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第30章 全ては、繋がっていくよ。
軟妙法蓮華経
しおりを挟むうちの実家の話であるが、
「南無妙法蓮華経」を唱えながら、太鼓を叩き、日本全国行脚の旅に出られたご先祖様がいると言う。
その方が、旅をした為に、実家が潰れる(破産する?)寸前になったとかなんとか…
まぁ、結局は、嫌われ者のご先祖様だ。
その後、家を建て直すのに子孫は苦労したとかなんとか…
子供の頃の記憶だから当てにはならないけど、母が、そんな話をよくしてくれた。
秋山院…
亡き父の戒名が、太鼓を叩いて日本全国を行脚して回ったその方と、最初の三文字が一緒だと知った日は、いつだったっけ?
可愛い名前の歯医者さんから、家路に着くまでの帰り道…
「きっと、あの方の生まれ変わりが、T であるに違いない。」と思ったのだ。
※ T は、次男の名前
子孫には、嫌われ者のご先祖さん。
だけど、見えない世界で、徳をいっぱい積まれていたんだね。
見える世界では負け組のご先祖さんは、見えない世界で素晴らしい徳を沢山積み上げられた。…
だから、こうやって
ことあるごとに、私に協力をして下さっているんだ。
私は、目覚めるように、そう思っていた。
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