ひなたぼっこ──京都・鴨川デルタ夢譚

宮滝吾朗

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第30話 湯豆腐革命

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珍しく舞子がふんちゃかしている。
まあ、そもそもの発端は僕なのだが。

6月のある週末、この週は土日続けて雨だった。
いつになく梅雨入りが早かった今年は、せっかく2人とも休みの日曜日が雨の事が多い。
僕と舞子は、今週は大人しく映画でもたくさん借りてきて観ようということになった。

何を観るかは僕に任せると舞子が言うので、彼女がバイトに行っている土曜日の午前中に借りてきた。
トップガン 、ビー・バップ・ハイスクール 、マルサの女、 ビバリーヒルズ・コップ2、 スタンド・バイ・ミー、 クロコダイル・ダンディー。
いささか脈絡ない。

さて、いつものごとくお昼ごろに帰ってきた舞子が

「じゃ、お好み焼きたくさん焼くね!」

とニコニコして言う。

「お好み焼きはいいけど、たくさんってどういうこと?」

「え?だって、ずっと映画観るんでしょ?じゃあ先にたくさん焼いといたら、お腹すいたら温めるだけでいいから集中できるじゃん」

「待って待って待って。てことは、お昼ごはんも晩ごはんも夜食も全部お好み焼きってこと?」

「そうだよ」

舞子は全く悪びれる様子もなくそう言った。
確かに舞子の焼くお好み焼きはとても美味しい。
東九条の本多よりも、大阪に行ったときに食べた鶴橋のオモニよりも、舞子のほうが美味しい。
これは間違いない。

ただ、問題なのはその回数だ。
何も言わないと、週に3回はお好み焼きになる。
それも、お好み焼きなんか1回の食事で1枚が普通だと思うのだが、僕が1枚でごちそうさまを言うと、舞子は「美味しくなかった?」と心底悲しそうな顔をする。

「とんでもない。すごく美味しいで。なんで?」

と訊くと、舞子的にはお好み焼きは1回に2枚、3枚食べるのが普通らしい。
その上、1回焼くと5~6枚焼いて、冷凍していつでも食べられるようにストックするのだ。
おかげで僕の冷蔵庫の冷凍室は、いつもお好み焼きのストックが大量にあるようになった。

今回はどうやら土日の間ずっと、映画を観ながらお好み焼きを食べ続ける気らしい。
いくら美味しいお舞子のお好み焼きでも、さすがにそれは厳しい。

「えーっとね、たしかに雨やど、1回くらいはお好み焼きやなくて何か違うもの食べに行かへん?」

「えー?なんで?!まあ、良いけど、何食べたいの?」

「元田中のさとのやの焼肉ランチとか?」

「え?先週も行ったじゃん。」

そう言われて僕はカチンときてしまった。

「あのな、『先週も行った』って、今から2日間お好み食べ続けようって言ってる人が言うの、おかしない?」
「だいたいな、いくら舞子のお好みが美味しいからって、週に2回も3回も焼くのは異常やろ」
「しかも、お好み焼きなんか1枚で十分満足やのに、2枚も3枚も食べろとか言うし」
「冷凍庫もいつもお好み焼きでいっぱいで、他のもん冷凍できひんやん」
「舞子が来てからのこの4ヶ月で、これまでの20年分よりようけのお好み食べてんで?」

一気にまくし立ててしまった。

「分かったよ。」

舞子が口を尖らせて言う。

「じゃ、明日のお昼はさとのやの焼肉ランチでいいよ。朝はなんか美味しいの作って。今日も、私はお好み焼き食べるけど、ハルくんは無理に食べなくて良い。好きなもの作るか買ってくるかしてよ」

