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遅かれ早かれ(side美夜飛)
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しおりを挟む後孔をじゅぷじゅぷ卑猥な水音を鳴らしていじめ抜きながら、兼嗣は呼吸を荒らげ、恍惚とした顔でこちらを見下ろす。
「分かる……? とろっとろだ……。あんなに嫌だって言ってたくせに、全然抵抗なく入っちゃうよ。ほら、くぽくぽ出入りしてるの、分かるでしょ? 俺の指、美味しいって言ってるみたい……」
「ぅ、ぁ……ちが、あぁ゙……っ、」
変態に変態なことされて、しっかり感じてる自分のほうが変態みたいで、奥がじわっと熱くなる。
本当に違うのに、こんな甘ったるい声では説得力なんて皆無だ。
でも、俺以上に欲望に支配され、興奮にギラついた兼嗣と、視線が絡んで。
その目に見られると、胸が張り裂けそうに苦しく、ぎゅうっと熱く、心臓をわし掴まれたように締めつけられる。
「ぃあッ、アッ……見る、な……ッ」
「……みーちゃん?」
「や、やぁ……っ見るな、みるな……っ、ぃやだッ、こんな、こんなのっ、ぁ、あぅ、だめ、だめだぁ……ッ」
こんな、汚点でしかない俺の痴態に、どうしてそんな目で見てくるんだ。
身体中に燃え広がる羞恥心。
視線で、声で、指で、犯される。侵され、る。
目に焼きつけようとするうっとりした表情が、その双眸に俺しか映ってないのが、こわいのに。
「はあ……、は……すごい、ああ、俺の指で感じてるみーちゃん、かわい……。目、うるうるして、とろんってなってる……。そんなにイイ? ナカが全部、きもちい?」
「なって、な……っ」
「なってるよ。口も、もう呂律おぼつかないの、自覚ない? 上も下もゆるゆるのお口、かわいいね。ほんと、世界一かわいい、えっちすぎる……」
自身を扱いていた手で唇をぐにぐに触られて、首を振った。
「っんぁ、さわ、んな……ッ、やぁ……っ」
不気味な笑みさえ浮かべるその表情も、ふざけた戯言も、ぞくぞくとした悪寒はすべて、今は快感に成り下がる。
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