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組織(ハウス)入団編
ー 16 ー 最終試験⑤
しおりを挟む- 天狗の正体 -
ズズズ…
天狗が洞窟に衝突した激震で断崖が揺れ、大小の石が音を立てて転がり落ちていく…
空の半分は濃い藍色に染まり、満点の星が覆いつくそうとしている…
コン太「や、やったか!?」
巨大ケヤキの陰に隠れながら洞窟を見つめる。
クロロ「コン太っ、うまくいったな!…光の拳はギリギリだったけど」
クロロが右手をさすりながら言う。
コン太「あ、ああ。洞窟に吹っ飛ばすまではな…(…洞窟に吹っ飛ばすまではうまくいった。だ、だが…本当に天狗は…?)」
クロロ「よしっ!」
クロロがにかっと笑い、コン太の背中をバシンと叩く!
クロロ「いこうぜっ!!!確かめよう!」
コン太「お、おう!」
火口を取り巻く壁へ向かって走る!!!
…
断崖に点在する、無数の洞窟のうちの一つ…。
地表から少し上のところに、直径2メートルくらいの穴がぽっかりと開いている。
クロロ「あの洞窟だっ!」
岩の縁に手をかけよじ登り、洞窟入り口の前に立った。
…中は真っ暗だ。衝突の名残で、煙のように砂埃が漂っている。
その時…
ーガンっ!!!
クロロ・コン太「!!!」
岩と岩がぶつかるような鈍い音が反響する!
クロロ「な、なんだ!?て、天狗か…?まだピンピンしてやがるのか…?」
コン太「…だ、だがこの中なら、洞窟の中なら大丈夫なはずだ…!」
ゴクリと唾を飲み込む。
コン太「い、いこう」
スマホのライトを点灯させ、ざっと足を踏み出した。
奥が深いわけではなく、進むにつれて徐々に穴が狭まっているようだ。
そして…
…
クロロ「あっ!!!」
コン太「こ、これは!!!」
スマホの灯りを前方に向けると、天狗の姿が浮かび上がった…!
しかし、それは異様な光景だった!
天狗は視界を完全に奪われたように、うろうろとしながら腕を振り回している。
しかし、狭い洞窟だ。
時折、ガンっと、洞窟の壁にぶつかっては方向を変え、また別の壁にぶつかっている…
それは、今までの天狗とは違い、あり得ないほど異常な姿だった…
クロロ「ど、どうしちまったんだ!?これは…!」
コン太「や、やっぱりだ!ボクの仮説は正しかった!やっぱり…こいつ…!操り人形だったんだ…!!!」
クロロ「あ、操り人形…だって!?」
コン太「そうさ。動いているが心配はないだろう。操っている側は、ボクらも天狗の姿も、見えてないからな。洞窟に隠れて」
ガンっと再び壁にぶつかる音が響く。
確かにこの動き…、草むらに突っ込んで姿を見失ったラジコンカーみたいだ。
クロロ「ひえ~でもよく分かったな、人形だって…」
コン太「今までの戦いにヒントがあったんだ。ちょっと解説してやろう。クロロ、おまえには少し難しいかもしれんがな」
得意そうな顔で腰に手を当てた。
…
コン太「天狗の耳が崩れた時ー。
そう、この時に、この天狗は妖怪でもなんでもなくて…作り物なんじゃないかって直感が生まれたんだ。
天狗に殴られた直後で、軽い脳震盪状態にあったことが影響してるのかもしれない…
直前に頭をフル回転させていたから、本当に頭の中がごちゃごちゃになって、ぐるぐる回ってたんだ。
とにかく、この作り物という直感はまた、誰かが操ってるっていう、次の直感を呼び寄せた。
そしたら、なんというか、今まで天狗に抱いていた不自然さや疑問が書かれたカードが一気に串刺しになったような…ずっと思い出せなかった単語が突然浮かび上がったような…つまり、今までの不可解なことが説明できるっていうか、全部繋がったんだ…」
クロロ「ほお…」
…
コン太「天狗に対してボクらは大きな勘違いをしていた。クロロ、なんだと思う?」
クロロ「…」
コン太「ふっ、少し難しかったか。妖気だよ、妖気。
デュラムさんは、生き物は全て気を持つ、って言ってた。
しかし、天狗には気が無い!
