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ブライダルハネムーン
ブライダルハネムーン 6―2 ※
しおりを挟む―ちゅっ・・・ちゅっ・・ちゅぷっちゅぷ・・ちゅっぷ・・ー
「ぁんっ・・あっ・・もうっ・・大丈夫・・からぁ・・ちょうだい、ぅんっ・・おく・・かわいがって・・!」
不甲斐ない諸事情で両手が塞がっていては、絶景を視覚でしか堪能出来ないなど・・・
それならば、唇と舌で堪能すれば良い。回復具合も確認出来て、良いことずくめではないか。
唇で蕾の熱と腫れを、舌でナカの熱さと狭さとを、両方で痛みの有無と・・・ああ、もう可愛らしく敏感で、喘ぎ求める甘い声に理性が戻る事を拒絶する程に、昂る自身を抑えるられぬ。
昨日、“ひりひり”すると可哀想に赤く腫れていた、伊織の可愛い蕾は秘薬と私の禁欲(したと云ったら、したのだ!)によって 、いつもの慎ましい桃色の蕾に回復していた。
ナカは腫れたりはしていなかったが、たっぷりと秘薬を塗布した為か、しっとりと云えば良いのか・・・まったりとした、何とも云えぬ心地よさを舌に感じさせる。
鼻出血は、何とか食い止められたようだ。下腹部のモノは・・・うむ、滾りまくっているが此れはコレで良い。暴発だけは、絶対に避けねばならぬが。
もう、可愛い伊織の大事な処に痛みなど与えぬ様に、確と準備を施さねば。
・・・奥の宮には、良い物が揃っているのだ。・・・うむ、アレが良いな。
両手が自由になれば思う様、伊織の願いを叶えてやれる上、私も昨日からお預け状態で我慢し続けた、伊織の可愛らしさも・・・その愛情を、存分に享受出来るのだ。
・・・伊織、私の願って止まない欲望・・・“いっぱい可愛がって”、であったな?
昨日の分も・・・溺れる程に可愛がるから・・・だから、伊織?その可愛らしい唇で、声で・・・可愛い蕾と熱いナカで・・・頑張った私を愛し受け入れ、可愛がって欲しい。
私の唾液と、昨日とは違う秘薬で塗れ綻び、ぱくぱくと可愛らしくおねだりする蕾に、いきり立つ屹立の先端を擦り付けて熱さと甘さを味わっていると、ぷるぷると震える手が・・・また、アノ堪らぬ光景を見せてくれる。
まろい臀部に添えた手で、蕾を“くぷん”と開き・・・今は、濡れ綻んだ蕾の奥・・熟れて蕩けたナカまでもが眼前に晒された。
目がそこに釘付けになり、鼓動がどくんと大きくなり、いきり勃つモノが更に滾る。
「やぁっ・・イジワルしないで・・ココ、にっ・・早く、ちょうだいっ・・?・・っっあーーっ!!」
そのようなコトをされれば、脳が命令を出さずとも躰は私が最も希む行動を取る。
私の躰は、先端で蕾にキスしたまま、腰をぐんと突き入れていた。
濡れ綻んだ蕾は、私の無体な侵入に抵抗するどころか悦んで私の屹立を迎え入れ、ナカはうねって絡み付き、誘うかのように奥へ奥へと吸い込むようにしゃぶり付く。
「あぁぁーっ!!・・あぁっ!・・あぁっ!・・すご・・っ・ぁぁっ・・」
私のモノが、ずぷずぷとナカに沈む毎に伊織のナカが激しく痙攣して締め付けられる。・・・これは、奥へ進む毎に・・・達ているのか?
ああ、私も・・・もう耐たない・・!
早く最奥を捏ね抉って射精たい・・・っ!
