あだ花姫は18禁ジャンルからジャンル替えしたいみたいです。

チョコパイ

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Go for broke

八咫烏は考える。

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あぁ…これは夢だ。

幼い私に母はカップに入った真っ黒な液体を飲むようにすすめる。

「早く飲みなさい。」

怒鳴りつける母が怖くてカップの液体を一気に流しこむ。

背中が燃えるように熱くなる。

あぁ…
母の罪はこれだったんだ。

母は私のシャツを脱がせると背中から焼け焦げた翼をもぎとる。

「これで貴方が天人だとは誰も思わないわ…」

母の安堵した声と痛みで泣きわめく私を見つめる瞳の冷たさに恐怖を感じる。

背中が焼けるように痛い…
痛くて痛くて夢の中のはずなのに……
 


「痛い…背中が痛いの…」

夢の中の出来事がまるで現実におきたみたいに…

私は痛みでもがき苦しむ。

私の叫び声に兄が部屋の中に飛び込んでくる。

「クックリスティーナ…それは?」

驚きで立ち尽くす兄の後に父が入ってくる。

「翼が…翼がはえたのか?」

驚きで声が裏返る父。

翼?

恐る恐る後ろを振り返る。

真っ黒な翼が目の中に飛び込む。

「セラフィム殿をここに……」

父の怒声に従者が急いで部屋をあとにする。

黒い翼なんて…
まるで悪魔にでもなった気分だ。

悪魔……

おじ様が部屋にくると父がおじ様に詰め寄る。

「娘はどうなるのですか?
このまま……」

父の言葉におじ様は首を横に降る。

「前も話したがミカエルが天人になることはない。

きっと…ウリエルが翼を返したのだろう。」

母が翼を返す……

ズキンズキンと頭が痛くなる。

「母は訓戒を受けたのですか?」

過去の記憶が蘇る。
シュナイダーとの前世で彼は翼を折られた。

おじ様は私を見つめて

「ウリエルがお前に何をしたのか思い出したのだろう?」

父が私を見つめる
  
「クリスティーナ…何を...何をされたのだ。」

震える父の声が私の胸を切なくさせる。

「クリスティーナ、頼む…私一人が知らないのは嫌なんだ。」

「幼い頃、母に翼を奪われました。」

父の瞳から大粒の涙がこぼれ落ちる。

「私は…何をしていたのだ。
娘が妻に……
私は…」

父を苦しめたくはなかった。

だから私は嘘をついた。

「私が天人だとわかったら天界に連れ去られると思ったみたいです。

きっと私を自分の手で育てたかったんだと思います。」

本当にそうならいいのに……

母のあの瞳は…

父の胸に飛び込む。

「お父様、明日は主との謁見の日です。

そんな暗い顔をしていたら帝国と獣人族の威厳にかかわります。

早く休んでください。」

おじ様が父に

「少しだけミカエルと話をさせてもらえないだろうか?

すまないがガブリエルを呼んできてくれ…」

父は私を強く抱きしめると、

「何かあったらすぐに来なさい。」

父を見送るとおじ様が話しだす。

「ウリエルはどうやって翼を奪ったのか覚えているか?」

「真っ黒な液体を飲まされました。」

おじ様が従者を呼ぶと
小声で何かを指示する。

「ミカエル、ガブリエルと二人で急いで帝国に帰りなさい。

私の変わりに主が共に帝国に行くことになる。

私はルシファーを封印したらすぐに後を追う。」

理由も何もわからぬまま、私はただうなずくだけだった。
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