194 / 211
二つの死闘
第百九十四話 トリックスター③
しおりを挟む
僕はエイミアの真の力の開放に見とれてしまっていた。黄金に輝く彼女の姿、圧倒的なカリスマ性、そこに街で笑っていそうな遊び好きな女性はいなく、真の王の気品、高邁さがあった。
──暁のヴァルキュリアとは良くいったものだ。
エイミアの力強いまなざしに気おされて、アメリーは立ちすくみ、茫然自失となった。しかし彼女は誇りの元、自らを奮い立たせる。
「私が震えてるだと……! 私は多くの高位ヴァルキリアを始末してきたはずだ。決して相手が弱かったわけではない、私より上の敵に対し勝利を重ねてきたはず。その私が恐怖でおびえてるだと……!
断じてない、私は黒炎のヴァルキュリア、誇り高き戦士だ。決してひかぬ! そのまま黄金の光となって消えろ、エイミア・ヴァルキュリア──!」
アメリーは凄まじい風圧の中、台風の目に飛び掛かっていくようにエイミアに切りかかった。黒炎のヴァルキュリアにふさわしい燃える炎のような剣戟の数々、それは油断したり工夫のないような凡夫の連撃では決してなかった。
しかし、エイミアはまるで格が違うと余裕をもって、わざとだろう、切っ先が当たるすれすれで、足さばきだけで距離をとり、また、するどくアメリーが踏み込んでも、エイミアは巧みに上半身だけを動かし、燃え盛るような剣先を空ぶらせる。
わずか一分ほどだろう、鋭い剣技がいとも簡単に破られたのを見て、アメリーは信じられないといった表情を浮かべた瞬間、エイミアはアメリーの首をつかみ、遠い部屋の壁へと投げつける!
「があっ⁉」
呻くアメリーにすぐさまエイミアは黄金のオーラをまとった長剣を振り、切り裂く風のように敵にたたきつける!
恐ろしく鋭いオーラはアメリーの固く強さを表現した鎧を壊していき、見るからにボロボロになっていく。
「ぐう!」
だが、アメリーも一角の戦士、これしきの事で決してあきらめはしない、剣を落とすことなくエイミアに立ち向かっていく! エイミアはそれを冷ややかな瞳を向けて「はっ!」と掛け声をかけると、自身の体を黄金の風に変えて、姿が消えてしまう。
何だこの能力は、常々思っていたが、ヴァルキュリア自身に特殊能力を持っているのは彼女以外で見たことがない。これが神階第一階層の力なのか……!
アメリーが敵を見失って、周りを見渡すが、エイミアの姿はない。彼女が立ち止まった刹那にエイミアはアメリーの後ろに姿を現した!
「──ここだ、アメリー……!」
エイミアが言うや否や長剣でアメリーの背中を斬りつける! 傷が深いのか、わずかに反応をし、続いて振り返ろうとして、そのまま痛みで転ぶが、必死にアメリーは立ち上がり傷つきながらも剣をふるう。
だが、エイミアはそれを右手で受け止めて剣を握りつぶす! 鉄が砕ける強烈な音が部屋中に鳴り響き、アメリーは、「私の剣が素手で折られただと!」と叫ぶ。
彼女の衝撃を身にしみ込ませるように、エイミアは自由にした右手をアメリーの腹に叩き込み、内臓が痛めつけられ骨が折れたのだろう、彼女は血を吐いた。
「ぐはっ⁉」
そのいたたまれない姿相手でも容赦なく、上段蹴りをエイミアは敵に叩き込もうとする、寸前でアメリーは自ら飛んで強力な一撃をずらそうとするがかすっただけで、彼女は脳震盪になったのだろう、体がふらつき、続けて、エイミアは中段回し蹴りを草を薙ぎ払うがごとく放つ!