ちょっと言い過ぎたか…。

「いや、今日は一緒にお好み食べる。明日のお昼は出かける。それでいい?」

「…いいよ」

よし。交渉成立だ。
舞子は気を取り直したように見える。
楽しそうにキャベツを刻み始めた。

◇    ◇    ◇    ◇

映画はどれも面白かった。
トム・クルーズはかっこよかったし、ヒロシとトオルは名コンビだったし、宮本信子は本物の税務署員みたいだった。
合間合間にお好み焼きを食べたり銭湯に行ったり「中入り」と名付けて小仮眠を取ったりしながら、喋りまくるエディ・マーフィの活躍に2人で大爆笑するころには、時計はもう0時を回っていた。

日曜日も、死体を探す少年たちに見入ったり、マイケルが巨大なナイフを取り出したのに歓声を上げたりしている内に、あっという間にお昼になった。

「よし、お昼行こうか。雨やから、車で行ったら5分くらいやし」

いつものごとく、さとのやの焼肉ランチは美味かった。
牛カルビは柔らかく、肉と脂の旨味のバランスが最高だし、ホルモンは甘辛い味噌ダレとの絡みが絶妙で、甘くとろけ、まるでご飯泥棒だ。
更に嬉しいのが、カルビとホルモンをミックスにして250gにして、そこにご飯とキムチと味噌汁がついて800円いかないという、まさに学生の味方だ。

「ホルモンは食べたことないからちょっと…」

と、敬遠していた舞子も、何度か来ている間に僕のを一切れ食べ、二切れ食べ、時々は自分でホルモンランチを注文するようにまでなった。

「「ごちそうさまでした!」」

2人共大満足で店をあとにし、アパートに帰ってきたときである。
舞子が突然切り出した。

「ね。ハルくんの希望通り焼肉も行ったことだし、私も、言いたいことあるから言うね。」

「なに?」

「ハルくんが連れてってくれる店はどこも美味しい。」

そうだろそうだろ。

「私、好き嫌い多かったけど、連れて行ってくれた店で、せっかくハルくんが勧めてくれてるんだし、と思って食べたら美味しくて、食べられるようになった、というか好きになったメニューも多い」

うん。知ってる。

「ただね。ずーっと不満があるの」

ん?

「なんでいっつもいっつも、ラーメンか大盛り定食か焼肉なの?」
「私、京都に憧れてたって言ったよね?」
「京都と言ったら、湯豆腐に漬物、おもちにおうどんじゃないの?」
「店の人が全員着物着てて、カッコン♪って音が鳴るようなお庭があって、池に錦鯉が泳いでて、びよーんって長い花とか枝がいろんな方向から花瓶に刺さってるのが飾ってあったりするんじゃないの?」
「そういうお店で、ちゃぶ台で変な座椅子に正座して湯豆腐食べたいの!」
「なのにハルくんは延々とラーメン、大盛り定食、焼肉、ラーメン。」
「いや、たしかに全部美味しいよ?でも他にもあるでしょ!?京都?」
「まさか京都には元ラグビー部の男子学生しかいないっていうの!?」

舞子が一気にまくし立てた。
こんな舞子は初めてだ。
いつもニコニコして、好奇心と食欲に溢れてて、僕が出すもの、連れて行くところ、何でも喜んでくれているものとばかり思っていた。
まさかこんな不満を溜め込んでいただなんて…

ただ、だ。

「舞子、言いたいことはよく分かる。京都といえば座敷で湯豆腐、川床で鱧や」

「うん。」

「けどな、いくら仕送りもろてるいうても、学生がそんな高い店、行けへんわ」

「この前、『今日は贅沢するんや』って言って、焼肉行ったじゃない?あれはいいの?」

「う…まあ、それはそうやけど…でも湯豆腐って、温めたお豆腐にポン酢かけて食べるだけやろ?肉ないやん?腹ふくれへんやん?」

「食べたことあるの?」

「ない。行こうと思ったこともない」

「じゃあなんで、食べもせずに否定するのよ?」

「だって豆腐やで?豆腐に焼肉と同じお金出せへんやろ?」

「分かった!」

「何が?」

「私が出すよ!来週、お給料日だし。」

「いや、そんな無理せんでも」

「無理してない。前にも言ったけど、私軽井沢でかなり頑張って働いてたから、多分ハルくんより貯金もあるし」
「何より、前にハルくんが肉じゃが作ってくれる時に私に言ってたじゃない?『かわいそうに。本物を食べたことがないんだ』って」
「じゃあ今度は私がハルくんに、湯豆腐で『美味しい』って言わせてあげるよ」

「う…分かった。そこまで言うんやったらご馳走になるわ。ただな、アホみたいに高いとこは、いくら舞子が貯金あって給料日でもやめて欲しい。ちょっとたまに焼肉行くくらいの感じで、な。」

◇    ◇    ◇    ◇

次の日曜日。
珍しく梅雨の合間の晴れになったこの日、僕は舞子を助手席に乗せて南禅寺にやってきた。
丸太町通から白川を下り、動物園を過ぎると、あたりはいかにもな観光地の風情になる。
南禅寺の中門に向かっていくとすぐに

「あ、ここ。この左のお店」

と舞子が言った。
中門の手前にあった駐車場に車を入れて、歩いて少し戻る。
すぐに風格ある建物が現れた。
石畳のゆるやかなアプローチを進むと、大層な門構えに「順正」と行書で描かれた提灯が2つ。

「ねえ舞子、大丈夫なん?なんかめっちゃ高そうやねんけど?」

僕がそう言うと、舞子は

「大丈夫。バイト先の仲のいい頼れるお姉さんからきいてきたから。店は立派で湯豆腐も間違いなく美味しいけど、値段はちょっと贅沢したかな?程度だって。」

門をくぐると、庭先の水音が耳に届く。
石畳の奥に広がる緑の庭園──小さな池と錦鯉、その脇には静かに佇む鹿威し。
舞子の言っていた「カッコン♪」という音がかすかに響いてくる。

店内に足を踏み入れると、木製の引き戸が「カチャリ」と控えめな音を立てた。真新しいものではないが手入れが行き届いた建具が、自ずと落ち着いた空気を生む。

出迎えてくれたのは、凛とした着物姿の女性。口元にほんのり微笑を浮かべつつ、お辞儀を交わす。
奥へ案内されると──さすがにこれは舞子の理想の座敷とは違って、テーブル席が並んでいた。
窓越しに見えるのは、手入れされた枯山水風の庭──竹や松、そして苔石が織り成す静謐な景色だ。
個室ではなくとも、席からその庭がじゅうぶんに楽しめるつくりになっている。
石灯籠のそばで、鹿威しがまた「カッコン♪」と澄んだ音を立てている。

席に案内されると、舞子は少し緊張した面持ちで、ゆっくりと辺りを見回した。

「……本当に、こういうのが、憧れてた京都なんだよ」

舞子が小さくそう呟いた時、着物姿の店員が、お茶とおしぼりを運んできた。

一番最初に運ばれてきたのは、小ぶりな器に入った豆乳。
ほのかな甘味が口に広がり、舞子の表情はやわらぐ。

「濃厚だけどやさしい味…」

僕も、豆乳を美味しいと思ったのは初めてだった。

続いて出てきた小鉢には、山葵の添えられたごま豆腐。
ねっとりとした食感に、上品なお出汁と山葵の香りがたまらない。

彩り豊かな炊き合わせは、海老芋、椎茸、筍、蕗。
素朴だけど丁寧な味付けだ。
家庭的だけど奥深い。

次に白味噌を塗った木綿豆腐を炙った田楽。噛むほどに味噌の甘さと豆腐のコクがひろがる。

「これも湯豆腐の一部なんだね…」

舞子が呟いた。

次に運ばれたのは揚げたての天ぷら盛り合わせ。
蓮根・茄子・かぼちゃ・さつまいも・ししとう。
さくっと軽い歯触りと野菜の自然な甘味に、

「すごく軽い…!」

と、舞子と僕と、同時に同じ言葉が出て、顔を見合わせて笑った。
塩でいただくスタイルが京都らしい。

そしてメイン――土鍋にたっぷりのお出汁と湯豆腐。
和服の仲居さんが蓋を開けると、ふうっと湯気が上がり、昆布だしの香りが鼻腔に届く。
舞子は箸で一口すくい、ネギとポン酢でそっと味わう。
僕もそれに倣う。

なんだこれは。

まず豆腐が全然違う。しっかりとした木綿なのに絹ごしの口あたり。
豆の味をしっかりと感じる。
あまり主張しない控えめなポン酢が引き立て役に徹しているのも素晴らしいじゃないか。
舞子が

「あまくて、だしの旨味がじんわり…」

と瞳を閉じる。
うん。たしかにこれはすごい。
「たかが豆腐」なんて言ってた僕が浅はかだった。
こんなにも、尊いまでに美味しいものだったとは。
伊達に「京都といえば湯豆腐」と言われてるわけじゃない。

最後に、薄味で仕上げられた炊き込みご飯と漬物。
正直、僕の「肉ないやん…」という予想に反して、ここでもうお腹いっぱい、というよりも満足度がいっぱいなのだが、
その淡いお出汁と醤油に彩られたご飯は食べずにはいられない。
添えられた昆布・柴漬けとの相性も抜群だ。
舞子が

「お腹いっぱい、でも味わいたい…!」

と、場所をわきまえてか控えめにほっぺたを膨らましていた。

舞子も僕も、初めての“湯豆腐コース”に本当に驚き、感動した。

「湯豆腐って、こんなに満足感あるんだ…!」

豆腐の滋味深い味わい、香るだしの深み、野菜の天ぷらのホクホク感。
湯気さえも、ごちそうに思えた。

僕達が食べ終わった絶妙のタイミングで、仲居さんが新しいお茶を持ってきてくれた。

「よかったら食後に、お庭もゆっくり観ていってください」

舞子は

「料理ももちろんだけど、器も庭も、全部が物語みたい」

と、大満足の様子だ。
いや、舞子だけじゃない。僕も大満足だ。
やはり食に偏見を持ってはいけない。
最高じゃないか、湯豆腐。
これは革命だ。

◇    ◇    ◇    ◇

仲居さんに見送られて店を出た僕たちは、南禅寺の方に歩き出した。

「舞子、ごちそうさま。本当にありがとう」

「どういたしまして。ハルくんも湯豆腐気に入ってくれたみたいで良かったよ」

満面の笑みで僕を見上げる。
僕達は中門をくぐり、境内を進んで法堂の横を通りすぎた。
年月の風格を身にまとった、レンガ造りの橋のような建造物が目に入る。
まるでヨーロッパの古代ローマの水道橋のようだ。

「わ!」

舞子が声を上げる。

「ここ!おばあちゃんと一緒に観てたサスペンス劇場でよく出てくる場所だ!追い詰められた犯人がここで自白するの!」

「ここはな、水路閣っていうねん。琵琶湖の水を京都に運ぶ琵琶湖疏水の水路や。明治時代に作られたらしい」

「へえ~、琵琶湖から。すごいねー」

「まあ、京都の人らは、いくら都やなんや言うてても、琵琶湖がなかったら生きられへんいうことやな。」

「わ。ハルくんの滋賀県びいきが!」

「いや、そういうんやなくてやな…」

「あ!これって、滋賀県の人がよく言うってテレビでやってた、『琵琶湖の水止めたろか!』ってやつ?」

「あー、それはここちゃう。水止めるのは、琵琶湖から流れ出てる瀬田川の『南郷の洗堰』や。この琵琶湖疏水は、管理は滋賀県とちごて京都府やねん」

「え?じゃあなんでさっきあんなに自慢げだったの?」

「いや、まあ、琵琶湖から流れてきてるし…」

「で、本当に琵琶湖の水って止められるの?止めたらどうなるの?」

それは答えたくない。
だって、本当にそんな事したら…


滋賀県が水没する。
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