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ゲームで例えるなら「にげる」のボタンを連打している心境
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二の句を継げず黙った藤行(ふじゆき)を軽く笑い、伸一郎(しんいちろう)は手にしたソレの幹に舌を這わせてきた。
「嘘嘘っ! ど、っこ舐めてんだ。やめろって。汚い……」
「反応がモロ童貞だな」
「んあ……そこで喋るなぁ!」
喋ったせいかソレに歯が触れ、ひゅっと息を呑む。
カチカチと藤行の歯同士がぶつかる音がする。
「怖いのか?」
「あ……たり前だろ。急所握られてるんだぞ……」
「んなビビらなくとも、怪我させるほど下手くそじゃねぇよ」
そんなこと言われても知らないよ、お前の事なんか。と言い返すももう聞いていないのか、舌を使って性器全体を愛撫される。
「うあっ、やだ……んあ、あ」
括れた部分を擽られる。
「ひぎ! ん――あ、ぅ」
敏感な鈴口を唇で優しく挟まれ、嬌声を押さえることなどできなかった。
「あっ、あ、やめ、あツい……」
――人に舐められるって、こんな感じなんだ……。
聞いたことのない自分の声。近頃自分でヤっていなかったこともあり、瞳が潤んでくる。
男の口に咥えられているソレを、もう見ていられなかった。慣れたように抜き差しされ、視界が白い天井を映す。
「はぐっ、あ、ああ、あ―――ッいっ」
ぢゅるっと搾り取るように吸い上げると、藤行は腰を痙攣させる。力が入っていた足がふっと弛緩していった。
「ふむ……」
ごくりと嚥下し、密で濡れた唇を見せつけるように舐め取る。
ぐったりした藤行の頬に流れた雫を指で拭う。初めて口でされたこともあり、あっさりとイってしまった。
「反応が想定通りでつまらねぇな」
「はあ……ああ、はぁ……」
言い返す気力もなく、口から酸素を確保する。
汗が滲み、身体全体が火照ったように赤くなる。
「でもお前は美人だから、そういう表情はクるものがあるな」
よしよしと頭を撫でてくる。触んなボケと言いたいが息を整えることに専念する。
じっとこちらを見てくる男から顔を逸らす。
「……」
それが面白くなかったのか、胸に顔を埋めてくる。
「――あっ!」
瞳が開かれる。
乳首を乳輪ごときつく吸われ、ソファーの上で激しく暴れた。
「うあ、うわうわ! やめろバカッ!」
「分かるぜ? イったあとって敏感になるよな。シカトするんじゃねーよ」
「あんっ!」
ぴんっと乳首を指で弾かれのけ反ってしまう。乱暴な刺激だったのに、共鳴したかのようにソレが熱く脈打つ。
「イったばかりなのにもう蜜が零れてるじゃねえか。エロい身体してんなぁ」
「やだやだ。やめて、もうやめて……」
言葉で責められ、いやいやと首を左右に振る。
「藤行。年齢は? まさか未成年じゃないよな?」
今それ聞くの?