アメリーは声を出す暇もなかったのか、そのまま遠く横方向にふっとばされて、壁にたたきつけられた、しかもまた容赦なく剣の黄金のオーラを飛ばしていきアメリーはどんどん鎧をはぎとられていき、ついに傷ついた白い素肌をさらす羽目になった。
これが、暁のヴァルキュリア、エイミア・ヴァルキュリアなのか! 圧倒的な力で敵を寄せ付けることなく、王者の強さと冷酷さを持ち合わせた、黄金の闘士。なんて強さなんだ……!
「こんなはずでは……! エイミア・ヴァルキュリア、貴様はいったい……?」
あまりの力の差に残った剣で地面を差し、肩で息をするアメリー、理解できない状況に彼女はいる。それをあざ笑うがごとく、エイミアは言い放つ。
「一応言っとくけど、メリッサはこんな状況でも立ち上がって、私に立ち向かってきたわ、アメリー、あんたはどうする?」
「私は誇り高きヴァルキュリアの戦士、並み居たヴァルキュリア大戦を勝利へと導いた、黒炎のヴァルキュリアだぞ! いいかげん、舐めるのも大概にしろ、エイミア!」
アメリーは剣を振りかぶり、全身の力をもってエイミアに切りかかる。だが、彼女は易々と長剣で受け止める。ほくそ笑みながら、エイミアは余裕を持って言った。
「……気持ちは、まあ、認めてあげるわ。でも──」
そして一呼吸置いた後、残酷な事実をエイミアは告げた。
「あんた、神界大戦のときなら、真っ先に死んでたわ……」
「何っ⁉」
アメリーが衝撃を受けている間にエイミアは裏拳を彼女の顔に叩き込む! アメリーは大きく吹っ飛び、地にたたきつけられ、地面が割れてへこみ砕ける。
──何だと⁉
「ぐあっ!」
アメリーは体を戦慄かせ、震えあがって、今度は完全に茫然自失となっていた。立ち上がるのすら難しそうだ、あっちはもう、決まりだろう。
しかし、問題はそこではない、アメリーが叩きのめされているのをあんぐりと呆けているのか、エイミアが猛攻撃を叩き込んでいる一瞬の間、この部屋にいるエインヘリャルは攻撃がやんでいた。
その隙に僕は部屋を観察している。さっきエイミアがアメリーを地面に叩きつけたとき、コンクリートが割れたことが僕にはっとひらめきを与えた。
──そういえば壁には銃痕がついてない。
僕はAKMから銃弾を放ち、敵から放たれる武器を落としてきた。だが、その後、銃弾は通常の場合、その運動エネルギーままに壁に深くめり込みコンクリートを割るはず。
僕が周りを見渡すが壁には傷跡などなくまっさらなままだ、それに対しさっきエイミアは衝撃で地面を叩き割った。なら……!
僕はつぶさに地面を見つめ、この違和感の解決を試みる。そして……あったのだ。違和感の謎を解くカギが、部屋の地面にしみがあったのだ。
コンクリートで出来た部屋は室内の温度の変化で、空気中の水分が冷やされて水滴となり、また温度が変わり温められて水蒸気と化し、残った水分は壁や地面の隅にこびりつく。
それを基にしみとなって変色してしまう。しかしこの部屋の隅のしみは目に見えるきれいな壁の途中で途切れている。ということは……!
僕はアメリーに言い放った。
「謎は解けたよ、アメリー。見えないエインヘリャル、壁から湧き出る武器の数々、この部屋の違和感。それは一つの真実に基づいている。これでGAMEOVERだ、アメリー──」
彼女は顔面蒼白となってしまい、この戦いの終結を意味していた。
──暁のヴァルキュリアとは良くいったものだ。
エイミアの力強いまなざしに気おされて、アメリーは立ちすくみ、茫然自失となった。しかし彼女は誇りの元、自らを奮い立たせる。
「私が震えてるだと……! 私は多くの高位ヴァルキリアを始末してきたはずだ。決して相手が弱かったわけではない、私より上の敵に対し勝利を重ねてきたはず。その私が恐怖でおびえてるだと……!