逸る想いのまま、ずんっと奥まで突き上げれば亀頭をきゅっと食い締められ、先端に吸い付かれる。同時に幹は絡み付かれ、扱き上げるナカの蠕動に歓喜しビクビクと暴れ、待ち望んだ快楽に流されるままに欲望を放つ。
「・・・っ・・伊織っ!!」
あまりの快楽に、奥を穿ったまま動けずに伊織の背に覆い被さったまま抱き締める。
渦巻き逆流するような快楽に、震える自分の躰を伊織に押し付ければ、彼の躰も震えているのを感じている。
がくがくと震える伊織の、背中から腰に腕を回してその躰を支えながら、ゆっくりと抱え上げて後ろへ倒れるように背面座位へと体位を変える。
あのままでは、華奢な伊織を私で押し潰してしまいかねないからだ。伊織が躰の下に居なければ、そのまま倒れこんでしまう程の・・快感であった。
自らの手で奥まった処を開き、淫らに私を誘う伊織に、その仕草と求め蕩ける体に愛欲と興奮を危険な程に煽られた。
その上に、あれ程に蕩けて私を求める蕾とナカが・・・挿入しナカを擦り上げるだけで極め痙攣し続けるなど・・・
狂おしい程の悦楽に苛まれ、奥に到達したと同時に・・・欲望の白濁を、耐える事すら赦されず奪われた。
・・・此れ以上の至高の快楽など、存在せぬのではないかと思う最上の極み、だった。
私の胸に躰を預け、整わぬ早い呼吸を繰り返す伊織を抱き締め、自身の呼吸と体内の激流を落ち着ける。
震え続ける伊織に、私は屹立を抜くべきかと無意識に腰とまろい尻を掴み、撫でる己の手が殊の外・・・厭らしい動きであった様だ。
「んぁっ・・や・・いま、えっちに・・おしり、したら・・だめっ・・」
「・・・ぁ、く・・・っ!」
柔く食んでいた蕾がきゅっと締まり、快楽の後の甘えの様にぴたりと絡み付いていたナカは、奥へとうねり吸い付くかの様に絡み付き始める。
自身の躰の反応に、急激に高められて助けを求める様に私を振り返った伊織の貌の、快楽を享受し淫らに放つ「」色香に・・・腰のまろいカーブを強く握り、引こうとした腰を強くそこに押し付けた。
快楽と熱に蕩け潤んだ漆黒の瞳と、目尻には透明な雫を湛えて私を見つめ、紅い頬には快楽に溢した涙の跡。紅を引いたように濃く色づいた唇の端からは、喘ぎ飲み込めない甘露が零れている。
・・・私を深く受け入れながら、こんなに蕩けていて可愛い貌を見せる伊織を離すなど・・・っ・・無理だ。
「ぁっ?!・・・ぁぁああっ!!」
「・・伊織っ・・ぅっ・!!」
・・・視線が絡み付いた瞬間、私は自覚も自制もする事すら出来ず、再びその熱い褥に熱情を打ち込んでいたのだ。
・・・至上の極みは、まだまだ・・・だ。伊織との交合は、一瞬一瞬が至高であり至上であると、たった今・・・思い知った。
伊織と私の交わる処が、濡れた音が絶え間なく奏で、私の腹に擦り上げられる伊織の屹立の濃紅の先端から零れる蜜が滴り落ちて、更に淫らに響かせる。
ーくちゅ・・くちゅっ・・ちゅ・・くちゅんー
「ぁっ・・ぁん・・おく・・ぅ・・ぐりぐ、り・・あっ!・・そ、こ・・イイ・・よぉ・・」
ーぐちゅ・・ぐち・・ぐちっ・・ばちゅ・・ー
「・・ふ・・っく・・ここ、か・・?・・ぐっ・・奥に食まれて・・もっと、奥まで・・か?」
「っ、っ・・・ぁぁああっ!!」
向かい合わせに抱き合い、座した私の上の伊織と隙間の無い程に密着し合い、睦み合う。
互いに躰を離さずに、奥を抉りナカを捏ねるように愛撫する。挿入たり引いたりをせず、奥と最奥の扉だけを可愛がるのは・・初めてだ。
幹はナカのうねる壁に絡み付かれて、奥を突いて腰を回せばきゅんきゅんとしめつけられ、痺れる程に気持ちが善い。
私に全てを預け、愛撫に感じて素直に乱れる、従順な伊織が・・・とても愛おしい。
可愛く蕩ける頬に口付け、紅く色付く唇と深く睦み合いながら、押し寄せる快楽に淫らに止められぬ腰で伊織の奥を抉るように捏ね続ければ、そこは柔らかく蕩けて扉の縛めが解かれていく。
私の懇願に、最奥へ踏み込むことを許されたようだ。
また、あの場所を私が犯す事が出来るのか・・・
気付けば伊織の肩を抱き締めて、ぐっと腰を突き上げれば開きっぱなしの唇から甘い悲鳴が上がる。
