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第21章 再び、芸術の尊厳について (第6章にも、芸術の尊厳について書きました)
ダ・ヴィンチ絵画の謎解きで、都市伝説やトンデモ論が、次から次に出てくる背景。
しおりを挟む第3の目が覚め、だんだん色々な背景が見えてきた。
ダ・ヴィンチ関連において、
色々な都市伝説や、トンデモ論が、次から次へと出てくる背景が見えてきた。
20世紀、21世紀と、
科学は、劇的に進歩していった。
進歩とは裏腹に、
作品は、実質的な価値を見失い、
テクノロジーのみ、急成長…
世の人々は、
レオナルドが、作品に謎を残したと考えたいらしい。
●稚拙な表現は、意図的な描写だと考える。
●科学的に発見された数字や記号は、レオナルドの暗号だと考えようとする。
●レオナルドは、神格化された存在となり、その作品がいかに稚拙な描写でも、人々は、
レオナルドが、敢えて、そういう絵を描いたと、謎解きをはじめる。
人為で操られた価値観に翻弄され、どんなに美意識が薄れても、人々は、「レオナルドは、一流だ」という思考を緩ませたくないらしい。
結果、都市伝説は生まれる。
結果、トンデモ論は生まれる。
一番大切なものを見失うから、こんな世になる。
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