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逃げるんだよぉ〜
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5「逃げるんだよぉ~」
現在、俺は逃げている
それはもう脱兎の如く…
ていうかマジでウサギにでもなったみたいだ
「女神さまのチートの力スゲーなぁ」
俺はあの場で王の誘いを断り、その後王の家来の兵士たちに一斉に槍を向けられた
そのため俺はとりあえず逃げないとと考え、王の間から走り出した瞬間!
ふわっとした不思議な感覚とともに、体が小動物になったかのように軽くなったのだ
そうして、俺は王の間から脱兎の如く逃げて来たという訳だ
ドタドタドタ!!!
王の家来たちが俺を追う足音と声が聞こえる
まあ、ある意味王に反逆したも同然だしな
このまま奴らに見つかれば、下手したら死刑になるだろう
ていうか俺からしたら、この国の為とか言われて自由を縛られるというのは、ある意味死んだのと同じなので絶対に捕まりたくない
「まあ、ここら辺はあんまり人がいないみたいだしな…
つーか、どこか少しだけ身を潜められる場所とかないかな?」
俺はそう呟きながら城内を走っていると、廊下の隅の薄暗い場所に、誰も来なさそうな小さい部屋の扉を見つけた
「よし、ここなら誰も来なさそうだ」
俺はそう考え、軽くドアノブを捻ってその扉を押し開ける
ギィ!
軋むような音とともにドアがゆっくり開く
すると中からは…
「…誰?誰かそこにいるの?」
と、か細いながらもはっきりした口調で、そんな声が聞こえてきた
「…誰もいませんよ?」
咄嗟に俺は部屋の中に入り、ベッドに眠る女性の質問に対してそう答えた
「何を言ってるのかしら?あなたは…
返事をするって事はいるじゃない
あなたは誰かしら?もしかして私の命を
狙う暗殺者さん?」
女性はそう言って気怠そうにしながらも、ムクリと起き上がり、諦めにも似た表情を浮かべながら話し出す
「残念だけど…私はあと数週間で命尽きるわ
あなたが殺さなくても、どうせあと少しで尽にてしまうような…そんな命よ
それでもというならお好きにどうぞ」
女性はそれだけ言うと、だらんと四肢を放り出す形でベッドに倒れこむ
ケホッ!コホッ!
そして倒れ込んだ女性は苦しそうに咳き込む
うむ、俺は別に暗殺者ではないが…
何故か彼女には不思議と興味が湧くな
まあ、痩せてはいるが綺麗な人だし、見たところ俺の1・2個歳上のお姉さんだ
親近感も湧くし、その苦しむ様子は少し不憫にも思える
俺は年上好きであることから、年上のお姉さんにはかなり弱い
そして、妹にも頭が上がらないことから、年下の女の子にも結構弱い
結論を言うと、基本的には女性にメッチャ弱いんです…俺
とまあ要約すると、俺は彼女を何とかしてあげたい
とりあえずは俺は彼女に興味があるので、少しだけでも話してみたい
「それじゃあ苦しんでるところ悪いんだが…君に少しだけ質問だ
君には妹はもしくは姉、あるいは兄弟などはいるのかな?」
「……?え、ええ私には妹が2人いるけれど…、それがどうしたと言うの?」
そう答えた彼女に、俺はニヤリと笑い、問いを続ける
「じゃあ、君の病気を君の妹の命と引き換えに直してあげると言ったら君はどうする?
