10 / 117
1章
10 べリオス商会の若?店長と和風秘書
しおりを挟む
王城から出てきた翔は先ほどアルフレッド達に伝えた計画について考えていた。
(まずは土地の購入からかな)
翔は店を建てるための土地を確保するために市民街にある知り合いの商店べリオス商会本店に向かった。
メルトホルン共和国には大きく分けて3つの大区分がある。1つ目はメルトホルン城周辺の王区、この区は基本的に王族やその親族がすむ区画である。2つ目は高級住宅区、この区は貴族や一部の国民が住む区画で豪邸が立ち並んでいる。3つ目は市民区、その名の通り市民が暮らす区画。
基本的に商売を行う者は高級住宅区に本店を構え、様々な場所に支店を構えるように商売を行っている。ただしべリオス商会は創業当初から市民区に本店を置いていた。
べリオス商会。メルトホルン共和国に本店を持ち全国さまざまな場所に支店を持つ巨大商店であり、食品、武器、魔道具、土地などの多種多様な商品を扱っている。この商会の会長は翔がこの国に来て縁を持った人物で、転移者である翔の事をよく知る人物の一人である。なので翔はこの人物を信頼しており様々なことを相談してきた。
20分後、翔は市民空のある一画に着いた。翔の目の前には3階建ての大きな建物があった。その前には薬草や魔物の素材、鉱石などを積んだ馬車やその荷物の護衛をしている冒険者がたくさんいた。この建物こそがべリオス商会本店である。翔がべリオス商会本店に入ろうと進むと何人かの冒険者が頭を下げ挨拶をしてくれた。
翔は店内に入ると受付嬢に声を掛けた
「すみません、ルート会長はいますか?」
「えーと、アポイントは取っているでしょうか?」
「いいえ、アポイントは取ってないんです」
「それならば申し訳ありませんが会長も忙しいので、アポイントを取ってまたきてください」
と笑顔と共に対応された。しかしそれもしょうがないだろう。誰とも知らない者がいきなり会長にあってみたいというのだから。しかしどうやらこの受付嬢は翔が旅に出てから入社したようだ。結構付き合いのある翔はこの商会の人物とはある程度顔見知りなのだが受付嬢に見覚えがない。
どうしようか翔が考えていると
「その必要はないわ」
と一人の女性が会話に入ってきた。
「えっ、サクヤ様。どうしてここに?」
彼女の名はサクヤ・べリオス。ルート会長の妻兼秘書である。
「お久しぶりです、翔様」
「えっ、翔様って天魔翔様?」
「そうよ、シャディ。受付嬢ならこの商店に懇意のある人の顔は覚えなければいけないわよ?」
「申し訳ありません、サクヤ様、翔様」
「私からも申し訳ありません、翔様。新人教育が足りませんでした」
「いいよ、気にしないで。ルートとは会えそう?」
「はい、問題ありません。こちらへぞうぞ」
サクヤに先導されルートのいる部屋へ向かった。
部屋の中に入ると
「久しぶり、翔」
1人の特徴的なとがった耳の青年が座っていました。彼の名はルート・べリオス。エルフの青年?でべリオス商会の会長でもある。
「久しぶり、ルート。突然ごめんな」
「いいよ、翔のためなら時間ぐらい空けるから。でも何かお返ししたいなら
今までの話が聞きたいな」
「いいよ。まずは・・・」
翔はルート・サクヤに今までのことを話した。
「そんなことがあったんだ」
「大変でしたね。これからどうするんですか?」
「それを相談しに来たんだ。今度教会の近くにお店を建てようと思うから土地を買いたいんだ」
「前に言ってたことだね。どうなってたっけ、サクヤ?」
「教会の周りの土地はすべて翔君の名義で確保しているわ。費用は翔君の分け前から引いておいたわ」
「ありがとう。サクヤさん」
「大工はどうする?こっちで用意しようか?」
「ううん、大丈夫。だけど建材とかは用意してほしいかな」
「ああ、大丈夫。数さえ伝えてくれたら用意しとくよ」
「ありがとう。じゃあ、そろそろ帰るわ」
べリオス商会から出た翔は
(先に連絡だけしようかな)
翔は3匹の鳥を魔力で作り出した。
「この手紙届けてね」
と3匹の鳥に手紙を持たして飛ばしました。
この鳥はヴィジョンでの連絡方法【メッセージバード】。市販されているマジックバードは巻物上でその巻物に内容を書き込み魔力を込めると鳥となり伝えたい場所へ飛んでいく。距離により近距離(同市内)、中距離(同国内)、長距離(国外)と別れており、距離が延びるほど効果となる。翔の様な一定上の実力者は自分で作り出して使用している。
(これで良し。次は教会かな)
(まずは土地の購入からかな)
翔は店を建てるための土地を確保するために市民街にある知り合いの商店べリオス商会本店に向かった。
メルトホルン共和国には大きく分けて3つの大区分がある。1つ目はメルトホルン城周辺の王区、この区は基本的に王族やその親族がすむ区画である。2つ目は高級住宅区、この区は貴族や一部の国民が住む区画で豪邸が立ち並んでいる。3つ目は市民区、その名の通り市民が暮らす区画。
基本的に商売を行う者は高級住宅区に本店を構え、様々な場所に支店を構えるように商売を行っている。ただしべリオス商会は創業当初から市民区に本店を置いていた。
べリオス商会。メルトホルン共和国に本店を持ち全国さまざまな場所に支店を持つ巨大商店であり、食品、武器、魔道具、土地などの多種多様な商品を扱っている。この商会の会長は翔がこの国に来て縁を持った人物で、転移者である翔の事をよく知る人物の一人である。なので翔はこの人物を信頼しており様々なことを相談してきた。
20分後、翔は市民空のある一画に着いた。翔の目の前には3階建ての大きな建物があった。その前には薬草や魔物の素材、鉱石などを積んだ馬車やその荷物の護衛をしている冒険者がたくさんいた。この建物こそがべリオス商会本店である。翔がべリオス商会本店に入ろうと進むと何人かの冒険者が頭を下げ挨拶をしてくれた。
翔は店内に入ると受付嬢に声を掛けた
「すみません、ルート会長はいますか?」
「えーと、アポイントは取っているでしょうか?」
「いいえ、アポイントは取ってないんです」
「それならば申し訳ありませんが会長も忙しいので、アポイントを取ってまたきてください」
と笑顔と共に対応された。しかしそれもしょうがないだろう。誰とも知らない者がいきなり会長にあってみたいというのだから。しかしどうやらこの受付嬢は翔が旅に出てから入社したようだ。結構付き合いのある翔はこの商会の人物とはある程度顔見知りなのだが受付嬢に見覚えがない。
どうしようか翔が考えていると
「その必要はないわ」
と一人の女性が会話に入ってきた。
「えっ、サクヤ様。どうしてここに?」
彼女の名はサクヤ・べリオス。ルート会長の妻兼秘書である。
「お久しぶりです、翔様」
「えっ、翔様って天魔翔様?」
「そうよ、シャディ。受付嬢ならこの商店に懇意のある人の顔は覚えなければいけないわよ?」
「申し訳ありません、サクヤ様、翔様」
「私からも申し訳ありません、翔様。新人教育が足りませんでした」
「いいよ、気にしないで。ルートとは会えそう?」
「はい、問題ありません。こちらへぞうぞ」
サクヤに先導されルートのいる部屋へ向かった。
部屋の中に入ると
「久しぶり、翔」
1人の特徴的なとがった耳の青年が座っていました。彼の名はルート・べリオス。エルフの青年?でべリオス商会の会長でもある。
「久しぶり、ルート。突然ごめんな」
「いいよ、翔のためなら時間ぐらい空けるから。でも何かお返ししたいなら
今までの話が聞きたいな」
「いいよ。まずは・・・」
翔はルート・サクヤに今までのことを話した。
「そんなことがあったんだ」
「大変でしたね。これからどうするんですか?」
「それを相談しに来たんだ。今度教会の近くにお店を建てようと思うから土地を買いたいんだ」
「前に言ってたことだね。どうなってたっけ、サクヤ?」
「教会の周りの土地はすべて翔君の名義で確保しているわ。費用は翔君の分け前から引いておいたわ」
「ありがとう。サクヤさん」
「大工はどうする?こっちで用意しようか?」
「ううん、大丈夫。だけど建材とかは用意してほしいかな」
「ああ、大丈夫。数さえ伝えてくれたら用意しとくよ」
「ありがとう。じゃあ、そろそろ帰るわ」
べリオス商会から出た翔は
(先に連絡だけしようかな)
翔は3匹の鳥を魔力で作り出した。
「この手紙届けてね」
と3匹の鳥に手紙を持たして飛ばしました。
この鳥はヴィジョンでの連絡方法【メッセージバード】。市販されているマジックバードは巻物上でその巻物に内容を書き込み魔力を込めると鳥となり伝えたい場所へ飛んでいく。距離により近距離(同市内)、中距離(同国内)、長距離(国外)と別れており、距離が延びるほど効果となる。翔の様な一定上の実力者は自分で作り出して使用している。
(これで良し。次は教会かな)
0
あなたにおすすめの小説
やさしい異世界転移
みなと
ファンタジー
妹の誕生日ケーキを買いに行く最中 謎の声に導かれて異世界へと転移してしまった主人公
神洞 優斗。
彼が転移した世界は魔法が発達しているファンタジーの世界だった!
元の世界に帰るまでの間優斗は学園に通い平穏に過ごす事にしたのだが……?
この時の優斗は気付いていなかったのだ。
己の……いや"ユウト"としての逃れられない定めがすぐ近くまで来ている事に。
この物語は 優斗がこの世界で仲間と出会い、共に様々な困難に立ち向かい希望 絶望 別れ 後悔しながらも進み続けて、英雄になって誰かに希望を託すストーリーである。
無尽蔵の魔力で世界を救います~現実世界からやって来た俺は神より魔力が多いらしい~
甲賀流
ファンタジー
なんの特徴もない高校生の高橋 春陽はある時、異世界への繋がるダンジョンに迷い込んだ。なんだ……空気中に星屑みたいなのがキラキラしてるけど?これが全て魔力だって?
そしてダンジョンを突破した先には広大な異世界があり、この世界全ての魔力を行使して神や魔族に挑んでいく。
異世界で貧乏神を守護神に選ぶのは間違っているのだろうか?
石のやっさん
ファンタジー
異世界への転移、僕にはもう祝福を受けた女神様が居ます!
主人公の黒木翼はクラスでは浮いた存在だった。
黒木はある理由から人との関りを最小限に押さえ生活していた。
そんなある日の事、クラス全員が異世界召喚に巻き込まれる。
全員が女神からジョブやチートを貰うなか、黒木はあえて断り、何も貰わずに異世界に行く事にした。
その理由は、彼にはもう『貧乏神』の守護神が居たからだ。
この物語は、貧乏神に恋する少年と少年を愛する貧乏神が異世界で暮す物語。
貧乏神の解釈が独自解釈ですので、その辺りはお許し下さい。
異世界召喚された俺の料理が美味すぎて魔王軍が侵略やめた件
さかーん
ファンタジー
魔王様、世界征服より晩ご飯ですよ!
食品メーカー勤務の平凡な社会人・橘陽人(たちばな はると)は、ある日突然異世界に召喚されてしまった。剣も魔法もない陽人が頼れるのは唯一の特技――料理の腕だけ。
侵略の真っ最中だった魔王ゼファーとその部下たちに、試しに料理を振る舞ったところ、まさかの大絶賛。
「なにこれ美味い!」「もう戦争どころじゃない!」
気づけば魔王軍は侵略作戦を完全放棄。陽人の料理に夢中になり、次々と餌付けされてしまった。
いつの間にか『魔王専属料理人』として雇われてしまった陽人は、料理の腕一本で人間世界と魔族の架け橋となってしまう――。
料理と異世界が織りなす、ほのぼのグルメ・ファンタジー開幕!
【しっかり書き換え版】『異世界でたった1人の日本人』~ 異世界で日本の神の加護を持つたった1人の男~
石のやっさん
ファンタジー
12/17 13時20分 HOT男性部門1位 ファンタジー日間 1位 でした。
ありがとうございます
主人公の神代理人(かみしろ りひと)はクラスの異世界転移に巻き込まれた。
転移前に白い空間にて女神イシュタスがジョブやスキルを与えていたのだが、理人の番が来た時にイシュタスの顔色が変わる。「貴方神臭いわね」そう言うと理人にだけジョブやスキルも与えずに異世界に転移をさせた。
ジョブやスキルの無い事から早々と城から追い出される事が決まった、理人の前に天照の分体、眷属のアマ=テラス事『テラスちゃん』が現れた。
『異世界の女神は誘拐犯なんだ』とリヒトに話し、神社の宮司の孫の理人に異世界でも生きられるように日本人ならではの力を授けてくれた。
ここから『異世界でたった1人の日本人、理人の物語』がスタートする
「『異世界でたった1人の日本人』 私達を蔑ろにしチート貰ったのだから返して貰いますね」が好評だったのですが...昔に書いて小説らしくないのでしっかり書き始めました。
【完結】ご都合主義で生きてます。-商売の力で世界を変える。カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく-
ジェルミ
ファンタジー
28歳でこの世を去った佐藤は、異世界の女神により転移を誘われる。
その条件として女神に『面白楽しく生活でき、苦労をせずお金を稼いで生きていくスキルがほしい』と無理難題を言うのだった。
困った女神が授けたのは、想像した事を実現できる創生魔法だった。
この味気ない世界を、創生魔法とカスタマイズ可能なストレージを使い、美味しくなる調味料や料理を作り世界を変えて行く。
はい、ご注文は?
調味料、それとも武器ですか?
カスタマイズ可能なストレージで世の中を変えていく。
村を開拓し仲間を集め国を巻き込む産業を起こす。
いずれは世界へ通じる道を繋げるために。
※本作はカクヨム様にも掲載しております。
【完結】スーパーの店長・結城偉介 〜異世界でスーパーの売れ残りを在庫処分〜
かの
ファンタジー
世界一周旅行を夢見てコツコツ貯金してきたスーパーの店長、結城偉介32歳。
スーパーのバックヤードで、うたた寝をしていた偉介は、何故か異世界に転移してしまう。
偉介が転移したのは、スーパーでバイトするハル君こと、青柳ハル26歳が書いたファンタジー小説の世界の中。
スーパーの過剰商品(売れ残り)を捌きながら、微妙にズレた世界線で、偉介の異世界一周旅行が始まる!
冒険者じゃない! 勇者じゃない! 俺は商人だーーー! だからハル君、お願い! 俺を戦わせないでください!
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる