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2016年12月28日、茨城県北部地震を徹底解明
電磁波は、人間には大丈夫?
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生体(人体)への影響
http://www.fdc.co.jp/support/emc/emc_3.html
生体(人体)への影響に関する問題。
電磁波の人体に与える影響については、米国でのマイクロ波に関する問題提起などを 発端として1970年代から盛んに研究されるようになり、国内外の公的研究所や学者・研究者によるさまざまな調査・研究結果が公表されています。 内容が人の健康に関する問題だけに、マスコミもたびたびセンセーショナルな取上げ方を行ない、そのつど高周波装置を設備する顧客各位や直接装置を扱う作業者に不安材料を提供してきていますが、 結果として「電磁波が人体の健康に何らかの影響がある」、「しかし未知の部分が多く今後の研究を待つ」的なものが多かった様です。
最近では末尾に列挙するように、「携帯電話の爆発的普及に伴う障害」、「高圧送電線附近での発ガン率増加」の2つが発端となって 権威ある機関の報告や各国での規制が各紙に報道されました。これらの中で TRIGGER 96.12 の特集が比較的冷静かつ科学的レベルが高い内容です。 日本国内では資源エネルギー庁が、送電線や変電所から発生する電磁界は動物の生殖に影響しないとする調査結果を報告しています。
国際的にはIECの下部機関であるCISPR(国際無線障害特別委員会)が電磁波による無線障害に関する国際規格の策定を進めており、また欧州ではEC指令により、機器より発生する電磁波の強度を規定していますが、人体への影響という観点からは未完成の域にあります。
先進各国に於ける電磁波被爆に関する規制や調査・研究は概ね以下のようになっています。
1.電磁波の影響の種類
1-1熱的作用 100KHz以上の周波数において顕著
全身加熱による深部体温上昇 局所加熱による局所組織温上昇 SAR(単位質量当りの吸収電力)で評価>
1-2刺激的作用 100KHz以下の周波数において顕著
人体内に誘導される電流 電流刺激による神経・筋の興奮
1-3その他の作用 ミクロな作用で未知の部分が多い
マイクロ波・紫外線・エックス線などによるDNA損傷・発ガン性 50/60Hz超低周波電磁場による発ガン性
2.各国の規制・基準(詳細別紙)
日本 電波防護のための基準の制度化(関係法令) 総務省ホームページ
電気用品取締法 2.45GHz電子レンジ 5cmの距離で1mW/cm2
電力業界安全基準 高圧送電線の高さに関する基準 3KV/m
電気技術審議会答申「電波防護指針」
(平成9年4月 諮問第89号) 10KHz~300GHzの範囲について電界強度、磁界強度、電力密度をそれぞれ規定。
管理環境:SAR 0.4W/Kg 6分間全身平均
一般環境:SAR 0.08W/Kg 6分間全身平均
VCCI「情報処理装置及び電子事務用機器等から発生する妨害波の自主規制装置運用規定」 省略
CISPR 国際無線障害特別委員会 Pub.11等
米国 ANSI 1982 1mW/cm2 30M~300MHz
5mW/cm2 300MHz以上
ANSI/IEEE1992 SAR 0.4W/Kg 6分間全身平均 100KHz~6GHz
欧州 CENELEC SAR 0.4W/Kg 6分間全身平均 10KHz~300GHz
WHO/ICNIRP SAR 0.4W/Kg 6分間全身平均 100KHz~10GHz
さて、
ISM高周波装置の発生する電磁波は装置近傍で100~120dB,
電子機器に要求され るノイズイミュニティが129.5dB、
CISPRの検討しているISM周波数帯の上限値125~145dB
となっている事はこれまでに紹介いたしました。
ここで各国の規制値や現状の数値について比較検討してみます。
現在世界各国で主流となっている電磁波の規制値は SAR 0.4W/Kg です。
体重60Kgの人の投影面積を0.6㎡とすると
全身で吸収する電磁波の総量=60X0.4=24 W
電力密度換算 =24/0.6=40 W/㎡= 4 mW/c㎡
自由空間での電界強度 =(120π40)1/2=122.8 V/m=161.8 dB
電子機器に要求されるノイズイミュニティ=129.5dB=3 V/m
電力密度換算=32/120π=0.024 W/㎡=0.0024 mW/c㎡
CISPRの検討しているISM周波数帯の上限値 125~145dB
125dB=1.78 V/m
電力密度換算=1.782/120π=0.0084 W/㎡=0.00084 mW/c㎡
145dB=17.8 V/m
電力密度換算=17.82/120π=0.84 W/㎡=0.084 mW/c㎡
