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試練
似て非なるもの
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膝の上でスヤスヤと眠るディアーの頭を撫でながら
「どうして私がアルモンド公子とのお見合いを進言した事がわかったの?」
と、尋ねる。
ディアーはにんまりと笑いながら
「レイヤは自分のことはダメダメだけど…
他はかなり優秀でロマンチストだからね…
曾祖母とアルモンド公子の曾祖父の想いを遂げさせたかったんだろう?」
「う~ん。
それとはちょっと違うけど…アルモンド公子は子供の頃、体が弱かったの…だからかな…人の痛みに寄り添える優しさがあるの。
カリスも同じかな…自分の事より、母親の事を一番に考えていたわ。
自分の事より人を思いやれる二人ならお互いを大切に出来るでしょう。」
ディアがうなずく。
「どちらにしろ二人の気持ちしだいなんだけどね。
それにティセはこれからが正念場だわ。
王家と教会…国民はどちらを選ぶのかしら。」
数年前まで国教だった為
、教会の支持率は異常に高い。
その中での今回の発表だ。
教会側だって真実を素直に認めるわけがない。
ディアがいたずらっ子のように笑う。
「今こそ私達の出番でしょ、お茶会で帝国側はあくまでも王族を指示する姿勢を見せるんだ。」
「えっ!!
お茶会を開くの?」
思わず声が大きくなる。
「当たり前でしょ。
帝国式のお茶会を開くためにコック長までティセに呼んだんだから…」
ディアが立ち上がり私の耳元で囁く
「それに…初めての共同作業だよ。
嬉しいんだ。
皆にレイヤを私の婚約者だと紹介できるのが…」
こういうキザな事を言うディアは憎たらしいほど素敵に見える。
「あ~、ディアのそういう所、無償に腹が立つ!!」
私はディアの頬を軽くつねるとそっと口づけた。
「フレイヤ、やはり私とカリスはこの本の半分程度しか読めないんだ。
そこでこれは私達からの提案なんだが……」
!!!
「真剣に考えてもらえないだろうか…これが一番、ティセの国民にとって良いことだと思うから…
それと…カリスとアルモンド公子だが上手くいきそうだ。
とは言っても友達から始めるらしいが…」
男だと信じて女として生きてきた日々、それを突然、女だと言われても…
「彼ならきっとカリスの心を癒してくれると思います。」
カリスならきっと乗り越えられるはずだ。
アイデンティティーの確立は時間がかかるもの…
私もそうだった。
生まれ変わる度に過去が輝いて見えてなかなか今を受け入れられない時もあった。
今世では死にたいと思ったことも…
でも時は移ろう。
頑なだった気持ちも軟化する。
「今度、ディアとお茶会を開くのでカリスとアルモンド公子を招待しますね。」
おじ様がうなずく。
「明日はくれぐれも気をつけて行くんだよ。」
おじ様が私の手に指輪を握らせる。
「これは?」
「祖母の唯一の形見だ。
きっとフレイヤを守ってくれるはずだ。」
明日、私達は教会へと足を踏み入れる。
「どうして私がアルモンド公子とのお見合いを進言した事がわかったの?」
と、尋ねる。
ディアーはにんまりと笑いながら
「レイヤは自分のことはダメダメだけど…
他はかなり優秀でロマンチストだからね…
曾祖母とアルモンド公子の曾祖父の想いを遂げさせたかったんだろう?」
「う~ん。
それとはちょっと違うけど…アルモンド公子は子供の頃、体が弱かったの…だからかな…人の痛みに寄り添える優しさがあるの。
カリスも同じかな…自分の事より、母親の事を一番に考えていたわ。
自分の事より人を思いやれる二人ならお互いを大切に出来るでしょう。」
ディアがうなずく。
「どちらにしろ二人の気持ちしだいなんだけどね。
それにティセはこれからが正念場だわ。
王家と教会…国民はどちらを選ぶのかしら。」
数年前まで国教だった為
、教会の支持率は異常に高い。
その中での今回の発表だ。
教会側だって真実を素直に認めるわけがない。
ディアがいたずらっ子のように笑う。
「今こそ私達の出番でしょ、お茶会で帝国側はあくまでも王族を指示する姿勢を見せるんだ。」
「えっ!!
お茶会を開くの?」
思わず声が大きくなる。
「当たり前でしょ。
帝国式のお茶会を開くためにコック長までティセに呼んだんだから…」
ディアが立ち上がり私の耳元で囁く
「それに…初めての共同作業だよ。
嬉しいんだ。
皆にレイヤを私の婚約者だと紹介できるのが…」
こういうキザな事を言うディアは憎たらしいほど素敵に見える。
「あ~、ディアのそういう所、無償に腹が立つ!!」
私はディアの頬を軽くつねるとそっと口づけた。
「フレイヤ、やはり私とカリスはこの本の半分程度しか読めないんだ。
そこでこれは私達からの提案なんだが……」
!!!
「真剣に考えてもらえないだろうか…これが一番、ティセの国民にとって良いことだと思うから…
それと…カリスとアルモンド公子だが上手くいきそうだ。
とは言っても友達から始めるらしいが…」
男だと信じて女として生きてきた日々、それを突然、女だと言われても…
「彼ならきっとカリスの心を癒してくれると思います。」
カリスならきっと乗り越えられるはずだ。
アイデンティティーの確立は時間がかかるもの…
私もそうだった。
生まれ変わる度に過去が輝いて見えてなかなか今を受け入れられない時もあった。
今世では死にたいと思ったことも…
でも時は移ろう。
頑なだった気持ちも軟化する。
「今度、ディアとお茶会を開くのでカリスとアルモンド公子を招待しますね。」
おじ様がうなずく。
「明日はくれぐれも気をつけて行くんだよ。」
おじ様が私の手に指輪を握らせる。
「これは?」
「祖母の唯一の形見だ。
きっとフレイヤを守ってくれるはずだ。」
明日、私達は教会へと足を踏み入れる。
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