頬杖をつく女 2017.5.23 〜

鏡子 (きょうこ)

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第13章 目覚め

生まれ変わりの証明

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第5章  眠る女の謎解き
「生まれ変わりの科学的証明」のなかで、私は、下記のようなことを書いた。


【もしも 私の 『眠る女』の
鏡の記憶が本物であったならば
最先端の最新の科学で 
『鏡』に何かを、発見出来るかもしれない。 】

【まず、原画とは違うので 
外の着色が施されているところと 
何かが、違っているはずである。 】

【加筆跡や加筆層においても
充分に精査して頂きたい。】


その後、こう続けている。


【私はメトロポリタン美術館が、実際に 動いてくれるその日まで、
働きかけを止めてはならない。 】


全ては、モナ・リザの首の影のトリックを見つけたおかげだ。

結果として、実にあっさりと
フェルメールが、加筆しているのが証明されてしまった。



わざわざ、黒くしてある、加筆が施された部分は、モナ・リザの首の影のように、だんだん薄くなってきていた。


その上に、スマホの写真加工の、ちょっとした機能のおかげで、元々描いていたものも、見えてきた。


私は、メトロポリタンミュージアムに働きかけなくとも、モナ・リザのトリックが判明された方法と、最新のテクノロジーによって、それを見つけてしまった。


フェルメールも、レオナルドと同じように、鏡の部分に絵の具を、重ね、重ね、重ね…していたに違いない。


その幾層もの絵の具層は、
350年の時を経過し、少しずつ薄くなっていたのだ。


更に、私は、テクノロジーの力を借りて、鏡の部分を更に薄くすることが出来た。


モナ・リザと同様に、
またしても、テクノロジーに助けられた。



あんなに反発していたのに、
テクノロジーは、私を救ってくれた。















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