気がないのに、動きまわり、背後からの攻撃を察知してかわしたから、これは妖気によるものだと思い込んでいただろう。これにずっと考えが縛られてしまっていた。
でもな、作り物だったとしたら…。人形だったら気なんてものは無いだろう。生き物じゃないんだからな。
ははっ、そりゃばかばかしい考え方だとは思ったが…
でもこの試験が始まってからボクの中の常識はことごとく崩された…古代生物に宇宙人…もはやなんでもありだろ?
ある意味、発想がすごく柔軟になってきたんだと思う…
だからこそ、こんな荒唐無稽なアイデアにかけてみようという気になれたんだ…」
クロロ「…」
コン太「さて、じゃあ気もない、妖気もないような人形がどうやって動いているのか?
それは誰かが動かしているからだと、ピンときた。
誰かが遠くから天狗を動かしている…。そう考えると、背後からの攻撃をかわせることについても
説明がつく。俯瞰できるからな。
それに、ほら、この山の形状も特殊だろ?360度ぐるっと断崖が囲んでいる。
断崖の上から火口を隈なく見下ろすには最適だろう。
まるでテレビゲームみたいに画面越しの目が天狗を操っている。そんなイメージだ。
攻撃を外したり、なんてことない攻撃が当たったりってのも、ずっと引っ掛かってたんだ。
でも、誰かが火口を見下ろしながら、目で見て操っているのなら、人形のいる方向や攻撃の角度によっては、死角ができるよな。
天狗の目による死角じゃないぞ。操っている側の目による死角さ。
ほら、3Dゲームだと距離感つかめずにミスったりもするだろ?あんな感じ。
これが、ボクの導き出した、「不自然な死角の謎」の答えだ」
ぐごー
コン太「天狗は作り物であり、誰かが操っている…。
そうだとすると、確実に天狗を仕留めるには、操っている側を叩くか、天狗を操れないようにするか。
もっとも、操っている側がどこにいるかわからない以上、前者は却下だ。
残るは、天狗を操れないようにする…。目で見て操っているとするならば、仕留める方法は天狗自体を隠すことだ。コントローラー側の目が届かない場所に!これがさっき話した、天狗を洞窟に吹っ飛ばすという作戦だ!
作戦に先立って、クロロの攻撃をクリーンヒットさせるためのチャンスを作る必要があったが、案の定、巨大ケヤキの木の葉の雨で、操る側の視界が奪われて、天狗の動きに隙が生まれた」
ぐごー
コン太「そして、そう、この洞窟に至るってわけだ…。もはや天狗はアンコントロール。ふふ、この瞬間的な機転…ボクの才能かもしれないな…そう思うだろ?」
ぐごごごー
コン太「ん?さっきから、何の音だ…?
天狗じゃない…!?おいっ!クロロっ!まさかっ、予想外のことが…!?てっ敵か!?」
ぐごごごごごごーーーー!!!
スマホの光を横に向けると、クロロが立ったまま「ぐごー」といびきをかいて寝ていた。
コン太は思わずずっこけた。
コン太「てめえ!おいっ!なんで寝てやがる!人がせっかく解説してるときに!!!起きやがれ!!!」
クロロの頭を思いっきりはたく。
クロロ「あ!ああ、ごめんごめん!なんか長そうだったから、つい…」
コン太「このやろう!!!」
コン太が再び拳を振り上げる。
クロロ「それより早く羽を取らねえとなっ。陽が沈んじまうぞ」
クロロが両手を上げながら言う。
コン太「ぐぐぐぬっ!こ、このやろう、あとで覚えてろよ!!!」
…
クロロはコン太はゆっくりと天狗に近づき、その翼から2本の羽を引っこ抜いた!!!
