鳥籠のリーチェスジア

水無月

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♡お風呂

 
 
 小休止を終えると、紫狂はチェスを有無を言わせず連れ去った。
 運ばれてきたのは広い入浴施設。
 温かみのあるブラックストーンが敷き詰められ、円形の窪みには、サファイアを溶かしこんだような青色のお湯が並々と溜まっている。
 毛布とくしゃくしゃになったドレスを剥ぎ取られ、逞しい腕に抱かれたまま浴室へ入る。
 白い湯気に覆われた室内はほんのりと暖かく、湯に浮いた紫の花が良い香りを放つ。

「……なんだここは。私を煮て食べる気か?」

 怯えるチェスは愛らしかったが、申し訳ないが噴き出した。

「ぶぁっはっはっはっ‼ よ、よせ! チェス! はははっ‼ 笑かすな」
「だって、こんなにも火の精霊が活気づいて……」
「あーそうかそうか。視えるのだな。精霊が」

 身体を洗うために浴室の椅子の上に座らせようとするが、絡みついた細い腕が取れない。

「なん、ここはどういう何⁉ 何をどうする気だ! やだっ、怖い!」

 必死になってしがみつかれ(全裸)、せっかく五ミリほど回復した理性がガシガシ削られていく。

「落ち着け、チェス。ここは身体を」
「何故引き剥がそうとするんだ⁉ やだぁ! ばか! 紫狂のばかぁ!」

 チェスの声が反響する。
 初めて名前を呼ばれた嬉しさと、泣き顔の可愛さと、自分に頼ってくれる庇護欲。コンボが炸裂して十桁はあるヒットポイント(体力)が軒並み消し飛んだ。とんでもない威力だ。紫狂に膝をつかせた生き物などチェスが初めてではないだろうか。チェスを落とさないように気を遣いながらも、荒れ狂う心臓をなんとか宥める。

「ぐっ。この俺をここまで追いつめるとは」
「早く出よう……。怖い……」

 蚊の鳴くような声で言われ、思わず従いかけた。

「チェス。落ち着け。ここに、お前を傷つけるものは何もない。ここはな、風呂だ。風呂。身体をきれいに洗う場なのだ」
「身体なら泉で……」

 真珠のような涙をこぼす瞳を間近で見てしまい、紫狂は呼吸を整える。

「お湯に浸かるとな? 一日の疲れが溶けるのだ。心地よいぞ? 試しに指先だけでも入れてみないか? 安心しろ。熱くはない」

 落ち着かせるように、努めて穏やかな声を出す。
 羽があるため腰のあたりを撫でていると、落ち着いてきたのか、小さく小さく頷いてくれた。
 湯船まで運び、そっとしゃがむ。チェスは花が浮かぶ湯面をじっと見つめ、そろそろと指を伸ばす。
 ちょんっと、お湯に触れた。波紋が薄く広がる。

「もういいか? 出よう」
「んん⁉ えーっと。ここに、足から、ゆっくりと、入ってほしいのだ」

 指を差すが、いやいやと首を振られる。
 水色の髪がしなやかに舞い、困り果てた八の字の眉。人間のものより尖った耳も、同じようにへにゃっている。紫狂のヒットポイントは残りわずかだった。

「では俺と一緒に入ろう。俺が抱えている。怖いものなど無い。俺がお前を、何からも守ってやる。怖がるな、チェス」

 同じように腰を撫でていると、チェスが身じろぎした。

「んや……。そこ、撫でるな……。んっ、くすぐったい」
「ああ、変な気持ちになってしまうか?」

 するりと尻を撫でると、座った体勢のまま妖精は飛び上がった。

「ぴゃっ」
「はははっ! 相変わらずいい声だ。……あれだな。なんだかムラムラしてきた」

 小さな拳がポコポコとたたいてくるが、紫狂は歯牙にもかけない。この男に物理攻撃は利かないのだ。

「では、入るか」
「……ん」

 片足を湯につけると、ポコポコしていたチェスの羽が垂れ下がる。

「羽は、濡らしても大丈夫なのか?」

 絹を触るように羽に手を滑らせると、感じ入る表情でチェスはふるるっと震えた。

「は、羽を、触っちゃ……。んっ」

 額を押しつけてくる。お湯が怖いだけなのだろうが、セックスしているとき以上の密着具合かも知れない。風呂はいつから理性を試される場となったのか。つい遠い目になってしまう紫狂だ。