断じてない、私は黒炎のヴァルキュリア、誇り高き戦士だ。決してひかぬ! そのまま黄金の光となって消えろ、エイミア・ヴァルキュリア──!」
アメリーは凄まじい風圧の中、台風の目に飛び掛かっていくようにエイミアに切りかかった。黒炎のヴァルキュリアにふさわしい燃える炎のような剣戟の数々、それは油断したり工夫のないような凡夫の連撃では決してなかった。
しかし、エイミアはまるで格が違うと余裕をもって、わざとだろう、切っ先が当たるすれすれで、足さばきだけで距離をとり、また、するどくアメリーが踏み込んでも、エイミアは巧みに上半身だけを動かし、燃え盛るような剣先を空ぶらせる。
わずか一分ほどだろう、鋭い剣技がいとも簡単に破られたのを見て、アメリーは信じられないといった表情を浮かべた瞬間、エイミアはアメリーの首をつかみ、遠い部屋の壁へと投げつける!
「があっ⁉」
呻くアメリーにすぐさまエイミアは黄金のオーラをまとった長剣を振り、切り裂く風のように敵にたたきつける!
恐ろしく鋭いオーラはアメリーの固く強さを表現した鎧を壊していき、見るからにボロボロになっていく。
「ぐう!」
だが、アメリーも一角の戦士、これしきの事で決してあきらめはしない、剣を落とすことなくエイミアに立ち向かっていく! エイミアはそれを冷ややかな瞳を向けて「はっ!」と掛け声をかけると、自身の体を黄金の風に変えて、姿が消えてしまう。
何だこの能力は、常々思っていたが、ヴァルキュリア自身に特殊能力を持っているのは彼女以外で見たことがない。これが神階第一階層の力なのか……!
アメリーが敵を見失って、周りを見渡すが、エイミアの姿はない。彼女が立ち止まった刹那にエイミアはアメリーの後ろに姿を現した!
「──ここだ、アメリー……!」
エイミアが言うや否や長剣でアメリーの背中を斬りつける! 傷が深いのか、わずかに反応をし、続いて振り返ろうとして、そのまま痛みで転ぶが、必死にアメリーは立ち上がり傷つきながらも剣をふるう。
だが、エイミアはそれを右手で受け止めて剣を握りつぶす! 鉄が砕ける強烈な音が部屋中に鳴り響き、アメリーは、「私の剣が素手で折られただと!」と叫ぶ。
彼女の衝撃を身にしみ込ませるように、エイミアは自由にした右手をアメリーの腹に叩き込み、内臓が痛めつけられ骨が折れたのだろう、彼女は血を吐いた。
「ぐはっ⁉」
そのいたたまれない姿相手でも容赦なく、上段蹴りをエイミアは敵に叩き込もうとする、寸前でアメリーは自ら飛んで強力な一撃をずらそうとするがかすっただけで、彼女は脳震盪になったのだろう、体がふらつき、続けて、エイミアは中段回し蹴りを草を薙ぎ払うがごとく放つ!
アメリーは声を出す暇もなかったのか、そのまま遠く横方向にふっとばされて、壁にたたきつけられた、しかもまた容赦なく剣の黄金のオーラを飛ばしていきアメリーはどんどん鎧をはぎとられていき、ついに傷ついた白い素肌をさらす羽目になった。
これが、暁のヴァルキュリア、エイミア・ヴァルキュリアなのか! 圧倒的な力で敵を寄せ付けることなく、王者の強さと冷酷さを持ち合わせた、黄金の闘士。なんて強さなんだ……!
