恋のヤンキー闇日記

あらき奏多

文字の大きさ
50 / 107
遅かれ早かれ(side美夜飛)

36

しおりを挟む



 腹の間でぬちゃぬちゃと自身が擦れ、だらだら漏れる先走りが互いの肌をぐちゃりと濡らす。

 触れている面積が広いせいか、熱を分け合って、どろどろに溶けだしていくのを全身で味わう。

「あっ、ぁっアっ、あぅッ、んぁッ、ぁァあ──っ!」

「は、ぁ……みやび、呼んで、俺のこと……っ」

「あっ、ぁあ……っ、かねつぐ、かねつぐ、ぅあ……っぁあん……ッ」

 ばちゅばちゅと打ちつける、破裂音の間隔が短くなっていく。

 それだけ兼嗣の余裕が擦りきれ、限界に近いらしい。

 粘着質な音も、いやらしい空間も、擦れてぬめる勃起したそこも。
 全てが切ない疼きに変わって、腰がガクガクして、そのもっと奥から鮮やかな快感の波が湧きだしてくる。

 口を開きっぱなしにして泣きながら喘ぐ俺を、兼嗣が強く、感極まったように、手繰りよせて掻き抱いた。

「は……っ、すきだよ、みやび。全部すき……っ、かわいい、すき、あいしてる……」

「は、あ……ッ、あぅんっ、アっ、も、やっ、やぁッ、だめ、だめッ、かねつぐ、かねつぐっ……、~~ッッ!!」

 そんな……、そんな愛おしそうな顔、するな。
 合意のセックスみたいな雰囲気を出すな。

 同化した熱い肌が、荒い息遣いが、余裕のない声が、熱い手のひらが。大きな身体と、嗅ぎなれた匂いが。

 兼嗣に抱かれている事実を、突きつける。
 
 俺はお前なんてすきじゃない。
 サイテーだ、俺の身体、変なふうに改造しやがって、こんなに、気持ちよくなったら、もう、もどれない、せいじょうなはんだんも、なにも、わからなくなってしまう。

「やっ、ぁ……イ、イってぅ……ッ、イくの、とまんな……っ──!」
 
「ッん、は……っあぁ、!」

 耳許で、兼嗣の切羽詰まった低い吐息が吐き出され、極限まで膨れ上がった快感が、熱が、身体中を満たす。

 温かくて激しい感情に包まれ、淫らな多幸感でいっぱいになって。
 何かに縋りたくて奥を突き上げる兼嗣の腰を太ももで挟むと、きゅうっと、ナカまで締まる。 

「……ッ、んぁ゙──……っ!」
 
「う、ぁ……っ、みーちゃん……っ」

 上擦った声で名前を呼ばれるのが、嬉しいなんて。


しおりを挟む
感想 4

あなたにおすすめの小説

番を拒み続けるΩと、執着を隠しきれないαが同じ学園で再会したら逃げ場がなくなった話 ――優等生αの過保護な束縛は恋か支配か

雪兎
BL
第二性が存在する世界。 Ωであることを隠し、平穏な学園生活を送ろうと決めていた転校生・湊。 しかし入学初日、彼の前に現れたのは―― 幼い頃に「番になろう」と言ってきた幼馴染のα・蓮だった。 成績優秀、容姿端麗、生徒から絶大な信頼を集める完璧なα。 だが湊だけが知っている。 彼が異常なほど執着深いことを。 「大丈夫、全部管理してあげる」 「君が困らないようにしてるだけだよ」 座席、時間割、交友関係、体調管理。 いつの間にか整えられていく環境。 逃げ場のない距離。 番を拒みたいΩと、手放す気のないα。 これは保護か、それとも束縛か。 閉じた学園の中で、二人の関係は静かに歪み始める――。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

R指定

ヤミイ
BL
ハードです。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

平凡ワンコ系が憧れの幼なじみにめちゃくちゃにされちゃう話(小説版)

優狗レエス
BL
Ultra∞maniacの続きです。短編連作になっています。 本編とちがってキャラクターそれぞれ一人称の小説です。

後輩が二人がかりで、俺をどんどん責めてくるー快楽地獄だー

天知 カナイ
BL
イケメン後輩二人があやしく先輩に迫って、おいしくいただいちゃう話です。

BL団地妻-恥じらい新妻、絶頂淫具の罠-

おととななな
BL
タイトル通りです。 楽しんでいただけたら幸いです。

処理中です...