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第22章 目と目の間にある、第3の目
極上の幸福感
しおりを挟む過去ブログを振り返って読んでいた。
幼い頃、やっぱり私は、
第3の目が開いていた。
※ ブログを転載
私が今生で、生きていて一番幸せだと思った瞬間は、長女が生まれた時でしたが、それより以前に、極上の幸福感に包まれる感覚を、幼少期に体験しました。
その時感じた幸福感は例えようがないものです。この世のものとは思えない感覚を、夢のなかにて味わいました。
額の中央付近が、じんわりとあったかくなって、生きているか死んでいるか分からない状態で、ふんわりとした感覚でした。
それは夢であるはずなのに、不思議と現実味を帯びた感じのことを体験するように椅子に座っている父親(※夢のなかでの父親です。現実として存在しているみかん農家を営む父親とは違います)の後ろに立ち、父親の洋服を触っていました。
ひらひらとした縦状のものが幾つかあり、私は、右ら左へと(指編みをするように)右手人差し指を這わせました。
次は、左手のばん、
私は、先ほどと同じ動作をします。
規則正しく、まるで編み物をするかのように、互い違いに指を這わせ、洋服の感触を楽しんでいました。
突然夢から覚めた私、
「ここはどこ?」と大慌てで木靴を探して走りました。
何故、こんなにも細かく覚えていたか?その理由は、
天使の声が聞こえたから。
天井のほうから「決して忘れてはいけないよ」と…
それから暫く月日が流れ、ある時、親戚の方より、長崎土産の「ザビエル」というお菓子を戴きました。
当時「大人の味」と感じたお菓子、私は食べることが出来なかったけど、箱が、とりわけ気にいりました。
あの日あの時
この世の感覚と違った別世界にいた時に自分が触っていた、昔のお父さんの洋服に、そっくりな手触りだと感じました。
恐る恐る
私は母に尋ねました。
ザビエルの箱を見せ「この箱に、触った感じが、そっくりな洋服ってある?」
すると母は、忙しかったのか?「ないよ。ない。ない。」と、ものすごくむげにあしらわれました。
それからちょっとして母は、思い出したように言いました。
「ちえよ。あるよ。ビロードに似とるなぁ」
私は、子供には難し過ぎたカタカナの言葉を、忘れかけたら聞いて、忘れかけたら聞いての繰り返しで、ビロードという言葉を覚えました。
現実として、あの時、私が触っていた洋服に、本当によく似た洋服のデザインに私は巡り会うことが出来たのは、2004年、京都市美術館、フェルメール展にて
『絵画芸術』
その絵に描かれていた画家の後ろ姿を見て、私の魂は、この光景を夢の中で知っていると思いました。
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