「こんなはずでは……! エイミア・ヴァルキュリア、貴様はいったい……?」
あまりの力の差に残った剣で地面を差し、肩で息をするアメリー、理解できない状況に彼女はいる。それをあざ笑うがごとく、エイミアは言い放つ。
「一応言っとくけど、メリッサはこんな状況でも立ち上がって、私に立ち向かってきたわ、アメリー、あんたはどうする?」
「私は誇り高きヴァルキュリアの戦士、並み居たヴァルキュリア大戦を勝利へと導いた、黒炎のヴァルキュリアだぞ! いいかげん、舐めるのも大概にしろ、エイミア!」
アメリーは剣を振りかぶり、全身の力をもってエイミアに切りかかる。だが、彼女は易々と長剣で受け止める。ほくそ笑みながら、エイミアは余裕を持って言った。
「……気持ちは、まあ、認めてあげるわ。でも──」
そして一呼吸置いた後、残酷な事実をエイミアは告げた。
「あんた、神界大戦のときなら、真っ先に死んでたわ……」
「何っ⁉」
アメリーが衝撃を受けている間にエイミアは裏拳を彼女の顔に叩き込む! アメリーは大きく吹っ飛び、地にたたきつけられ、地面が割れてへこみ砕ける。
──何だと⁉
「ぐあっ!」
アメリーは体を戦慄かせ、震えあがって、今度は完全に茫然自失となっていた。立ち上がるのすら難しそうだ、あっちはもう、決まりだろう。
しかし、問題はそこではない、アメリーが叩きのめされているのをあんぐりと呆けているのか、エイミアが猛攻撃を叩き込んでいる一瞬の間、この部屋にいるエインヘリャルは攻撃がやんでいた。
その隙に僕は部屋を観察している。さっきエイミアがアメリーを地面に叩きつけたとき、コンクリートが割れたことが僕にはっとひらめきを与えた。
──そういえば壁には銃痕がついてない。
僕はAKMから銃弾を放ち、敵から放たれる武器を落としてきた。だが、その後、銃弾は通常の場合、その運動エネルギーままに壁に深くめり込みコンクリートを割るはず。
僕が周りを見渡すが壁には傷跡などなくまっさらなままだ、それに対しさっきエイミアは衝撃で地面を叩き割った。なら……!
僕はつぶさに地面を見つめ、この違和感の解決を試みる。そして……あったのだ。違和感の謎を解くカギが、部屋の地面にしみがあったのだ。
コンクリートで出来た部屋は室内の温度の変化で、空気中の水分が冷やされて水滴となり、また温度が変わり温められて水蒸気と化し、残った水分は壁や地面の隅にこびりつく。
それを基にしみとなって変色してしまう。しかしこの部屋の隅のしみは目に見えるきれいな壁の途中で途切れている。ということは……!
僕はアメリーに言い放った。
「謎は解けたよ、アメリー。見えないエインヘリャル、壁から湧き出る武器の数々、この部屋の違和感。それは一つの真実に基づいている。これでGAMEOVERだ、アメリー──」
彼女は顔面蒼白となってしまい、この戦いの終結を意味していた。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
拾われ子のスイ
蒼居 夜燈
ファンタジー
【第18回ファンタジー小説大賞 奨励賞】
記憶にあるのは、自分を見下ろす紅い眼の男と、母親の「出ていきなさい」という怒声。
幼いスイは故郷から遠く離れた西大陸の果てに、ドラゴンと共に墜落した。
老夫婦に拾われたスイは墜落から七年後、二人の逝去をきっかけに養祖父と同じハンターとして生きていく為に旅に出る。
――紅い眼の男は誰なのか、母は自分を本当に捨てたのか。
スイは、故郷を探す事を決める。真実を知る為に。
出会いと別れを繰り返し、命懸けの戦いを繰り返し、喜びと悲しみを繰り返す。
清濁が混在する世界に、スイは何を見て何を思い、何を選ぶのか。
これは、ひとりの少女が世界と己を知りながら成長していく物語。
※週2回(木・日)更新。
※誤字脱字報告に関しては感想とは異なる為、修正が済み次第削除致します。ご容赦ください。
※カクヨム様にて先行公開(登場人物紹介はアルファポリス様でのみ掲載)
※表紙画像、その他キャラクターのイメージ画像はAIイラストアプリで作成したものです。再現不足で色彩の一部が作中描写とは異なります。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる