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2章

74 ヒカル、ミミ、ローラの合同訓練②クローントレントを求めて

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7日後



ヒカル、ミミ、ローラは朝翔達に呼ばれ翔の家に向かっていた。



「今日は何するのかな。昨日で訓練は全部終わったよね」



ローラのいう通りヒカルたちは無事翔達の訓練を乗り切った。



「魔力制御はすごい集中したの」



 ミミは魔力制御のl訓練を思い浮かべる。わずかな魔力のずれで失敗してしまうので何度も何度も繰り返し行い体に感覚を叩きこんだ。そのおかげで3人の魔力強化のスキルレベルが中級まで上がった。



「魔力強化もひどかったわね」



 ローラは魔力強化の訓練を思い浮かべる。魔力強化の訓練は30分維持の後、10分間魔力強化しながら翔達の内誰か一人の攻撃を耐えるという訓練を行った。翔達の攻撃は魔力強化をしていれば避けれる又は耐えられる物理攻撃だけに制限していた。この訓練では別の事(防御・回避)に集中しつつ、魔力強化は解かないという実戦向きな練習である。

敵の攻撃を受ける機会が多いヒカルは比較的簡単にクリアできたが、ミミ、ローラはすごく苦戦した。



「魔力察知は本当に疲れた」



 ヒカルは魔力察知の訓練を思い浮かべた。カラフルラビットを捕まえるのだがこれが大変だった。物音を立てるとすぐに逃げ出すので遠くから魔力察知で探知、物音を立てないように慎重に近づき、動きを見て捕まえるという手段が必要だった。失敗しては対策を考えトライ&エラーを繰り返し、やっとカラフルラビットを捕まえた。



 カラフルラビットを捕まえた後、翔達は明日の朝翔達の家に来てほしいと伝えた



 光たちが翔の家に着くとリビングに通された。そこには翔達がいて、3人を見て話し始めた。



「さて、これまで3人には魔力わかる君を用いた魔力制御、全身を強化する魔力強化、敵を察知する魔力察知でカラフルラビットを捕獲してもらった。そこで3人にはある魔物を倒してほしい」



「その魔物は何なの?」



「その魔物はクローントレント。どこにいるかは自分で調べて探すこと。倒した証拠として魔石と何か素材を持ってきて。期限は今日を含めて5日間。それとはいこれ」



と翔は光とミミにローラに渡したローブをわたした。



「無事5日間でクリア出来たら装備を作ってあげるから。じゃあ、解散!」



そして光たちの試験が始まる。



「とりあえず冒険者ギルドで情報を集めてみよっか」



ということで冒険者ギルドの資料室に来た。



「あら、ヒカルくん、ミミちゃん、ローラちゃん、今日はどうしたの?」



 そこにはギルド受付嬢のリリィがいた。どうやら資料整理をしているようだ。



「師匠達に頼まれてクローントレントを倒すことになったので、クローントレントについて調べてるんです」



と聞くとリリィは3人に少し待ってと伝えると奥に入り何冊かの本を持って来た。



「はい、これクローントレントに関する資料よ。ちょうど整理してたら見つけたの」



「ありがとうございます」



と3人はリリィからもらった本を読んでいるといろいろなことが分かった。



まずクローントレントは首都ベルトホルンから徒歩3時間、馬車で1時間の町の近くの森の奥にいるらしい。この街へは1日に3本の馬車が出ているらしいので光たちはこれを利用することに決めた。



 続いてクローントレントについて。クローントレントは森の奥に住むトレントの亜種で倒しても倒して復活する。これには秘密があり地上に出ている木は本体ではなく、本体は周囲の地中にいる。この地中にいる本体を倒さないとクローントレントは倒すことはできない。それを行うには魔力察知が必須スキルとなる。



 本を読み終えたヒカルたちはリリィにお礼を言うと3人はいろいろな準備を行うため商店へ向かった。その後ろを一人の冒険者がこちらに頭を下げた後付いていった。



光たち3人を見送ったリリィは昨日の事を思い浮かべる。



昨夜、夕方冒険者ギルドに翔はやってきた。



「あら、翔さん、今日はどうしたんですか?」



翔に気づいたリリィは声を掛けた。



「あ、リリィさんちょうどよかった。明日なんだけど多分昼頃ギルドにヒカル、ミミ、ローラが来ると思うんだけど、その時クローントレントの資料をさりげなく渡してほしいんだ」



「えっ、クローントレントですか?まだあの3人には早いのでは?」



「実力は十分あると思うんだ。後は3人で協力して実践経験を積んでほしいんだ。それに一応俺がばれないように後ろからついていくし」



「わかりました。資料揃えておきますね」



 3人は準備を整え馬車に乗り込んだ。馬車には3人の他に商人が一人、親子が1組、そして護衛の冒険者が2人乗っていました。馬車に揺られていると男の子が話しかけてきました。



「お兄ちゃん、お姉ちゃんは何しに行くの?」



「僕たちはね、街の近くの森に用があるんだ。君は?」



「僕はね、お母さんと一緒にお父さんに会いに行くんだ。お父さんはね今主張で隣町で働いてるんだ」



と3人が車中で話し込んでいる中、外では一人の冒険者が馬車を走って追いかけていました。





「ボス、そろそろ馬車が通過します。護衛は2人、中には親子が一組、商人が1人、男1人、女一人の装備から初心者らしい冒険者がいやした」



「わかった。この人数なら大丈夫だろう。てめえら、依頼主からは親子だけ生け捕りでそれ以外は好きにしていいって言っているからな。男は殺して女は今日の夜楽しむぞ」



「「おう」」



 彼等の人数は50人。最近ここらに出没した盗賊である。親子の父親に仕事を奪われたある低級貴族の息子が親にすがりつき雇った者達だ。そして今日この馬車を襲うために集まった。



盗賊たちが馬車を襲おうと動きだそうとした瞬間、彼らは地面にへばりついた。そして声が聞こえた。



「冒険者をやっていくうえで盗賊退治は必要なことなんだけどまだあの子たちには早いかな」



盗賊達が顔をあげるとそこには1人の男が立っていた。



「てめぇ、俺たちがだれか知っているのか」



「別に興味はないから知らなくていいよ。どうせ次に目を覚ましたら牢屋にいるんだから」



というと盗賊たちの意識は落ちていった。



 とある町の警護兵が常駐する建物の前でいきなり物音がした。警護隊長が外に出ると目の前にたくさんの盗賊風の男たちが積み上げられていた。そして手前に看板が刺さっており、この者達は馬車を襲おうとした盗賊であり、この街の底辺貴族がその依頼を行ったと書かれていた。そして調査の結果、この街の貴族が捕まりその息子ともども鉱山送りにされたという。



 無事クローントレントが住む森の近くに着いたヒカルたち。旅の疲れをいやすため宿屋を探し今日は休んだ。試練の期限まで残り4日
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