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軌道修正
サルバトール・ムンディについて
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2018年8月2日、降りて来た文章です。
〈それは、ルーブルアブダビでのサルバトール・ムンディの展示延期が発表される1ヶ月前のことだ。〉
今後も有名画家の作品が、市場に出た場合、価格が上昇していくのは当然で、
それに対価を払うのは当たり前の成り行きである。
しかしながら、その過程において、何らかの偽装工作があったり、また、絵画シンジケート絡みの取り引きが見つかった場合、それを取り締まるような機関は出来ぬものなのか?
このままでは、真の芸術の意味が失われる。
人類は、単にネームバリューだけを追いかけて、
価値のないものに価値を与えるようになる。
実際に、それ相応の価値が
そこに存在すればまだ良いのだが、ネームバリュー欲しさに、
第三者が、偽装工作をする。
また、虚偽の鑑定結果を出す。
真贋結果において、虚偽の報告が見つかった場合、
並びに、それに伴い、
金銭の授受が認められた場合、
それを取り締まるような機関は出来ぬものなのか?
とにかく、サルバトール・ムンディのような事態は、前例がなく困っておる。
国の最高機関や、美術館の最高責任者や、経済のトップや、警察や、王族どもが、
不正や偽装工作に絡んでいるから、前例なき事態に、
それを知る心ある者が、皆、苦しんでおる。
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