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2章

87 コレクト・スター プレオープン①各国の王族達

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数日後翔はユーナと共に居間である人たちを待っていた。翔の前には【ゲート】が付与された扉が3つ。少し待つと玄関から何人かの声が聞こえ、リビングの扉が開けられた。



「翔、みんなを連れてきたよ」



 そしてリビングに入ってきたのは真保だった。その後ろからはべリオス商店会長のルート、その妻兼秘書のサクヤ、教会兼孤児院の院長ジル、シルキーショップの店長シルキー、家具屋「カグヤ」の店長兼元レオナの指導役のノール、食堂「ファミリア」の店長レッカ、服屋「ラベリーズ」の店長エルザ、冒険者ギルドのギルド長ジン、翔達の弟子であるヒカル、ミミ、ローラの計11名である。



「いらっしゃい」



 翔が挨拶するとみんながそれぞれ挨拶を返した。しばし雑談しているとまた玄関が騒がしくなる。そしてリビングに入ってきたのは



「おまたせ、翔」



「今日は誘ってくれてすまんな」



「お久しぶりですね、翔君」



「翔お兄様、おはようございます」



 レオナが連れてきたメルトホルン国国王アルフレッド、その妻エリザベス、その息子にして王太子エドワード。その後ろからメルトホルン共和国宰相オーグ、メルトホルン共和国国軍総隊長バルト、錬金術師長のフウマの計6名である。ちなみにアルフレッド達の服装は大分控えめで少し裕福な家族とその護衛ぐらいの印象を与えた。これに関してはレオナに事前に頼んで選んでもらった。



 レオナたちがリビングに入ってきたタイミングでリビングに設置された扉から3組の団体が現れた。



 一組目はアリシア率いるエルフの国アージャンダイルの人々である。国王ゲイル、その妻マリュー、そしてその二人の息子にして王太子でもあるメルそして宰相グリーンそして10人余りの警備兵。一国の王族の訪問なのに警備が少ないと思われるが翔達がいるし、いざとなったら時空間魔法でどうとでもなるためなるべく警護の者は少なくしてほしいと翔が頼んだためである。



 二組目はミゼル率いる魔族国家ゼルドロスの人々である。国王ボロス、その妻メイ、そしてその二人の息子にして王太子でもあるアポロそして将軍ガウス。



 三組目はミーシャ率いる天界の代表たちである。序列第1位にして天族の代表アイン、序列第2位にして天界兵団隊長のツヴァイ、序列3位にして天界の法律を定めるドライ。



 3国の王はゲイル、ボロス、アインの順で翔に近づき握手を求めながら挨拶を求めた。



「お久しぶりです、翔さん。無事でよかった」



「久しいな、翔殿。心配したぞ」



「こんにちは、翔さん。今日はよろしく」



 そして他のメンバーも先に来たメンバーと談笑を始めた。ちなみにこの3国とメルトホルン共和国は翔とアリシア、ミゼル、ミーシャの出会いにより国交を持ち、それぞれの国に翔は【ゲート】の魔道具を貸し出し行き来しやすいようにし、それ以降親しくしている。例えば共同演習や技術共有や合同発表会など。



 しばし談笑の後翔は手を叩き注目を集めると



「今日は集まってくれてありがとう。今から皆には俺たちが作ったお店が複数あるお店元の世界ではデパートと呼ばれるコレクト・スターを見てほしい。ちなみに今日は試験日の様なものだからお客はここにいる人だけ。で定員も初めての子が多いから何か不手際があっても多少は大目に見てね」



 と説明し翔は【ゲート】開きその中に消えた。その他に人たちも翔の後に続き【ゲート】に入った行った。【ゲート】がつながっていた先はコレクト・スターの店先だった。



 コレクト・スターを見た一同は驚いた。まず目に入るのは大きさの異なる2つの門。どちらの門構えにもにも白い石材が使われており美しい星と妖精の彫刻が掘られていた。まず小さい門から見ていこう。小さいというが人が4,5人は通れる幅はあるそしてよく見ると地面には一本の白線が描かれていた。続いて大きな門の方は馬車が同時に4台は通れる幅はあり小さいほうの門と同様に地面に白い線が描かれていた。そしてその門を中心に鉄で作成された策が店を囲っていた。



 翔に説明を始めた。まず小さいほうの扉は人用で、大きい方は馬車用となっている。そして地面に書かれた白線は右側が店に入るようで左側が店から出る人用の道となっている。そして周囲を囲む柵は特殊な方法で作成された鉄で作られているため、ドラゴンの突進されても折れ曲がらないほど頑丈となっている。



 そして庭に入った。道は石で舗装されている。この石も少し特殊でとても頑丈だが衝撃を吸収しやすく人や馬の脚にダメージを少なくする作用がある。石道の脇は草や花、木が植えられており緑が溢れており、犬のような動物が数体寝ころんでいた。少し進むと噴水が設置されておりその先の馬車専用の道には馬車を置く広いスペースが広がっていた。人専用の身にはそのまま緑の庭が続いている。そしてそこには



「翔さん、あの魔物は?」



 とツヴァイが庭で寝ている2匹の動物をみながら聞いていた。



「あれは俺の従魔のエンペラータイガーのガルルとシャルル。この店の警護をお願いしてるんだ」



「やはり道中見た犬型の魔物は?」



「うん。ガルルとシャルルの子供。あ、でも安心して、襲わない限り反撃はしてこないから」



 他の人も驚いているがしょうがないだろう。エンペラータイガーのランクはSランク。Sランクの魔物は現れると国が亡ぶといわれるほどの脅威である。さらに



「ここは他にみんなのペ従魔もいるよね?」



 と翔が真保達へ振り向くとそれぞれがペ従魔を呼び出す。すると庭から現れた。



真保の従魔のメイカイフクロウ。名前はホウホウ。



聖の従魔のサンライズペガサス。名前はジュリア。



アリシアの従魔のシルバーウルフ。名前はギンガ。



ミゼルの従魔のホライゾンキャット。名前は雪。



ミーシャの従魔のハーモニーフェアリー。名前はカノン。



レオナの従魔のライジングレオ。名前はショウマ。



全てSランク、コレクトスターを守る守護獣たちである。



「これは・・・変な事したら死ぬな」



「ええ。泥棒や食い逃げなんてしたら・・・。ある意味この国で一番安全な場所かも」



 ボロス、アインは額に汗をかきながらそうつぶやいた。そして一同はコレクトスターのお店の前に着いた。扉は2か所用意されており大きな色ガラスで作られており、扉に近づくと自動に開いた。



「翔殿、これは一体?」



「扉の前の絨毯に重力がかかると魔石が反応し扉が開くんですよ」



「この扉も豪勢ですね。まさかこんな大きな色ガラスを使うなんて。高かったでしょう?」



 マリューは色ガラスの扉に触れながら翔達に聞いて来た。事情を知っているメルトホルン一同は苦笑いしつつその質問を聞いて来た。そしてとうとう店の中に入る。
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