「羽も性感帯なのか?」
「貴様の香油のせいだ! 馬鹿者っ」

 涙が滲んだ瞳で怒られ、天秤が「ヤりたい」の方向に傾く。一ミリの理性でなんとか傾きを元の位置まで戻せた。次は無いと思う。
 縁を跨いで両足が湯に浸かる。チェスに合わせ少々ぬるめだが、やはり湯に入るのは気持ちが良い。
 チェスが怯えないよう、ゆーっくりとしゃがんでいく。

「あ、あっあ……」

 絶望の声を漏らすチェス。無意識なのだろうが、締め落とす勢いで紫狂の首にしがみついている。ちょっと呼吸が辛い。
 チェスの足先がお湯に触れた。

「あああぁぁぁぁ……」

 奥歯を噛み、噴き出しそうになるのを堪える。ここで笑っては駄目だ。チェスは大真面目なのだから。
 芸術のように美しい足首、ふくらはぎ、太ももとお湯に沈んでいく。

「はう、はあっはあ、はあ!」
「落ち着け。深呼吸しろ」
「深呼吸とはなんだっ⁉」
「ぐっふぉ!」

 耐えきれず噴き出すが、チェスはそれどころではなかったようだ。
 羽がパタパタとせわしなく羽ばたかせるので、そよ風が紫狂の上半身を撫でていく。
 実に三分もの時間を要し、チェスはお湯に胸まで浸かるのだった。

「…………ほぅ」

 彫像のように固まっていたチェスだが、お湯のあたたかさに触れると、肩の力を抜いたように息を吐き出した。紫狂はなんか疲れたように息をついたが。

「どうだ? チェス。お湯も悪くないだろう?」
「動くなっ。私は、おおっ、お、泳げないのだ」
「そこまで深くない。膝までの深さしかないのだ。少し歩いてみても良いぞ?」

 離れたら死ぬとでも思っているのか、チェスがコアラになってしまっている。すこぶる可愛い。
 退屈なので目の前にある白い桃を鷲掴む。ピーンと羽が突っ張った。

「ぴぃ!」
「うーん。肉が足りんな。尻はデカければデカい方がいい」
「あ、う……」

 片手で腰を撫で回しながら、右手は小ぶりの桃を楽しむ。

「や、あぁ」

 嬌声が反響してなんとも耳が楽しい。

「そんなとこ、揉むな……」
「尻があったら揉むだろう。ここなどはどうだ?」

 尻の割れ目をするっとなぞられ、乳首が反応してしまう。

「ぁん……!」
「お。美味そうな突起だ。いただこう」

 前歯を当てられ、両手で口を塞ぐ。

「んうっ……‼」
「こら。声を抑えるな。せっかく反響する風呂場にいるのだ。コーラスのように響かせろ」

 両手を掴んで、背中で一纏めにする。片手で。残った右手で乳首を優しく撫でてやる。

「ああん! ぁああん」

 歌い出したカナリアに気を良くし、スイッチのように乳首を何度も押す。細い身体はピクピクと反応した。

「あっ、だめぇ。ん、押しちゃ、あん」
「いいぞチェス。もっと、俺のために歌え」

 きゅっと己を握ってやると、カナリアは高らかに歌う。

「あぁ―――っ」

 紫狂の膝に跨っている太ももが震え、吐息に色が混ざり出す。

「どうした? ヤったばかりなのに。やらしい気分になってきたか?」
「き、貴様が……はうっ」

 先端を掻いてやると、己が力を取り戻してくる。

「は、はう、そんなこと、されると……っ」
「チェス。紫狂だ。紫狂。名前で呼ぶがいい」
「あ、あ。貴様の名前など」

 裏筋を擦ってやると、お湯の中に蜜がじわりと溶けていく。

「こらこら。湯の中で粗相をするとは。なんという」
「ち、違! これは、も、漏らしたわけでは……」
「言い訳はいい。名前を呼ぶまで、このままだ」
「いや……」

 逃げようとしたが、お湯の中だということを思い出す。紫狂が手を放すとやはりというか、反射的にしがみついてきた。
 手が空いたので両手で尻を揉みしだく。

「あ、あん……」

 尻肉を左右に割られると、指が尻穴をつついてくる。

「んー? ヒクついておるぞ? まさか期待しているのか?」
「だ、だめ。やめてぇ」

 何かを思い出しているのか、チェスが腰を前後に振っている。

「人の腹にそんなに性器を押し当てて。性奴隷に相応しい姿よな」
「あっ。こ、これは! 貴様が変なとこをつつくから……!」
「変なところ? ここか?」

 ぐいっと指が穴に押し込まれ、高い声を湯気の中で反響させる。
 紫狂の指は第一関節まで埋まっていた。

「やはり香油が無いとすんなりと入らんな」

 ナカでくにくにと動かされ、チェスは堪らず身をくねらせた。

「や、やめ!」
「もっと深いところを擦ってほしいか? 沼花に香油でも持ってこさせるか」

 こんな姿を見られたくないという前に、紫狂が振り向く。すると湯船の縁に、香油の瓶だけが置かれていた。
 紫狂は当然のようにその瓶を手に取る。

「さて」
「や……いや」

 首を左右に振るが、紫狂はこちらを見もせずに準備を進めていく。

「お、おい……?」
「……」
「こら。無視するな……」

 耳たぶを引っ張られる。

「……」
「し、し、紫狂……? 聞こえないか?」
「ようやく呼んだな」

 尻穴から指を引き抜いた。

「んぴ!」
「っ! だから可愛い声を……。初めから素直になればいいものを」
「はう……」

 ぐったりしたチェスが肩にもたれかかってくる。お湯初心者なのだ。長居するのは控えた方がいいな。
 ほかほかになった身体を抱きかかえると、入浴時の十倍の速度(普通に歩いて)で風呂から出た。



