いつか居なくなるけれど

はつねつ

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プロローグ

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「ねぇご覧になった?いまの殿方とのがた


「ええ、見ましたわ。とても麗しい方でしたわね」


「あら、皆さんご存知ありません?あの方はですわよ」


「え!?難攻不落の旧魔塔きゅうまとうを攻略したと噂の!?」


「ええ、そしてあの従者。彼はあの魔公爵様が旧魔塔を攻略した日に拾って来たんですって」


「きっと旧魔塔に関係があるはずだわ」


「きっとそうね。あの魔公爵様だもの。それにしてもあの従者…とても顔がいいわ」


「そうね。2人が並ぶとまるで神話の一幕のように神々しく見えるわ」


「貴女もそう思わない?」


「私は…確かに美しいと思うし魔公爵様は生気を感じて好きなのだけど、あの従者は何というか…完璧過ぎてなんだが怖いわ。」


「まるで人形みたいよ。」












渡り廊下を抜けると大きい扉が一つあり、この部屋にはトリスティア魔道帝国全ての魔導書が所蔵された特別な部屋だ。

入れるのは一部の者達のみとなる。


「噂、やっぱり広がっているな」


「やめさせましょうか?」


「構わん、放っておけ。それよりジル、お前すでにバレそうじゃないか?」

クスクスとまるで私が困るのを愉しんでいるかの様だ。


「構いません。私は貴方様にお仕えできれば十分です。」


ギラギラと真紅の瞳が自信と執着を映し出した。

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