無力化した天狗から羽を取るのはワケのないことだ。
そして、くるりと振り向くと、洞窟の入り口へ向かい駆け出した!!!
- 合格! -
洞窟から飛び出すと、清々しいクリアな空気がクロロとコン太の体を包んだ。
いままで神経が張り詰めていて気付かなかったが、ここは山頂だ。
そして、その生まれたてのような新鮮な空気を、胸いっぱいに吸い込んだ!!!
クロロ・コン太「合格だーーー!!!!!」
両手を上げて、力の限りに叫ぶ!!!
そしてそのまま、パタンと地に背を付けて寝転んだ。
視界の隅々まで広がる空には、すでに満天の星が瞬いていて、大きな月がスポットライトのように輝いていた。
ひんやりとした風が、疲れた体に心地良い。
とてつもなく、本当に途方もなく長い一日だった…。
…
視界の隅から、ひょっこりとモーリーの顔が覗き込んだ。
モーリー「おめでとうございます。いやあ、お見事でした。まだ少年とは思えないですね。ねえ、インジさん!?」
クロロ「えっ!?」
コン太「インジさん?」
2人はばっと起き上がる!!!
モーリーの隣には、カラフルなロゴが入った黒いパーカーに、真っ赤なベースボール・キャップ、大ぶりのヘッドフォンを首に掛けた無精髭の若い男がー。
インジ「まあね。俺の力作がこんなにボロボロになるなんてね。いやでも、耳はしまったなあ。完全に強度不足だったか…急いで作るもんじゃないなあ」
インジと呼ばれた男が、腕組みをして顔をしかめる。
クロロ「えっと…だ、誰?」
モーリー「ああ、ごめんなさい。今回の天狗をプロデュースしたインジさんです。もちろん、組織の方ですよ」
クロロ・コン太「ええー!!!」
二人は飛び上がった。
モーリー「コン太さんがおっしゃってた仮説はほぼぴったり当たっていまして…いやはや、その洞察力はすごいものですよ」
コン太「えっ!?ボ、ボクの解説、聞こえてた?」
インジ「天狗を通してね」
ニッと微笑んだ。
クロロ「へえっ!コン太、すげえな!オレにも聞かせてくれよ!」
コン太「おまえは寝てたんだろうが!」
クロロの頭を小突く。
モーリー「そう、最終試験の天狗…コン太さんの言う通りこれは作り物で、それをオーラの能力で操っていたのです」
クロロ「!!!お、オーラで!?」
インジ「そっ、こんな風にな」
そう言って、ポケットから、全長15センチくらいの「天狗のミニフィギュア」を取り出すと、ぽいっと地面に投げた。
インジ「これ、試作品な。でも君らが戦ったのとそっくりだろ!?」
そして、両手を宙にかざす…目に見えない何かを両手で掴むように…
すると…
クロロ・コン太「!!!」
インジの手のひらをぼんやりと光が包んだ!
クロロ「こ、これって!」
コン太「あ、あの排水溝のときのクロロ…あ、あとは発勁を繰り出したときのデュラムさんと、に、似てる!」
さらに…!!!
光り輝く手と手の間に、ビュンっと何かが出現した!
!!!
それはゲームハード機のワイヤレスコントローラーのようなものだった。左手側にジョイスティックと十字キー、右手側にはボタンが四つ…。
何もないところから、いつの間にかコントローラーが現れたのだ!