 タオルを巻きつけ、背もたれのある椅子に座らせる。

「つま先まで、あったかい……」

 ぶらぶらと足を振っている。若干のぼせたのか、また愛らしい面が顔を出していた。

「温まったのなら何よりだ。ところでチェス。せっかく香油があるのだ。使わないのは勿体ないと思わないか?」

 そそくさと逃げ出した妖精を、大きな手が仔猫のように摘まみ上げた。

「そうかそうか。チェスも勿体ないと思うか」
「思わない! 今すぐドブに捨てろ」
「そう言うな。お前に似合いそうなものを用意させた」

 ガウンに身を包んだ男が、細長いガラスの筒を見せてくる。タオルをしっかりと握りながらも、ちょいちょいと指でつつく。

「宝石か?」
「尻の穴を拡張する道具だ。お前の穴はちと窮屈なのでな。ヤる時以外は、常にこれを入れておけ」

 回れ右した腕を華麗に掴む。

「ふ、ふざけるな。貴様」
「紫狂だ。お仕置きだな」

 強引に引っ張られ、紫狂の身体にぶつかる。顔を上げる前に羽の付け根を擦られた。乳首と同じくらい敏感な付け根を触れられて、飛び上がりかけた。

「ああああ!」
「言え。紫狂だ」

 軽く引っ張られ、膝から力が抜ける。

「はあ、あ……。し、紫狂」

 ぱっと指を放してくれたが立てそうにない。
 そうしている間に香油を筒に塗りつけたようだ。片膝をつき、チェスを抱き寄せる。

「こちらに尻を突き出せ」
「そん……きゃあ!」

 つい反抗的な言葉が出かけるが、紫狂にきつく乳首を指で挟まれる。

「あぁ……」
「素直に動け」

 ぺちっと尻を叩かれ、チェスは倒れるように四つん這いになった。タオルを巻きつけているが下着も何もないため、大事なところが丸見えである。

「足を開け」

 のろのろ膝を開けると、すぐに手が差し込まれた。後ろから己を握りしめられ、つい足を閉ざしてしまう。

「あっ」
「そんなにお仕置きが好きか?」
「やめ」

 羽の付け根を爪で引っ掻かれる。傷つけないやさしい力加減が、くすぐったさを倍増させた。頬を床に着けてしまうも、己が握られているために、尻を高く突き上げた体勢になる。

「ひぃん! いじめ、ないで……」
「可愛いお前が悪い」

 握り込んだ手を前後に動かされ、水色の髪から雫がぽたぽたと落ちる。

「ひゃあぁ、ああ……んあああ」
「では入れるぞ」

 ぬちっと、冷たい感触が尻の穴に当てられる。
 壁際に追い詰められた小動物のように震え、ちらっと紫狂を振り返る。

「い、痛いの? それ……」
「大丈夫だ。力を抜いていれば痛くはない」

 口で呼吸をし、なるべく力を抜こうとする。
 己を根元から先端にかけてなぞられると、一気に力が抜けた。
 タイミングを合わせ、筒が入ってきた。香油を纏ったそれは抵抗なく、ぬぷぬぷと飲み込まれていく。

「あぁぁぁぁ……」

 筒は見えなくなったが更に奥へ押し込もうと、太い指も一緒に入ってくる。筒以上に穴を広げられ、チェスは尻を振ってしまう。

「ああん、うああっ」

 白い桃が目の前でぷりっぷりっと揺れる。

「これ。どんだけ可愛いのだお前は。いい加減にしろ。血を吐きそうなのをこらえているのだぞ、俺は」
「だ、だって、固いモノが、おっ、奥に……アッ! ダメェ。それ以上押し込んだら、ダメなの‼」

 筒が良い所に当たってしまい、ぷしゃっと白い液を吐き出した。

「ああんっ! だめって、言ったのに……。言ったのにぃ!」

 ひんひんと泣き出すと、思い出したように真っ赤な顔でキッと睨んでくる。涙で濡れた顔では迫力など無く、ひたすら頭を撫でたくなるだけだった。
 なでなで。

「よし。入ったな。自分で勝手に取るなよ。お仕置きが好きならば、構わんがな」

 指を引き抜き、レースが美しい下着を履かせた。性奴隷に下着など不必要だが、これがあった方が筒も抜けにくくなるだろう。

「なんだこれは?」

 白いパンツを引っ張っている。

「何って。下着だが」
「ズボンにしては短すぎないか?」

 もしかして妖精って下着を履かな……
 紫狂は上機嫌で頷いた。

「ナカに玩具が入っているのだ。蜜が垂れないようにしておかないとな」
「んん……」

 落ち着かないのか、太ももを擦り合わせている。

「服だ。着ろ」

 ぺいっと衣服を放り投げた。

「……」

 与えられた衣服を見て肩を落としている。

「ズボンが良い」
「ヤるときにいちいち脱がせるのが面倒だ。文句を言うな」

 紫狂皇帝はさっさと着込んでいく。
 ボタンを留め終え、ふとチェスを見ると、ペタンと座ったまま頬を膨らませていた。「不満」と書いてある顔で睨みつけてくる。可愛くてなんでも買い与えてしまいそうになった。

「仕方あるまい」

 嘆息し、外で待機しているメイドに紳士服を持ってこさせる。

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