好感度0になるまで終われません。

チョコパイ

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作られた聖女

世界樹

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「では教皇も禁足地は教会にあると…」

前世のこと以外を教皇とヒューズに話した後、これからの事を話し合う。

教皇が経典を取り出すと、

「私はこの一文に書かれている森が今のティセ王国だと思うのですが…」

一文にはこう書かれている。

『世界を作りし大樹の森。』と。

教皇がページをめくりながら

「ティセ王国が世界を作りし大樹の森だとすると、ディアー様は世界樹だと思われます。」

世界樹?
あれ?
確かゲームの中でも出てきた気がするのだけれど…何だっけ?

「フレイヤ様、世界樹とはこの世界そのものだと言われています。世界樹が枯れる時、世界も終わると…」

!!!

「じゃあ…ディアーに何かあったら、この世界は終わるのですか?」

私の言葉に教皇は少し考えてから

「それは私にはわかりませんが…そうならないよう聖女が居るのではないでしょうか?

聖女は世界樹が世に生み出したと言われています。

ディアー様がフレイヤ様を母だと認識しているのは、世界樹がフレイヤ様を選び、自分の聖力を与えたからだと思います。

何らかの要因で世界樹としての記憶が失くなり、自分と同じ聖力を持ったフレイヤ様を母と認識するのはごく自然なことです。」

ヒューズが教皇に尋ねる。

「ではディアー様が殿下の魔力と殿下を父と呼ぶのも世界樹が殿下を選ばれたからだと?」

教皇がディアと私の手を見つめ

「それは多分、その指輪が関係しているかも知れませんね。」

ヒューズが声をあげる。

「魔力の共有!!」

教皇がうなずく

「ディアー様からお二人の魔力を感じるのはそのせいかも知れません。

世界樹が何らかの原因でディアー様に生まれ変わり、同じ聖力を持つフレイヤ様の聖力を吸収したとしたら…」

「指輪で繋がっている私の魔力もディアーに吸収された…と言うことか。」

ディアが指輪を見つめる。

「ただその説明だと合点がいかない点が幾つかあるんだ。

たとえばディアーと出会ったのは教会ではなく北部の森だったこと。

神官はディアーのことを聖木だと言っていた。

それに…教皇はディアーのことをティセの守護神と言っていた。」

「聖木…」

教皇が顔をくもらせる。

「ティセでは魔力を聖力と呼ぶみたいだ。
こちらの教皇にもディアーに私とレイヤの聖力を感じると言われたからな…

それに神官はレイヤに聖木を助けてくれと言ったんだ。」

ディアの言葉に教皇が私を見つめ

「フレイヤ様は聖力と魔力の違いについはご存知ですか?」

「確か、魔力はマナを消費して聖力は代償を支払うと…」

「魔力は個人のマナの量で決まります。
そして聖力は神や世界樹等の力を借りて奇跡をおこします。

つまり聖女の力は神や世界樹のものであり、聖女本人のものではありません。

だから力を借りるかわりに代償を支払うのです。

前の聖女様の話を聞いた時、違和感があったのです。

神も世界樹も代償として犠牲を求めることはないからです。

でも殿下の話を聞いて思い出したのです。

聖木とは、人の手で作られた偽りの世界樹のことだと…」

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