたのに、残念です~。何か、一気にヒマになった気がします。」
そう言うとコレットは、肩をガクンと落として落胆した。
よっぽど書架に遊びに行きたかったんだろうな~?と言う様子がうかがい知れて、グレアラシルは少し笑ってしまった。
「あ!今笑いましたよね?そんなにオカシいですか?!ヒドイです~!」
グレアラシルの笑みに傷ついたのか、コレットはぷんすかと怒り始める。
しかしまた、いつもの通りのコレットに戻って、今度はグレアラシルに質問してきた。
「でも何でこんな所に?何か役所で重要な手続きでも?」
「実は先月仕事中に怪我したんだが、いやもう治ったんだが、その時に病院で結構な大掛かりな手当てを受けてな、その時の医療費も結構かかっちまったんだが、その時に医療費が払い過ぎだった事に気付いた保険屋が、還付で戻ってくるお金があるから役所で貰って来る様に~って言われて。」
と、詳細な理由をグレアラシルは話した。
コレットは、「ふんふん、なるほど~」などと相槌を打ちながら聞いて、最終的にはちゃんとグレアラシルがこの場所に居る理由を理解した。
「実は私、セレスさんと言うかグレアラシルさんにお話ししたいことがあるんですよ。なので、グレアラシルさんの用事が済むまで、あちらのカフェでヒマを潰していますので、終わったらあの外の席に来てください!」
行政府の建物の市民課のある部屋の前の廊下の窓の外をコレットが指さした方向に、赤い屋根と白いテラスのあるカフェが見えたグレアラシルは、
「分かりました、今日は何か人が多いから少し待たせるかも知れないっすけど、行きますよ。」
グレアラシルはコレットの提案を承諾して、とりあえず自分の用事を済ませることにした。
グレアラシルの用事は、意外と結構アッサリ終わった。
過払い分を貰う申請書類は予め書いて持って行ったお陰だったかも知れないが、書類を渡して10分程で過払い金が返還されてきたので、グレアラシルはそのお金を財布に入れると行政府を出て、向かいのカフェに急いだ。
カフェに着くと、テラスの席でコレットがコーヒーか何かと一緒にパフェを食べていたのを見つける。
「コレットさん、終わりましたよ!」
グレアラシルがコレットに声をかけた。
「あ!グレアラシルさん、早かったですね~。私は今、このジャンボパフェに挑戦中です!このパフェ本当に美味しいんですよ~!」
コレットはパフェを食べながら、グレアラシルにパフェの事を話した。
「本当は、もう一段階大きいパフェに挑戦して1時間以内で食べきると賞金が貰えるんですけどね、私今日はあんまりお腹の調子が良くなくて、挑戦しないで小さい方のパフェを食べているのです~。ジャンボパフェの大食いはまた次回にする事に。」
と、自身が実はパフェの大食いにハマっている事を告げる。
グレアラシルは、こんな細身のお嬢さんなのに、めちゃくちゃ食べる人なんだな~と痛く感心していた。
「それはそうと、何ですか?俺に話があるって言うのは?」
急に、思い出したようにグレアラシルはコレットに問いかけた。
コレットも、そう言えば!と言った様相でパフェを食べるのを止める。
「そうそう、そうでした!私の方がグレアラシルさんを呼び止めたと言うのに、駄目ですね私。」
左手で頭をコツンと小突きながら、コレットは反省した。
「とりあえずグレアラシルさんも座って、何か注文してください。私がおごりますよ?」
と、コレットが言って来たが、グレアラシルは、
「いえ、今の俺、過払い金が戻って来たので少し懐が温かいんで大丈夫っすよ!」
と言って、コレットの提案をやんわりと断った。
「それは幸運でしたね。では、各々がお支払いをすると言う事で。あ、これメニューです。」
コレットは自分の手元に置いてあったメニューをグレアラシルに渡した。
グレアラシルはと言うと、普段はあまりこんなオシャレ系のカフェに来る事は全く無かったので、何を食べようかしきりに迷っていた。
迷っているグレアラシルを見ながらコレットは、ジャンボなパフェを食べ進めて行った。
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