気分を落ち着かせようとしているのかもしれないが。ありがたいとは思えず、すぐに答えられなかった。
「う、う……」
自身の顎を撫でながら、伸一郎はじろじろと人の顔を眺める。
「パッと見は――高校生ってところか。ガキくせえもんな」
「……二十一」
学生に思われたのがショックだったのか、不機嫌な声と共に年齢はするりと口から出た。
「ふうん」
「伸、一郎……さんは?」
試しに名前を呼んでみたが思ったよりドギマギした。垂れ目が悪戯っぽく細められる。
「二十九」
「三十路なのにこんなに、部屋……だらしないの?」
「はっ。余裕が出てきたみたいだな」
え? あ、あ! いらんこと言ったああああ。
口を閉じてぶんぶん首を横に振るも、小休止は終わりを告げる。嫌、なはずなのにこの男の愛撫に身体が反応してしまう。
「や、やだぁ。やだ」
「イイ声出すじゃん」
淫らに喘いでいると身体を半回転させられる。
「さて、と」
「え? え――」
がっしりと尻を掴まれる。腰を力任せに引かれ尻を突き出す格好にさせられた。
「やだやだやだ! 無理無理無理」
腰を掴んでいる男を振り返って叫ぶ。いつ脱いだのか、男は上半身裸になっていた。広い肩幅、厚い胸板、太い腕。違う生物であるかのように、何もかもが自分とは違う。
片手でズボンを下げ、伸一郎もソレを取り出そうとする。
「無理無理! 無理だって」
「大丈夫大丈夫。俺のチンコそんな大きくないから」
そ、そうなの? それなら……
ズボンを脱ぐ伸一郎をどこかホッとした顔で見つめていると、凶器が現れる。
杭のようなブツを見て、藤行は泣き喚いた。
「お前、ふざっけんなよ! 俺を真っ二つにする気かああっ?」
「いねえよ。俺のチンコで真っ二つになった奴」
手のひらにチューブの中身を押し出す。透明なスライムのようなもの。ローションか。初めて見る。
「なあ、藤行。お前って敏感肌か?」
「ええ?」
「一応ローションは不純物が入ってないものを選んでるけど、たまに肌に合わない奴がいたりするからな」
そういうことはヤる前に聞かない?
「びびび、敏感肌だったら、やめてくれんの……?」
一縷の望みを込めて言うも、鼻で笑われる。
「いや? ローションなしで押し込む」
背筋が凍った。
「知らねーよ! 使ったことないもん。ローションとか」
「マジかよ。気持ちいいぜ? いくつか買って好みの物を見つけてみろよ」
手のひらに出したローションを指で掬い、後ろの穴に塗りつけてくる。
「つめたっ……」
「夏だからな。冬だったら温めて使うんだけど」
ぬちぬちと水音が響き、耳を塞ぎたくなる。
「ん、くっ、は、はあ……。なあ、マジで挿れるの?」
「ああ。力抜いとけ」
「んんっ」
「嘘嘘っ! ど、っこ舐めてんだ。やめろって。汚い……」
「反応がモロ童貞だな」
「んあ……そこで喋るなぁ!」
喋ったせいかソレに歯が触れ、ひゅっと息を呑む。
カチカチと藤行の歯同士がぶつかる音がする。
「怖いのか?」
「あ……たり前だろ。急所握られてるんだぞ……」
「んなビビらなくとも、怪我させるほど下手くそじゃねぇよ」
そんなこと言われても知らないよ、お前の事なんか。と言い返すももう聞いていないのか、舌を使って性器全体を愛撫される。
「うあっ、やだ……んあ、あ」
括れた部分を擽られる。
「ひぎ! ん――あ、ぅ」
敏感な鈴口を唇で優しく挟まれ、嬌声を押さえることなどできなかった。
「あっ、あ、やめ、あツい……」
――人に舐められるって、こんな感じなんだ……。
聞いたことのない自分の声。近頃自分でヤっていなかったこともあり、瞳が潤んでくる。
男の口に咥えられているソレを、もう見ていられなかった。慣れたように抜き差しされ、視界が白い天井を映す。
「はぐっ、あ、ああ、あ―――ッいっ」
ぢゅるっと搾り取るように吸い上げると、藤行は腰を痙攣させる。力が入っていた足がふっと弛緩していった。
「ふむ……」
ごくりと嚥下し、密で濡れた唇を見せつけるように舐め取る。
ぐったりした藤行の頬に流れた雫を指で拭う。初めて口でされたこともあり、あっさりとイってしまった。
「反応が想定通りでつまらねぇな」
「はあ……ああ、はぁ……」
言い返す気力もなく、口から酸素を確保する。
汗が滲み、身体全体が火照ったように赤くなる。
「でもお前は美人だから、そういう表情はクるものがあるな」
よしよしと頭を撫でてくる。触んなボケと言いたいが息を整えることに専念する。
じっとこちらを見てくる男から顔を逸らす。
「……」
それが面白くなかったのか、胸に顔を埋めてくる。
「――あっ!」
瞳が開かれる。
乳首を乳輪ごときつく吸われ、ソファーの上で激しく暴れた。
「うあ、うわうわ! やめろバカッ!」
「分かるぜ? イったあとって敏感になるよな。シカトするんじゃねーよ」
「あんっ!」
ぴんっと乳首を指で弾かれのけ反ってしまう。乱暴な刺激だったのに、共鳴したかのようにソレが熱く脈打つ。
「イったばかりなのにもう蜜が零れてるじゃねえか。エロい身体してんなぁ」
「やだやだ。やめて、もうやめて……」
言葉で責められ、いやいやと首を左右に振る。
「藤行。年齢は? まさか未成年じゃないよな?」
今それ聞くの?
