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第1章 麗しき姫君 (小さな物語)

いざ対決! ⑩

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対決2日目の11時頃、画家は、やっと下絵にとりかかりました。



一方、未来人の作業は、かなり進んでいて、初日には、既に下絵を完成、
入念に色を組み合わせながら、
パソコンの画面で、緻密な着色作業をしていました。



画家は画家で、持てる力を十二分に発揮しようと、日頃の巧みな技を、惜しみなく使っているようです。


みるみるうちに、見事なまでの立体感は現れ、
絵が動き出しそうなほどの描写力、
そのタッチの美しさは、神業としかいいようがないほどでした。



もちろん、未来人も負けてはいません。



まるで、写真のように、
絵の色付けは、どんどんはかどり
完璧な描写が、目指されていたのです。

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