悲喜交々

鏡子 (きょうこ)

文字の大きさ
40 / 615
覚書

振り返りのニュース 2016.4.24 メディアが、「テロ組織ISISはサウジによって育成され、CIAもこれを熟知」というタイトルの報告

しおりを挟む
2016年4月24日、振り返りのニュース


《アメリカの複数のメディアが、「テロ組織ISISはサウジによって育成され、CIAもこれを熟知」というタイトルの報告を、トップニュースとして大々的に報じた。》


2016年04月24日20時28分のニュースを転載


キャラミー解説員

サウジアラビアの自白に関する報告は初めて、イギリスの新聞フィナンシャルタイムズがアメリカのケリー国務長官に関する記事において発表し、「サウジアラビアはケリー長官に対し、ISISはサウジによって育成されたこと、これはCIA・アメリカ中央情報局にとっても周知の事実であることを伝えた」と報じました。フィナンシャルタイムズによるこの報道以来、今度はアメリカの報道各社がこの内容を再度報じています。サウジアラビアの関係者はまた、ケリー長官との会談で、「アメリカが中東問題に干渉しているため、サウジアラビアはまず、テロ組織アルカイダを、次いでISISの基盤を築いた」と語っています。サウジアラビアの主張によれば、2003年のアメリカによるイラク攻撃により、状況はイランにとって有利に転じ、イランに対する措置が講じられるべきだったということです。

アメリカ共和党の元連邦下院議員だったロン・ポール氏は、ロン・ポール研究所のダニエル・マクアダムス理事との会談で、「ISISを自ら育成したというサウジアラビアの自白は、必ずしも衝撃的なことではない」と語りました。ロン・ポール氏によれば、サウジアラビアはCIAへの通告なしにISISを出現させることはできなかったということです。ロン・ポール氏はまた、「CIAとアメリカ国防総省は、シリア危機の勃発により、同国のアサド大統領を辞任させるお膳立てをしており、まさにこのためにISISを必要としていた」と述べました。

ロン・ポール研究所のダニエル・マクアダムス理事も、「ISISを立ち上げ、資金援助を行ったのはサウジだが、ISISとアルカイダが国際舞台に台頭する必要な条件を整えたのはアメリカだ」と考えています。マクアダムス理事によれば、この問題は中東への干渉というアメリカの政策が発端となっているということです。

サウジアラビアは、強硬派の1つ・ワッハーブ派の発祥地であることから、過激派組織の形成に直接役割を果たしていますが、過激派はまた違った名称や方法により、ワッハーブ派の思想を利用してその存在を宣言しています。たとえば、サウジアラビアはテロ組織タリバンの結成に重要な役割を果たしていることが指摘できます。タリバンは次第に、サウジアラビアの資金を利用して、ワッハーブ派の思想の教育を開始し、過激派の新世代を育成しました。ロン・ポール氏によれば、彼らはISISとなってテロリストの世界に入ってきたということです。

ISISの原始組織は、2003年のイラク占領と同時に、「イラクとシャームのイスラム国」の発足を宣言しています。その指導者は、アルカイダの過激な危険因子で現在収監中のアブーバクル・バグダーディですが、彼はアメリカの口説きにより釈放されます。イラクのバース党政権の崩壊により、バース党の幹部とISISの協力関係が成立し、イラク政府は深刻な問題に直面することになります。バース党をISISとの協力に誘導したのは、まさにサウジアラビアとアメリカによる共同の政策の結果なのです。

さらに、2001年のアメリカ同時多発テロに関する報告の、28ページにわたる部分の削除は、サウジアラビアがテロ支援に直接関与していることを裏付けています。しかし、アメリカ政府はサウジアラビアとの協力関係を理由に、同時多発テロにサウジが関与していた事実の公開に反対しています。この報告書の削除された部分には、CIAの名が直接あるいは間接的に述べられていると言われています。このような措置は、サウジアラビアの同時多発テロへの関与、CIAが地域におけるサウジの行動やテロ組織の結成を周知していたことが、疑いのない事実であることを物語っています。



※  上記 情報提供先


http://parstoday.com/ja/news/middle_east-i6799



CIAのゴーサインによりサウジアラビアが出現させたテロ組織ISIS - Pars Today
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

夫婦交換

山田森湖
恋愛
好奇心から始まった一週間の“夫婦交換”。そこで出会った新鮮なときめき

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

あるフィギュアスケーターの性事情

蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。 しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。 何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。 この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。 そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。 この物語はフィクションです。 実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

BL 男達の性事情

蔵屋
BL
漁師の仕事は、海や川で魚介類を獲ることである。 漁獲だけでなく、養殖業に携わる漁師もいる。 漁師の仕事は多岐にわたる。 例えば漁船の操縦や漁具の準備や漁獲物の処理等。 陸上での魚の選別や船や漁具の手入れなど、 多彩だ。 漁師の日常は毎日漁に出て魚介類を獲るのが主な業務だ。 漁獲とは海や川で魚介類を獲ること。 養殖の場合は魚介類を育ててから出荷する養殖業もある。 陸上作業の場合は獲った魚の選別、船や漁具の手入れを行うことだ。 漁業の種類と言われる仕事がある。 漁師の仕事だ。 仕事の内容は漁を行う場所や方法によって多様である。 沿岸漁業と言われる比較的に浜から近い漁場で行われ、日帰りが基本。 日本の漁師の多くがこの形態なのだ。 沖合(近海)漁業という仕事もある。 沿岸漁業よりも遠い漁場で行われる。 遠洋漁業は数ヶ月以上漁船で生活することになる。 内水面漁業というのは川や湖で行われる漁業のことだ。 漁師の働き方は、さまざま。 漁業の種類や狙う魚によって異なるのだ。 出漁時間は早朝や深夜に出漁し、市場が開くまでに港に戻り魚の選別を終えるという仕事が日常である。 休日でも釣りをしたり、漁具の手入れをしたりと、海を愛する男達が多い。 個人事業主になれば漁船や漁具を自分で用意し、漁業権などの資格も必要になってくる。 漁師には、豊富な知識と経験が必要だ。 専門知識は魚類の生態や漁場に関する知識、漁法の技術と言えるだろう。 資格は小型船舶操縦士免許、海上特殊無線技士免許、潜水士免許などの資格があれば役に立つ。 漁師の仕事は、自然を相手にする厳しさもあるが大きなやりがいがある。 食の提供は人々の毎日の食卓に新鮮な海の幸を届ける重要な役割を担っているのだ。 地域との連携も必要である。 沿岸漁業では地域社会との結びつきが強く、地元のイベントにも関わってくる。 この物語の主人公は極楽翔太。18歳。 翔太は来年4月から地元で漁師となり働くことが決まっている。 もう一人の主人公は木下英二。28歳。 地元で料理旅館を経営するオーナー。 翔太がアルバイトしている地元のガソリンスタンドで英二と偶然あったのだ。 この物語の始まりである。 この物語はフィクションです。 この物語に出てくる団体名や個人名など同じであってもまったく関係ありません。

処理中です...