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米津玄師さんが、謎解きのヒントをくれた。

前置きが長くなりました。… 私は、落語の「死神」のあらすじを読んだ。

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※下記の情報は、ウィキペディアより転載


死神 (落語)

『死神』(しにがみ)は古典落語の演目の一つ。 幕末期から明治期にかけて活躍して多数の落語を創作した初代三遊亭圓朝がグリム童話の第2版に収載された『死神の名付け親』を(おそらく福地桜痴から聞いて)翻案したものである[1]。

なお類話としてイタリアのルイージ・リッチ、フェデリコ・リッチ兄弟の歌劇『クリスピーノと死神』がある。



あらすじ


やることなすこと失敗続きで金もなく、妻や倅にも「甲斐性なし」と貶され、ついに自殺しようとしている男が眼光鋭い痩せこけた老人に声を掛けられる。老人は自らを死神だと言い、男はまだ死ぬ運命にないこと、また自身との数奇な縁を明かして助けてやるという。そして死神は「座っていればまだ寿命ではなく、逆に症状が軽そうに見えても枕元に死神が座っている場合は程なく死ぬ。足元にいる場合は呪文を唱えれば死神は消えるので、それで医者を始めるといい」と助言し、死神は消える。

半信半疑で家に帰ってきた男が試しに医者の看板(なお、看板にはひらがなで書き、「いしゃ」なのだか「いしや」なのだかが分からん!!というパターンも)を掲げると、さっそくさる日本橋の大店の番頭がやってきて「主人を診てほしい」と相談してきた。既に方々の名医に診せたが匙を投げられ、藁にもすがる気持ちで男の家に来たという。男が店に行き、主人を見ると足元に死神がいたので、これ幸いと呪文を唱え死神を消して病気を治す。またたく間に元気になった主人は男を名医と讃え、多額の報酬を払う。

この一件がまたたく間に広まり、男は生死を推理する名医として数々の患者を治し、その報酬で妾を囲うなど贅沢な暮らしを始める。妻と倅には金を払って出ていってもらう、というパターンもある。

そんな折、大きな商家から声がかかる。男が病床の主人を見れば、また枕元に死神がいたので諦めるよう諭すが、たった一ヶ月(一日の場合も)でも延命できたら大金を出すという。金に目がくらんだ男は一計を案じ、枕元の死神がうたた寝している隙に店の男手を集めると、主人の布団を持たせて向きを変え死神が足元に来るようにした。そして呪文を唱え、死神を消した。これによって主人はみるみる病状が改善し、大金の約束を果たすと男に言う。

その後、男はあの死神に再び声をかけられる。死神は怒っており「どうしてあんなことをしたんだ」と非難する。男は言い訳するが、死神は「やってしまったことはもうどうでもいい」と答え、男をたくさんの火のついた蝋燭がある洞窟へと連れてくる。そして死神は「この蝋燭の一つ一つが人の寿命だ」「お前の寿命は間もなく死ぬ主人を助けたから、その主人の寿命と入れ替わってしまった」と言って今にも燃え尽きそうな一本の蝋燭を指し示す。驚いた男が「助けてほしい」と必死に懇願すると死神は渋々新しい蝋燭を差し出し、「燃え尽きる前にこれに火を移すことができれば助かる。でも早くしないと消えるよ」と言う。

そして、男は今にも消えそうな自分の蝋燭を持って火を移そうとするが、焦りから手が震えてうまくいかず、やがて「あぁ、消える…」の一言の後演者がその場に倒れ込み、演目は終わる。
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