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56話 恩讐の行く末
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56話 恩讐の行く末
マルカト・ゴーシュ視点
レアソル団長から研修での取り組みを評価され、『ささやかだが』と贈り物を頂いた。
ミスティア嬢にはマカロンで僕には手紙だった。
誰からの手紙だろうか?
宛名には“マルカトへ”と跳ね上がるような、見覚えのある字だった。
間違いない。レアソル団長は僕の正体に気づいている——
男爵家の長男として生まれたが、物心つく前に母を亡くしており、母の面影は両親が描かれた小さな絵姿しかなかった。
父は王宮の御者の仕事に誇りを持っていた。
父と僕、そして通いの家令とメイドの四人で、男爵家といっても平民と変わらない慎ましい生活を送っていた。
ある日、父が帰って来ない日が続いた。
家令もメイドも、僕の身を案じ屋敷で泊まり込んで父の帰りを待ったが、王宮から何の知らせもなかった。
四日目の朝、家令が王宮まで走ってくれた。
夜遅くに戻ってきた家令はすっかり憔悴しており、「旦那様は牢に入っているらしく…」としか分からなかった。
一体父に何があったのか、なぜ牢に入っているのか誰からも教えてもらえず、九歳の僕ではどうすることもできない日々が続いた。
そうして一週間が過ぎ、騎士と夫婦らしき人物が屋敷にやってきた。
幼い僕だけでは心配だと家令が同席してくれた。
騎士が僕に説明してくれた。
その口調は厳しい表情とは違い、慎重に言葉を選びながら話してくれたのを、今でも覚えている。
父は孤島送りの刑を受けることになった。
父のほかに身寄りのない僕を、騎士の横に座っていた夫婦が引き取ってくれるという。
なぜ、父が刑を受けることになったのか分からなかった。
僕は泣き叫んで尋ねても、「ある貴族令嬢を怪我させた。すまないが今はこれしか言えない。こちらの夫妻に世話になってほしい」とそれだけだった。
一緒にいた夫妻はゴーシュ子爵夫妻と名乗ってくれたが、僕が幼すぎたのか、物分かりが悪いのか、何も理解できないまま、その日のうちに生まれ育った屋敷を出ることになった。
男爵の爵位返上の手続き、屋敷の整理などは騎士の知り合いが行うと言われ、家令とメイドはゴーシュ子爵が用意していた紹介状を渡され、その場で別れを告げることになった。
同席してくれた家令、世話になったメイドに礼を伝えることができず、今でも悔やまれる。
僕はゴーシュ夫妻の領地の屋敷に身を寄せることになった。
広大な土地に低木がずっと広がっていた。
何の木かと尋ねると「ここは桑畑だ」と教えてくれた。
自由に過ごして良いと言われたが、どうすれば良いかわからず、教わりながら桑畑の世話を一緒に手伝っていた。
夫妻はいつも僕を見守り寄り添ってくれた。
ゴーシュ子爵の屋敷に来て一ヶ月が過ぎた頃、夫妻から「養子縁組をしないか」と話があった。
父と縁が切れることはない、その内会える日が来る、君を守るための養子縁組と言われ僕はうなずくしかなかった。
それまでの名前と小さな絵姿を思い出の宝箱にそっと閉じ込めて“マルカト・ゴーシュ“として生きることにした。
そして十二歳の学園入学前に王都に戻り、ある場所に連れられた。
そこは花屋だったが、昔は洋菓子店だったという。
養父からある事件の話を聞かされた。
ヴィヴァーチェ王女殿下の命で、見せ物小屋のホワイトライオンを見にきたが、逃げ出したホワイトライオンがこの場で、ある貴族令嬢に噛みついた。
王宮から見せ物小屋まで馬車で連れてきた御者の父。
見せ物小屋のホワイトライオンを教えた侍女。
そしてそれを止められなかった護衛騎士——
彼らは刑を受けることになったという。
そう話す養父の表情は今まで見たことのない険しい表情だった。
王女殿下の命に従っただけなのに——。
父は、侍女は、護衛騎士はどうすれば良かったんだ!
王女殿下の命に背けば良かったのか?
どちらにしても理不尽な刑を受けるではないか。
僕に教えてくれ!
やり場のない憤りを養父にぶつけてしまった。
養父は僕に「君のお父上は何も悪くない。
侍女も護衛騎士も。彼らは孤島には行っていない。
あの時の騎士が間違いなく安全な所へ送り届けた。
そして“ある高貴なお方”の元で元気に働いている。
その内必ず会える。君は被害者だ。
しかし、ここでホワイトライオンに噛みつかれた令嬢も被害者なんだ…」そう言って僕を抱き寄せた。
被害者の令嬢は僕より一歳年下の、ミスティア・レガート伯爵令嬢と教えてくれた。
その日から僕はゴーシュ夫妻を「父上、母上」と呼ぶことにした。
養父、養母は実の子のように僕を育ててくれた。学園にも入学させてもらえ、成績が上がれば褒めてくれるし、悪さをすれば叱られた。
ある日、学園で伯爵子息が「子爵のくせに成績が一位とは生意気だ」と言いがかりをつけられ殴りかかってきた。
僕も手が出てしまい、取っ組み合いの喧嘩になった。
学園にお互いの両親が呼ばれ、教師が事情を話した。
最初の原因はあちらにあったので、教師と両親の手前、伯爵子息は謝罪を口にしたが、後になって怪我をしていると言って治療費を払えと養父に訴えてきた。
養父に「僕の軽はずみな行動で申し訳ございません」と謝ると、「マルカトに正しい喧嘩の勝ち方を教えてあげよう」と言った。
養父にかすり傷の治療費を払わせてしまい、僕は伯爵子息に関わらない学園生活を送る日々が続いた。
二ヶ月ほどたった頃、伯爵子息が学園に来なくなった。
友人に聞いてみると、伯爵家が事業に失敗し没落したらしいと教えてくれた。
養父の跡を残さない、綺麗な喧嘩の勝ち方だった。
あの日の言葉——「父は元気に働いている。そのうち必ず会える」と言ってくれた、養父のきっぱりとした声。
ただの慰めではないと確信した。
マルカト・ゴーシュ視点
レアソル団長から研修での取り組みを評価され、『ささやかだが』と贈り物を頂いた。
ミスティア嬢にはマカロンで僕には手紙だった。
誰からの手紙だろうか?
宛名には“マルカトへ”と跳ね上がるような、見覚えのある字だった。
間違いない。レアソル団長は僕の正体に気づいている——
男爵家の長男として生まれたが、物心つく前に母を亡くしており、母の面影は両親が描かれた小さな絵姿しかなかった。
父は王宮の御者の仕事に誇りを持っていた。
父と僕、そして通いの家令とメイドの四人で、男爵家といっても平民と変わらない慎ましい生活を送っていた。
ある日、父が帰って来ない日が続いた。
家令もメイドも、僕の身を案じ屋敷で泊まり込んで父の帰りを待ったが、王宮から何の知らせもなかった。
四日目の朝、家令が王宮まで走ってくれた。
夜遅くに戻ってきた家令はすっかり憔悴しており、「旦那様は牢に入っているらしく…」としか分からなかった。
一体父に何があったのか、なぜ牢に入っているのか誰からも教えてもらえず、九歳の僕ではどうすることもできない日々が続いた。
そうして一週間が過ぎ、騎士と夫婦らしき人物が屋敷にやってきた。
幼い僕だけでは心配だと家令が同席してくれた。
騎士が僕に説明してくれた。
その口調は厳しい表情とは違い、慎重に言葉を選びながら話してくれたのを、今でも覚えている。
父は孤島送りの刑を受けることになった。
父のほかに身寄りのない僕を、騎士の横に座っていた夫婦が引き取ってくれるという。
なぜ、父が刑を受けることになったのか分からなかった。
僕は泣き叫んで尋ねても、「ある貴族令嬢を怪我させた。すまないが今はこれしか言えない。こちらの夫妻に世話になってほしい」とそれだけだった。
一緒にいた夫妻はゴーシュ子爵夫妻と名乗ってくれたが、僕が幼すぎたのか、物分かりが悪いのか、何も理解できないまま、その日のうちに生まれ育った屋敷を出ることになった。
男爵の爵位返上の手続き、屋敷の整理などは騎士の知り合いが行うと言われ、家令とメイドはゴーシュ子爵が用意していた紹介状を渡され、その場で別れを告げることになった。
同席してくれた家令、世話になったメイドに礼を伝えることができず、今でも悔やまれる。
僕はゴーシュ夫妻の領地の屋敷に身を寄せることになった。
広大な土地に低木がずっと広がっていた。
何の木かと尋ねると「ここは桑畑だ」と教えてくれた。
自由に過ごして良いと言われたが、どうすれば良いかわからず、教わりながら桑畑の世話を一緒に手伝っていた。
夫妻はいつも僕を見守り寄り添ってくれた。
ゴーシュ子爵の屋敷に来て一ヶ月が過ぎた頃、夫妻から「養子縁組をしないか」と話があった。
父と縁が切れることはない、その内会える日が来る、君を守るための養子縁組と言われ僕はうなずくしかなかった。
それまでの名前と小さな絵姿を思い出の宝箱にそっと閉じ込めて“マルカト・ゴーシュ“として生きることにした。
そして十二歳の学園入学前に王都に戻り、ある場所に連れられた。
そこは花屋だったが、昔は洋菓子店だったという。
養父からある事件の話を聞かされた。
ヴィヴァーチェ王女殿下の命で、見せ物小屋のホワイトライオンを見にきたが、逃げ出したホワイトライオンがこの場で、ある貴族令嬢に噛みついた。
王宮から見せ物小屋まで馬車で連れてきた御者の父。
見せ物小屋のホワイトライオンを教えた侍女。
そしてそれを止められなかった護衛騎士——
彼らは刑を受けることになったという。
そう話す養父の表情は今まで見たことのない険しい表情だった。
王女殿下の命に従っただけなのに——。
父は、侍女は、護衛騎士はどうすれば良かったんだ!
王女殿下の命に背けば良かったのか?
どちらにしても理不尽な刑を受けるではないか。
僕に教えてくれ!
やり場のない憤りを養父にぶつけてしまった。
養父は僕に「君のお父上は何も悪くない。
侍女も護衛騎士も。彼らは孤島には行っていない。
あの時の騎士が間違いなく安全な所へ送り届けた。
そして“ある高貴なお方”の元で元気に働いている。
その内必ず会える。君は被害者だ。
しかし、ここでホワイトライオンに噛みつかれた令嬢も被害者なんだ…」そう言って僕を抱き寄せた。
被害者の令嬢は僕より一歳年下の、ミスティア・レガート伯爵令嬢と教えてくれた。
その日から僕はゴーシュ夫妻を「父上、母上」と呼ぶことにした。
養父、養母は実の子のように僕を育ててくれた。学園にも入学させてもらえ、成績が上がれば褒めてくれるし、悪さをすれば叱られた。
ある日、学園で伯爵子息が「子爵のくせに成績が一位とは生意気だ」と言いがかりをつけられ殴りかかってきた。
僕も手が出てしまい、取っ組み合いの喧嘩になった。
学園にお互いの両親が呼ばれ、教師が事情を話した。
最初の原因はあちらにあったので、教師と両親の手前、伯爵子息は謝罪を口にしたが、後になって怪我をしていると言って治療費を払えと養父に訴えてきた。
養父に「僕の軽はずみな行動で申し訳ございません」と謝ると、「マルカトに正しい喧嘩の勝ち方を教えてあげよう」と言った。
養父にかすり傷の治療費を払わせてしまい、僕は伯爵子息に関わらない学園生活を送る日々が続いた。
二ヶ月ほどたった頃、伯爵子息が学園に来なくなった。
友人に聞いてみると、伯爵家が事業に失敗し没落したらしいと教えてくれた。
養父の跡を残さない、綺麗な喧嘩の勝ち方だった。
あの日の言葉——「父は元気に働いている。そのうち必ず会える」と言ってくれた、養父のきっぱりとした声。
ただの慰めではないと確信した。
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