いや、妹さんと君の立場を交換するでもいい
そすれば君の病気を治してあげるし、見逃してあげる。それだったら君はどうする?」
とても意地悪な質問だと思うが、彼女がどのように考え・どう答えるのかに、俺はとても興味があった
すると彼女は顔を俯かせ考えるそぶりをして、次の瞬間再び彼女は顔を上げる
しかし顔をあげた彼女の瞳からは大粒の涙がポロポロと溢れていた
そしてそんな彼女の答えはというと…
「勿論決まってるじゃない…、妹の命…
生きていても価値のない、ただ存在しているだけの私じゃなくて…妹の命の方が大切に決まってるじゃない…」
彼女は 涙を流しながらも、顔だけは俯かせずまっすぐ力強い口調でそう答えた
そして、今も強い瞳で俺の事をジッと見ている
その瞳は妹に手を出したら、絶対に許さないと言っているかのようなとても力強いものだった
なるほど、期待以上の女だなこの子は…
俺はそう言い切った彼女の言葉に、先程以上の興味が彼女に対して湧き上がる
「そうか…君はとても強い女性なんだな
君がただ妹を生かす選択をしただけであれば、俺は正直どうでもよくなっていたが…
君のその涙を見て少し考えが変わったよ
本当はもっと生きていたいと願いながらも本心を言えない君を見ていてね…」
俺はそう言いつつ、彼女の側に歩み寄り彼女の心臓に向けて手をかざすようにして構える
「俺は勇者なんかじゃないが…」
「なっ!何を!?」
俺は彼女に向けて手を構え、今持てる限り、俺が行使できる全ての力を彼女に込めて、その病気の回復、彼女の健康を全力で願う
するとその願いに応えるように、手のひらから溢れんばかりの光が凄まじい熱量で発生する
「うっ!?」
彼女がそう呻いたと同時に
バタバタバタ!
扉の外から兵士のものと思われる足音がこちらに向かって近づいてくる
ドンドン!
「姫さま!大丈夫ですか姫さま!
今、部屋から何やら不思議な光が!
逃亡者もまだ見つかっておりませんので、安全のために一度入らせていただきますよ!」
恐らく先ほどの光が部屋の外に漏れたのだろう、不審に思った兵士がここにまで辿り着いたみたいだ
ヤバイ!逃げねーと!
そう思った俺は、慌てて部屋の窓を開け
その格子に足を掛けて振り返る
「俺の本当の名前は小鳥遊 空羅(タカナシ カルラ)だ!俺はもう行くぜ可愛いお姫様!
また…この国に来ることがあれば会えることもあるかもしれない…追手がもう来ることだし、じゃあな!姫さま!」
俺はそんな捨てゼリフと共に、空いた窓からスルリと飛び出し、身軽になった体を使って夜の街に向かって走り去るのだった…
現在、俺は逃げている
それはもう脱兎の如く…
ていうかマジでウサギにでもなったみたいだ
「女神さまのチートの力スゲーなぁ」
俺はあの場で王の誘いを断り、その後王の家来の兵士たちに一斉に槍を向けられた
そのため俺はとりあえず逃げないとと考え、王の間から走り出した瞬間!
ふわっとした不思議な感覚とともに、体が小動物になったかのように軽くなったのだ
そうして、俺は王の間から脱兎の如く逃げて来たという訳だ
ドタドタドタ!!!
王の家来たちが俺を追う足音と声が聞こえる
まあ、ある意味王に反逆したも同然だしな
このまま奴らに見つかれば、下手したら死刑になるだろう
ていうか俺からしたら、この国の為とか言われて自由を縛られるというのは、ある意味死んだのと同じなので絶対に捕まりたくない
「まあ、ここら辺はあんまり人がいないみたいだしな…
つーか、どこか少しだけ身を潜められる場所とかないかな?」
俺はそう呟きながら城内を走っていると、廊下の隅の薄暗い場所に、誰も来なさそうな小さい部屋の扉を見つけた
「よし、ここなら誰も来なさそうだ」
俺はそう考え、軽くドアノブを捻ってその扉を押し開ける
ギィ!
軋むような音とともにドアがゆっくり開く
すると中からは…
「…誰?誰かそこにいるの?」
と、か細いながらもはっきりした口調で、そんな声が聞こえてきた
「…誰もいませんよ?」
咄嗟に俺は部屋の中に入り、ベッドに眠る女性の質問に対してそう答えた
「何を言ってるのかしら?あなたは…
返事をするって事はいるじゃない
あなたは誰かしら?もしかして私の命を
狙う暗殺者さん?」
女性はそう言って気怠そうにしながらも、ムクリと起き上がり、諦めにも似た表情を浮かべながら話し出す
「残念だけど…私はあと数週間で命尽きるわ
あなたが殺さなくても、どうせあと少しで尽にてしまうような…そんな命よ
それでもというならお好きにどうぞ」
女性はそれだけ言うと、だらんと四肢を放り出す形でベッドに倒れこむ
ケホッ!コホッ!