「ひっ・・?!やぁぁぁぁっ!!・・・そこ・・だめっ・・・ぁぁあ・・でちゃ・・・!!」
私の腹で震える伊織の濃紅色の先端から白濁が、直ぐに透明な雫が溢れる。
「ぅっ・・・ぁあ・・・!!」
何と云う悦の責め苦であるか・・・奥で雁首をキツく食まれて射精を許さぬのに、最奥に包まれる亀頭をやわやわと食みながら子種をねだって先端に吸い付き・・・
射精しておらぬのに、達しているかの様な快感が走るのだ。
ナカの屹立が、出していないのに達ているから、びくびくと奮い滾り続けて・・・ナカが狭くてキツくなっているのは・・・私のモノがはち切れんばかりに勃起しているからだ。
伊織の最奥は、まだまだ青い未開の蕾だ。私とて、ここに踏み込んだのは2度目。・・・これ以上の愛撫はいかに優しく甘やかそうとも、伊織にはまだ過度の快楽であろう。
・・・それが分かっていても、ここに挿入りたかった。伊織の全てが欲しい・・・最奥で睦み合いたい・・・私を刻み付け、伊織に取り込まれる程に私を深く貪り尽くして欲しい、と。
伊織の下腹部の、濃紅の先端は口を開けながらぴくぴくと震え、とろとろと薄い白濁を溢し続けている。過ぎる快楽に苛まれ、仰け反って震える伊織を抱き締め、最奥の扉を一旦閉じて、伊織が甘く啼くいつもの奥へと屹立の切っ先を引き戻す。
そして、揺らしてあやすようにナカを甘く愛撫する。
・・・じっとしていては、今の嵩と質量では圧迫が過ぎて、伊織も私も辛いからだ。
暫くそうして甘やかせば、伊織から漏れる声は甘く変わり、震えていた吐息も熱っぽい甘さに落ち着いた。
「・・・大事ないか?・・・すまぬ、伊織の最も奥に入る事を許され、悦びで昂り過ぎた。もうせぬ故、もう少し・・・愛交を求めても良いか・・?」
私の胸板に凭れる伊織が、やっと貌を上げて私を見る。
啼いて濡れ潤み、赤くなってしまった瞳と頬は、艶やかすぎる色香を放っているが、浮かべる表情は愛らしく蕩けていて。その艶やかな唇は、音もなく口付けを求める言葉を形作る。
求めがなくとも、何時でもいくらでも口付けていたい私は、すぐにその唇を奪うのだが。
そっとといた唇から、伊織の少し掠れてしまった声が零れる。
「・・・もう、大丈夫・・・だけど・・なんだか、すごくって・・・えっちだっ・・!あんな・・おく、俺、しんじゃうっ・・・」
「・・・辛かった・・か?もうせぬ故、許せ。・・・私も、あまりの快と悦に我を忘れた」
ん・・・?私の膝の上の伊織の腰がゆらりと揺れた・・か?
快楽の残滓の震えかと思うそれは、ゆらゆらと伊織の腰から発せられる揺らぎだと気づく。
「・・・っん・・いまはっ、もうしちゃ、だめ・・だけど、また・・・こんど、・・・一番、おくで・・・いるふぁんが、ほしい・・・」
「・・・!!伊織っ・・・!」
“ダメだけど、またこんど”とは、何とも伊織らしい・・・恥ずかしがり屋で慎ましくて可愛い、愛らしく私を煽るのが巧くて困る。
堪らぬ想いを抑え、淫らに腰を揺らす可愛い伊織の、まろい尻を掌で包み込み・・・それでは我慢しきれずに、感触を楽しむように揉みしだく。可愛い声を漏らす伊織の耳元に唇を寄せ、彼がいつもふにゃりと腰を崩すと密かに知っている声で囁く。
「伊織の可愛いこれは、“えっちなお尻”であったな・・・?それならば、あの最奥で愛し合える程に・・・もっとえっちにしてしまおう・・・可愛いぞ?伊織・・・」
次の時には、もっと奥と・・・私の屹立にも秘薬をたっぷりと塗り込み・・・あの場所にまで満たせたなら・・・奥の青い蕾も、艶やかに華拓かせられる・・・やもしれぬな。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
昨日と違う秘薬とは・・・いっぱいシても、腫れたり痛くならない上に・・・もっと気持ち善くなっちゃうお薬です(*≧д≦)
いろいろなお薬が常備されています。だって、そういう所なんですものっ・・・
応援ありがとうございます!
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