クロロ「えっ!?ど、どこから出したんだ?ま、まさか手品!?」
インジがコントローラーをカチャカチャと振って笑った。
インジ「あはは、違うよ。これが俺のイマジネット・オーラさ」
クロロ「い、いまじ…?な、なんて!?オーラの一種か?」
コン太「ちょ、ちょっと待てちょっと待て!話が付いていけないぞ、オーラって…?デュラムさんが気と呼んでた…?」
二次試験の後のデュラムの声が蘇る…
- 気もオーラもエネルギーも、呼び名が違うだけで指しとるものの根本は一緒じゃ -
コン太「い、いやでもやっぱ分からない…ボクはオーラ自体がちんぷんかんぷんだよ。一体どう言うこと?」
インジがあれ?という顔でモーリーを見つめる。
インジ「オーラの話って、まだなんだっけ?」
モーリー「ええ、これからですよ。たぶんインジさんも試験合格後に、基礎のレクチャーがあったと思いますが」
モーリーがメガネをクイっと動かした。
インジ「ああっそうか。忘れてた。まだ、「ジュディの道場」に行く前ってことか。…まあでも、せっかくだし」
インジが赤いキャップのツバを摘んで、ぐぐっと整える。
インジ「予習ってことで!」
モーリー「ふふ。いいでしょう」
- イマジネット・オーラ -
インジがそうこなくっちゃ!とばかりに、コントローラーを構えた。
インジ「まあなんというか、このコントローラーはオーラでできているもので、自分で作ったものだったら自在に動かすことができるんだ…ま、見てもらう方が早いか…」
そう言ってコントローラーのボタンを押した…
ジジジ…
コントローラーが鈍い光に包まれる…
そして…
クロロ・コン太「えっ!?」
なんと!地面に放り投げた天狗のミニフィギュアが、立ち上がった!!!
クロロ「げげっ!ど、どうなってんだ!?」
コン太「て、手品か、ラジコンか?」
インジ「ははは、違う違う、これがオーラなの。俺のイマジネット・オーラさ!」
そして、コントローラーを器用に動かすと、まるで生きているようにフィギュアが滑らかに動き出した!
こ、これは…!
インジ「どう?ゲームっぽいっしょ!?」
確かに、ゲームで操作しているシーンそのままだ!
インジ「このコントローラでコマンド入力すると、技も出せるんだ」
指先を素早く動かすと、天狗がパンチを繰り出したり、羽を開いて飛び上がったりした。
クロロ「すっすげえ!どうなってんだ!?ねえ、オレにもやらせてよ!」
インジ「いや、これは俺の能力だから俺しか使えないんだ。イマジネット・オーラの中には誰でも使えるものもあるんだけど、俺の能力については、俺だけのものなんだ」
クロロ「ええっ、そ、そうかあ。残念…」
コン太「で、でも、一体どういう仕組みでそんなことが…」
モーリー「ふふふ、オーラについてはこの後みっちりと、それこそ、嫌になるくらい特訓することになりますから。特訓によって、オーラがどれだけ可能性を秘めた力なのか、実感するでしょう。
そしてそれが実感できたら、オーラの最終形であるイマジネット・オーラについて、理解ができるでしょうね。
今は、まあ、こんなありえないようなことも、オーラ…特にイマジネット・オーラと呼ばれる、個人個人に発現する能力においては、実現できるのだ…と。そうありのままに捉えていただければ結構です」
…イマジネット・オーラ…
一体、何がどうなってるのか分からないが、目の前でミニサイズの天狗が跳ね回っているのは間違いないことだ…
インジ「ま、君らもきっと何かしらのイマジネット・オーラが発現するだろうから。それまでしっかりオーラ・ドライブを磨いておくこった」
コン太「は、発現する!?」
クロロ「ど、どういうことだ?な、何か言えば良いのかな?あー、我々はあー」
コン太「…それは発言違いだろ」
コツンと手刀でツッコむ。
ははは、とインジが笑った。
インジ「君たちは面白いね、いや、いいコンビだよ」
ミニ天狗がぴょんっとジャンプし、インジの肩に乗った。
インジ「俺の場合はさ、ゲームがとにかく大好きで…そしたらこんな能力になったんだよね。
でも下手の横好きっていうか。なかなかうまくならないんだよな~。
目で見て操ってるから、見えにくい位置に君たちがいたときは、ちょっと攻撃スカしちまった…
特に、この角度が苦手なんだ」
ミニ天狗が肩から飛び上がると、地面の石を目掛けて体重を乗せた拳を打ちつけた!