気分を落ち着かせようとしているのかもしれないが。ありがたいとは思えず、すぐに答えられなかった。
「う、う……」
自身の顎を撫でながら、伸一郎はじろじろと人の顔を眺める。
「パッと見は――高校生ってところか。ガキくせえもんな」
「……二十一」
学生に思われたのがショックだったのか、不機嫌な声と共に年齢はするりと口から出た。
「ふうん」
「伸、一郎……さんは?」
試しに名前を呼んでみたが思ったよりドギマギした。垂れ目が悪戯っぽく細められる。
「二十九」
「三十路なのにこんなに、部屋……だらしないの?」
「はっ。余裕が出てきたみたいだな」
え? あ、あ! いらんこと言ったああああ。
口を閉じてぶんぶん首を横に振るも、小休止は終わりを告げる。嫌、なはずなのにこの男の愛撫に身体が反応してしまう。
「や、やだぁ。やだ」
「イイ声出すじゃん」
淫らに喘いでいると身体を半回転させられる。
「さて、と」
「え? え――」
がっしりと尻を掴まれる。腰を力任せに引かれ尻を突き出す格好にさせられた。
「やだやだやだ! 無理無理無理」
腰を掴んでいる男を振り返って叫ぶ。いつ脱いだのか、男は上半身裸になっていた。広い肩幅、厚い胸板、太い腕。違う生物であるかのように、何もかもが自分とは違う。
片手でズボンを下げ、伸一郎もソレを取り出そうとする。
「無理無理! 無理だって」
「大丈夫大丈夫。俺のチンコそんな大きくないから」
そ、そうなの? それなら……
ズボンを脱ぐ伸一郎をどこかホッとした顔で見つめていると、凶器が現れる。
杭のようなブツを見て、藤行は泣き喚いた。
「お前、ふざっけんなよ! 俺を真っ二つにする気かああっ?」
「いねえよ。俺のチンコで真っ二つになった奴」
手のひらにチューブの中身を押し出す。透明なスライムのようなもの。ローションか。初めて見る。
「なあ、藤行。お前って敏感肌か?」
「ええ?」
「一応ローションは不純物が入ってないものを選んでるけど、たまに肌に合わない奴がいたりするからな」
そういうことはヤる前に聞かない?
「びびび、敏感肌だったら、やめてくれんの……?」
一縷の望みを込めて言うも、鼻で笑われる。
「いや? ローションなしで押し込む」
背筋が凍った。
「知らねーよ! 使ったことないもん。ローションとか」
「マジかよ。気持ちいいぜ? いくつか買って好みの物を見つけてみろよ」
手のひらに出したローションを指で掬い、後ろの穴に塗りつけてくる。
「つめたっ……」
「夏だからな。冬だったら温めて使うんだけど」
ぬちぬちと水音が響き、耳を塞ぎたくなる。
「ん、くっ、は、はあ……。なあ、マジで挿れるの?」
「ああ。力抜いとけ」
「んんっ」
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