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作られた聖女
作られた聖女
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「私も前の教皇に聞いただけなので詳しくはわからないのですが…
聖木(せいぼく)ではなく生殺与奪から生奪(せいばく)と呼ばれていたそうです。」
「生殺与奪?」
ディアが首をかしげる。
「生かすも殺すも、与えるも奪うも思い通りにできる絶対的な支配という意味です。」
私の言葉に教皇がうなずく。
「やはり噂通りの才女でいらっしゃる。他大陸の言葉までご存知とは…
絶対的な支配を手にすることが出来る位の強力な力を手にすることが出来るそれが生奪です。
強力な力を得るには大きな代償が必要と言われ、東の大陸では生奪を作る為だけに戦を起こしたと言われています。
ディアー様が生奪だとしたら、教会は神を祀っているのではなく、禍を祀っていると思われます。」
「だから教会は頑なに視察を拒んだのですね。」
ヒューズがため息をつく。
「禍を祀る…そんなことが本当にあるのでしょうか?」
私の言葉に教皇が応える。
「聖力を使うのに代償を払う話はしましたよね。
それは聖女だけではなく、私達神官も聖力を使うと代償を払います。
つまりこちらの神官達も聖力を使用した場合、代償として信仰を捧げなくてはいけません。
つまり神官が聖力を使うためには信仰する神が必要となります。
信仰の対象が守護神や聖女だとしたら、それらを祀る聖物があるはずです。
それが禁足地だとしても何らかの形で祀ってあるかと思われます。」
教皇とヒューズが部屋を出ていった後、ディアの肩にもたれながら
「もしディアーが生奪だとしたら…私は聖女でも魔術師でもなく、ただのまがい物なのかしら…」
ディアが私の頭に口づけながら、
「私は逆にレイヤが聖女だと認識したんだけれど…」
???
ディアが微笑む。
「だって思い出してごらん。あの重傷だった母親を助けても、レイヤは大丈夫だったよね…
気づいてた。
あれからレイヤのお祈りの時間が少し延びたのを…」
幼い頃から母と一緒に朝、晩、の祈りと、食事の前の祈りは欠かさなかった。
「教皇が言っていただろ…神官は聖力を使ったら代償として信仰を捧げると…レイヤはずっと捧げているじゃないか…
それに私にとって、レイヤが聖女でもまがい物でもどちらでもかまわないんだ。
私は目の前に居るレイヤのことを愛しているのだから…」
ディアの言葉が不安だった私の心を優しく温めてくれた。
聖木(せいぼく)ではなく生殺与奪から生奪(せいばく)と呼ばれていたそうです。」
「生殺与奪?」
ディアが首をかしげる。
「生かすも殺すも、与えるも奪うも思い通りにできる絶対的な支配という意味です。」
私の言葉に教皇がうなずく。
「やはり噂通りの才女でいらっしゃる。他大陸の言葉までご存知とは…
絶対的な支配を手にすることが出来る位の強力な力を手にすることが出来るそれが生奪です。
強力な力を得るには大きな代償が必要と言われ、東の大陸では生奪を作る為だけに戦を起こしたと言われています。
ディアー様が生奪だとしたら、教会は神を祀っているのではなく、禍を祀っていると思われます。」
「だから教会は頑なに視察を拒んだのですね。」
ヒューズがため息をつく。
「禍を祀る…そんなことが本当にあるのでしょうか?」
私の言葉に教皇が応える。
「聖力を使うのに代償を払う話はしましたよね。
それは聖女だけではなく、私達神官も聖力を使うと代償を払います。
つまりこちらの神官達も聖力を使用した場合、代償として信仰を捧げなくてはいけません。
つまり神官が聖力を使うためには信仰する神が必要となります。
信仰の対象が守護神や聖女だとしたら、それらを祀る聖物があるはずです。
それが禁足地だとしても何らかの形で祀ってあるかと思われます。」
教皇とヒューズが部屋を出ていった後、ディアの肩にもたれながら
「もしディアーが生奪だとしたら…私は聖女でも魔術師でもなく、ただのまがい物なのかしら…」
ディアが私の頭に口づけながら、
「私は逆にレイヤが聖女だと認識したんだけれど…」
???
ディアが微笑む。
「だって思い出してごらん。あの重傷だった母親を助けても、レイヤは大丈夫だったよね…
気づいてた。
あれからレイヤのお祈りの時間が少し延びたのを…」
幼い頃から母と一緒に朝、晩、の祈りと、食事の前の祈りは欠かさなかった。
「教皇が言っていただろ…神官は聖力を使ったら代償として信仰を捧げると…レイヤはずっと捧げているじゃないか…
それに私にとって、レイヤが聖女でもまがい物でもどちらでもかまわないんだ。
私は目の前に居るレイヤのことを愛しているのだから…」
ディアの言葉が不安だった私の心を優しく温めてくれた。
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