インジ「ああ、ほらやっぱ外しちまったか」
ミニ天狗の拳は石の真横に突き刺さっていた。
コン太はくらくらと頭を抱えた。
コン太「す、すごい!すごいけど…ほ、本当にこんな妄想が現実にあるなんて…自分で立てた仮説とはいえ…はっきり言って、まじまじと見ても、やはり信じられない」
ふと、横をみると、クロロも体をプルプルと振るわせている。
コン太(ど、どポジとはいえ、さすがにこいつもこの状況に混乱してるんじゃ…)
クロロがばっと顔を上げた!
クロロ「すげーーーーー!!!すげえぞ!!!ははっ!最高だ!
オーラ!オレもはやくオーラの特訓がしたい!!!なあっモーリー!いつやる!?特訓はいつだ!?」
コン太(か、考えすぎだったな…)
モーリー「ははは、特訓は明日からですよ」
クロロ・コン太「あ、明日!?」
コン太(げげっ!?ちょ、ちょっと休みたかった…)
クロロ「明日かあ…今からでも良かったのに…」
コン太(げえーっ!!!)
モーリーが空を見上げた。
陽は完全に落ち、宝石のような星空が広がっている。
モーリー「それに、お腹もすいたでしょう。まずはご飯でも食べましょう!」
クロロ「えっ!ごはん!は、腹減った~!そういえば全然食べてなかったからな~!!!」
クロロが目を見開いた!
コン太「おまえは…」
…
インジ「んじゃ。俺はここで失礼するよ」
腕時計をちらっと見て言った。
モーリー「ああ、ありがとうございました。遅くまで」
インジ「いや。まあ、二人とも頑張ってくれよ」
コン太「はい!」
クロロ「おう!また今度な!」
インジ「ははっ、また今度は無いかもな…」
クロロ・コン太「えっ?」
インジ「この組織は、横のつながりは原則ないのさ。ねえ、モーリーさん、だっけ?」
モーリーが口角をふっと上げた。
クロロ「だっけ?って…」
インジ「俺たちも初対面なの」
コン太「ええっ、うそっ!?」
モーリー「ふふ。まあ、これも追々、お話ししましょう」
そして、インジが腰を少し落とすと…
ふわっ…
クロロ・コン太「!!!」
なんと!宙に浮かんだ!
インジ「じゃ!」
そのまま断崖の上まで高度を上げると、バシュっという空気を切り裂く音と共に見えなくなった!
クロロとコン太は目を見開いてポカーンとしている…
クロロ「こ、これも、イマジネット・オーラ?」
モーリー「これは基礎ですね…組織員なら誰でもできますよ。では…私たちも行きましょうか」
火口の真ん中に、レコード・ショップへ繋がる、長方形の空間がぽっかりと空いている。
コン太「そ、そういえば…、思えばモーリーさんのこのドアも不思議な空間も、それに古代生物だって宇宙人だって…あれも全部オーラが作りだしたものなんですね!?」
モーリー「そうですねえ、アルマジロウスや宇宙人は全て実在しているのですが…まあ、ただお話が長くなるので夕食を食べながらお話ししましょう!」
クロロ「そうだぞー、まずは飯だよ飯!」
コン太のお腹もぐう~と鳴った。
コン太「はは。確かに、ボクも腹ペコだ…」
クロロ「おし、飯いくぞー!!!」
クロロがドアに向かって駆け出した!
コン太「あっ!!!こら、待てよ!」
コン太もそれを追いかける。
…
クロロ「おーい、モーリー早く!!!」
一足先に白い部屋に滑り込んだクロロが、モーリーに手を振った。
モーリー「はいはい、ちょっと待ってください!」
小走りでドアまで駆ける。
モーリー(しかし、本当に大した少年たちですね。先が楽しみです!)
部屋に入ったモーリーがドアを閉めると、火口に開いていたドアの形の出入り口も、
幻のように消え去った…。
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