ISM周波数帯を使う工業用高周波装置の発生する電磁波は装置近傍で100~120dB
120dB=1.0 V/m
電力密度換算=12/120π=0.00265 W/㎡=0.000265 mW/c㎡
0.8W出力の携帯電話から10cmの距離(頭を想定)で 0.8/(4πX0.12)=6.37 W/㎡
電界強度換算=(120πX6.37)1/2=49 V/m=153.8 dB
<総務省の調査レポート>
ISM周波数帯を使用しない工業用高周波装置については100mの距離において40~60dBが許容限度ですが、1mの至近距離に換算しても100dB程度であり、上記の計算例と比較するまでもなく殆ど問題に ならない低い値です。
正しく設計・製作され、定期的にメインテナンスされている限り工業用の高周波装置が問題になることは殆どなく、 むしろ携帯電話やPHSのように扱う電力は小さくとも身体に密着した位置で電磁波を発生させる機器が問題とされるのは、上記の計算例からもしごく当然の事と考えられます。
ご承知のように電磁波とは、直交する電界と磁界の相互作用によって伝播する電気の波の総称で、 この中には太陽や宇宙より飛来するもの、地球上の自然現象として発生するもの、人工的に作り出されて放送や通信に利用されているもの、 副次的に発生するものなどがあり、その波長によって長波、超短波、マイクロ波、紫外線などに分類され、下表のようにおなじみの名称が付けられています。
地球上で最も強力な電磁波は太陽からのエネルギーで約400W/㎡(=0.04W/c㎡)にも達し、地球上のすべての生命を育み、あらゆるエネルギーの源となっています。
健康そうに見える日焼けした褐色の肌が、半面皮膚ガンの原因になりかねないのと同様に、過度の電磁波被爆が健康に何の影響ももたらさないという事はないと思われます。 電磁波の熱作用などについては早くから研究が行なわれてきて規制や基準が整備されていますが、非熱作用については疫学的調査の段階であり、まだまだ未知の分野と言えます。 現代の社会に於いて電磁波と共存し上手に付き合っていくためにもより一層この問題についての調査・研究が期待されています。
電磁波の呼称
短 ガンマ線
↑ エックス線
↑ 紫外線
↑ 可視光線
↑ 赤外線
↑ 遠赤外線
↑ ミリ波
↑ センチ波
波 長 マイクロ波
↓ 超短波(VHF)
↓ 短波
↓ 中波
↓ 長波
↓ 低周波
長 超低周波
マイクロ波は、鳥に影響を与えた。
5Gの実験で、鳥が大量死した。
人間は、大丈夫?
http://www.fdc.co.jp/support/emc/emc_3.html
生体(人体)への影響に関する問題。
電磁波の人体に与える影響については、米国でのマイクロ波に関する問題提起などを 発端として1970年代から盛んに研究されるようになり、国内外の公的研究所や学者・研究者によるさまざまな調査・研究結果が公表されています。 内容が人の健康に関する問題だけに、マスコミもたびたびセンセーショナルな取上げ方を行ない、そのつど高周波装置を設備する顧客各位や直接装置を扱う作業者に不安材料を提供してきていますが、 結果として「電磁波が人体の健康に何らかの影響がある」、「しかし未知の部分が多く今後の研究を待つ」的なものが多かった様です。
最近では末尾に列挙するように、「携帯電話の爆発的普及に伴う障害」、「高圧送電線附近での発ガン率増加」の2つが発端となって 権威ある機関の報告や各国での規制が各紙に報道されました。これらの中で TRIGGER 96.12 の特集が比較的冷静かつ科学的レベルが高い内容です。 日本国内では資源エネルギー庁が、送電線や変電所から発生する電磁界は動物の生殖に影響しないとする調査結果を報告しています。
国際的にはIECの下部機関であるCISPR(国際無線障害特別委員会)が電磁波による無線障害に関する国際規格の策定を進めており、また欧州ではEC指令により、機器より発生する電磁波の強度を規定していますが、人体への影響という観点からは未完成の域にあります。
先進各国に於ける電磁波被爆に関する規制や調査・研究は概ね以下のようになっています。
1.電磁波の影響の種類
1-1熱的作用 100KHz以上の周波数において顕著
全身加熱による深部体温上昇 局所加熱による局所組織温上昇 SAR(単位質量当りの吸収電力)で評価>
1-2刺激的作用 100KHz以下の周波数において顕著
人体内に誘導される電流 電流刺激による神経・筋の興奮
1-3その他の作用 ミクロな作用で未知の部分が多い
マイクロ波・紫外線・エックス線などによるDNA損傷・発ガン性 50/60Hz超低周波電磁場による発ガン性
2.各国の規制・基準(詳細別紙)
日本 電波防護のための基準の制度化(関係法令) 総務省ホームページ
電気用品取締法 2.45GHz電子レンジ 5cmの距離で1mW/cm2
