36 の世

鏡子 (きょうこ)

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悪魔(ディモス)の花嫁

悪魔に導かれた私の魂 ①

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2009年、今と同じような霊感体質になっていた私は、前世記憶や胎内記憶を調査研究されている池川先生に宛てて、
下記のようなメールを送っている。


2009年7月6日(月)8:47 

>おはようございます。お忙しい所、恐れ入ります。 
(中略)
先生に、「手元にある自動書記の原稿は、保存しておかれたほうが良いと思われます」とご助言して頂きました。自動書記とは、偉大な芸術家の魂が私に降りてきた時、自然に手が動いて書いた文章ですよね。私は、この文章は、急いで書いたので、物凄く汚い字になっていたので、先生にレポートような形でまとめて清書した後で、破棄するつもりでおりました。もう少しで大変な事をするところでした。いかに見苦しい字であっても「大切な証拠」として保存させて頂きます。 

>それから先生は、「裏付け出来るところがあれば、裏付けを提示出来るようにしましょう」とご助言下さりました。私は、この言葉を受けて、ある物を探し出さなければならないと思いました。

>私が探し出さなければならないのは、『悪魔(デイモス)の花嫁』というコミックです。あの本には、300年前のオランダ、フェルメール時代の絵の具作りに酷似した描写があるはずです。 

>『悪魔(デイモス)の花嫁』を携帯のネットで調べてみました。池田悦子原作、あしべゆうほ作画のホラー・ファンタジー漫画で秋田書店の月刊誌「プリンセス」で1975年より連載とありました。 

>なんという偶然でしょう。1975年は、フェルメール没後300年の記念すべき年でもあります。私がこの本に出会ったのは、中学生くらいだったと思います。

>主人公の名前は美奈子です。英語読みしたらビーナスになります。ビーナスといえば、愛と美の女神様です。私は『ミロのビーナス』(紀元前2世紀後半、ルーブル美術館蔵)にとても憧れていました。 

>そして、私が中間世にて声を掛けて頂いたのは、芸術の女神様です。

>やはり『悪魔(デイモス)の花嫁に引き寄せられたのは、何か意味があったのだと思いました。 

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