そして倒れ込んだ女性は苦しそうに咳き込む
うむ、俺は別に暗殺者ではないが…
何故か彼女には不思議と興味が湧くな
まあ、痩せてはいるが綺麗な人だし、見たところ俺の1・2個歳上のお姉さんだ
親近感も湧くし、その苦しむ様子は少し不憫にも思える
俺は年上好きであることから、年上のお姉さんにはかなり弱い
そして、妹にも頭が上がらないことから、年下の女の子にも結構弱い
結論を言うと、基本的には女性にメッチャ弱いんです…俺
とまあ要約すると、俺は彼女を何とかしてあげたい
とりあえずは俺は彼女に興味があるので、少しだけでも話してみたい
「それじゃあ苦しんでるところ悪いんだが…君に少しだけ質問だ
君には妹はもしくは姉、あるいは兄弟などはいるのかな?」
「……?え、ええ私には妹が2人いるけれど…、それがどうしたと言うの?」
そう答えた彼女に、俺はニヤリと笑い、問いを続ける
「じゃあ、君の病気を君の妹の命と引き換えに直してあげると言ったら君はどうする?
いや、妹さんと君の立場を交換するでもいい
そすれば君の病気を治してあげるし、見逃してあげる。それだったら君はどうする?」
とても意地悪な質問だと思うが、彼女がどのように考え・どう答えるのかに、俺はとても興味があった
すると彼女は顔を俯かせ考えるそぶりをして、次の瞬間再び彼女は顔を上げる
しかし顔をあげた彼女の瞳からは大粒の涙がポロポロと溢れていた
そしてそんな彼女の答えはというと…
「勿論決まってるじゃない…、妹の命…
生きていても価値のない、ただ存在しているだけの私じゃなくて…妹の命の方が大切に決まってるじゃない…」
彼女は 涙を流しながらも、顔だけは俯かせずまっすぐ力強い口調でそう答えた
そして、今も強い瞳で俺の事をジッと見ている
その瞳は妹に手を出したら、絶対に許さないと言っているかのようなとても力強いものだった
なるほど、期待以上の女だなこの子は…
俺はそう言い切った彼女の言葉に、先程以上の興味が彼女に対して湧き上がる
「そうか…君はとても強い女性なんだな
君がただ妹を生かす選択をしただけであれば、俺は正直どうでもよくなっていたが…
君のその涙を見て少し考えが変わったよ
本当はもっと生きていたいと願いながらも本心を言えない君を見ていてね…」
俺はそう言いつつ、彼女の側に歩み寄り彼女の心臓に向けて手をかざすようにして構える
「俺は勇者なんかじゃないが…」
「なっ!何を!?」
俺は彼女に向けて手を構え、今持てる限り、俺が行使できる全ての力を彼女に込めて、その病気の回復、彼女の健康を全力で願う
するとその願いに応えるように、手のひらから溢れんばかりの光が凄まじい熱量で発生する
「うっ!?」
彼女がそう呻いたと同時に
バタバタバタ!
扉の外から兵士のものと思われる足音がこちらに向かって近づいてくる
ドンドン!
「姫さま!大丈夫ですか姫さま!
今、部屋から何やら不思議な光が!
逃亡者もまだ見つかっておりませんので、安全のために一度入らせていただきますよ!」
恐らく先ほどの光が部屋の外に漏れたのだろう、不審に思った兵士がここにまで辿り着いたみたいだ
ヤバイ!逃げねーと!
そう思った俺は、慌てて部屋の窓を開け
その格子に足を掛けて振り返る
「俺の本当の名前は小鳥遊 空羅(タカナシ カルラ)だ!俺はもう行くぜ可愛いお姫様!
また…この国に来ることがあれば会えることもあるかもしれない…追手がもう来ることだし、じゃあな!姫さま!」
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