電力業界安全基準 高圧送電線の高さに関する基準 3KV/m
電気技術審議会答申「電波防護指針」
(平成9年4月 諮問第89号) 10KHz~300GHzの範囲について電界強度、磁界強度、電力密度をそれぞれ規定。
管理環境:SAR 0.4W/Kg 6分間全身平均
一般環境:SAR 0.08W/Kg 6分間全身平均
VCCI「情報処理装置及び電子事務用機器等から発生する妨害波の自主規制装置運用規定」 省略
CISPR 国際無線障害特別委員会 Pub.11等
米国 ANSI 1982 1mW/cm2 30M~300MHz
5mW/cm2 300MHz以上
ANSI/IEEE1992 SAR 0.4W/Kg 6分間全身平均 100KHz~6GHz
欧州 CENELEC SAR 0.4W/Kg 6分間全身平均 10KHz~300GHz
WHO/ICNIRP SAR 0.4W/Kg 6分間全身平均 100KHz~10GHz
さて、
ISM高周波装置の発生する電磁波は装置近傍で100~120dB,
電子機器に要求され るノイズイミュニティが129.5dB、
CISPRの検討しているISM周波数帯の上限値125~145dB
となっている事はこれまでに紹介いたしました。
ここで各国の規制値や現状の数値について比較検討してみます。
現在世界各国で主流となっている電磁波の規制値は SAR 0.4W/Kg です。
体重60Kgの人の投影面積を0.6㎡とすると
全身で吸収する電磁波の総量=60X0.4=24 W
電力密度換算 =24/0.6=40 W/㎡= 4 mW/c㎡
自由空間での電界強度 =(120π40)1/2=122.8 V/m=161.8 dB
電子機器に要求されるノイズイミュニティ=129.5dB=3 V/m
電力密度換算=32/120π=0.024 W/㎡=0.0024 mW/c㎡
CISPRの検討しているISM周波数帯の上限値 125~145dB
125dB=1.78 V/m
電力密度換算=1.782/120π=0.0084 W/㎡=0.00084 mW/c㎡
145dB=17.8 V/m
電力密度換算=17.82/120π=0.84 W/㎡=0.084 mW/c㎡
ISM周波数帯を使う工業用高周波装置の発生する電磁波は装置近傍で100~120dB
120dB=1.0 V/m
電力密度換算=12/120π=0.00265 W/㎡=0.000265 mW/c㎡
0.8W出力の携帯電話から10cmの距離(頭を想定)で 0.8/(4πX0.12)=6.37 W/㎡
電界強度換算=(120πX6.37)1/2=49 V/m=153.8 dB
<総務省の調査レポート>
ISM周波数帯を使用しない工業用高周波装置については100mの距離において40~60dBが許容限度ですが、1mの至近距離に換算しても100dB程度であり、上記の計算例と比較するまでもなく殆ど問題に ならない低い値です。
正しく設計・製作され、定期的にメインテナンスされている限り工業用の高周波装置が問題になることは殆どなく、 むしろ携帯電話やPHSのように扱う電力は小さくとも身体に密着した位置で電磁波を発生させる機器が問題とされるのは、上記の計算例からもしごく当然の事と考えられます。
ご承知のように電磁波とは、直交する電界と磁界の相互作用によって伝播する電気の波の総称で、 この中には太陽や宇宙より飛来するもの、地球上の自然現象として発生するもの、人工的に作り出されて放送や通信に利用されているもの、 副次的に発生するものなどがあり、その波長によって長波、超短波、マイクロ波、紫外線などに分類され、下表のようにおなじみの名称が付けられています。
地球上で最も強力な電磁波は太陽からのエネルギーで約400W/㎡(=0.04W/c㎡)にも達し、地球上のすべての生命を育み、あらゆるエネルギーの源となっています。
健康そうに見える日焼けした褐色の肌が、半面皮膚ガンの原因になりかねないのと同様に、過度の電磁波被爆が健康に何の影響ももたらさないという事はないと思われます。 電磁波の熱作用などについては早くから研究が行なわれてきて規制や基準が整備されていますが、非熱作用については疫学的調査の段階であり、まだまだ未知の分野と言えます。 現代の社会に於いて電磁波と共存し上手に付き合っていくためにもより一層この問題についての調査・研究が期待されています。
電磁波の呼称
短 ガンマ線
↑ エックス線
↑ 紫外線
↑ 可視光線
↑ 赤外線
↑ 遠赤外線
↑ ミリ波
↑ センチ波
波 長 マイクロ波
↓ 超短波(VHF)
↓ 短波
↓ 中波
↓ 長波
↓ 低周波
長 超低周波
マイクロ波は、鳥に影響を与えた。
5Gの実験で、鳥が大量死した。
人間は、大丈夫?
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